空気人形


女性の代用品(空気人形)が心を持ち

動き出すお話。

途中、いやそれはないわーと

つっこみたくなるものの

そもそもファンタジーやしな。

と自制しながら見ていた。

でも、

なんか心が引っ張られるというか。

やっぱ是枝さんすごいなー。

最初は好感を持っていなかった主人公に

知らないうちに惹かれていたのか

気がつくと彼女のピュアさに

ただ泣きたくなる瞬間が。


彼女の回りにいる人も

同じように

心の中は空っぽだという。

言葉にはせず

必死に日常を生きている。

人間ってそんなもんなのかも知れない。


それにしても

彼女を本当の人間(彼女)のように

話しかけ外に連れ出し

心を持つきっかけであったであろう

所有者のおじさん(板尾さん)。

何度も「これはやばいやろー」

「クレイジーすぎるやろー」

とニヤニヤしながら見てましたが、

誰にも迷惑かけずに

自分の要求や幸せを得ていて

現代人の鑑なのかも!?と思い始める。

そして、突然新しいお人形を入手。

それまで彼女が心を持っていることを

気づかなかったのに(フリ?)

居心地の悪さを感じていたのかな。

自分は人形が欲しいだけで

心なんかいらない。

そう言い切るおじさんの格好よさ。

びびりました。


スマホやコロナ、

個人が際立つ時代

そんな時に人が求めるのは

あくまで自分に気持ちよく対応してくれる

アンドロイドっていうのは

普通に想像できる世界になってきた。

人間ってワガママで面倒臭いもんなー。


せめて我が家我が子には

人と触れ合う色んな感情を

プラスに思えるようよう。

そうありたい。