ニューヨーク不妊治療日記

ニューヨーク不妊治療日記

~感謝・感謝の日々を綴る~

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いよいよ本格的にタイミング法をチャレンジすることに。基本は、生理が始まってから11日目からだいたい1日おきに病院へ通い、その日から内診で卵胞の大きさを見ながらタイミングを計って子作りをするというものです。卵胞の大きさが排卵しそうなくらいに成長しているのを見届けると、先生が排卵誘発剤をお尻に注射してくれて、いつ’仲良くしなさい’という指示が出るので指定された日に仲良くするわけです。だいたい1日おきくらいに3回くらいだったかなぁ~。我が家は元々そんなに回数が多い夫婦ではないため、というより夫がそんなに意欲的な人ではないため(だいたい週末のみ1回)週中に3回っていうのは夫にとってはかなり大変だったと思うけど、なんとかがんばってくれました。でもこれって、ロマンチックというよりはホント、子作りのためにやってるってかんじであんまり楽しくないかも。


タイミング法をやればすぐに授かるのかなぁーくらいにかるーく考えてたのに、3ヶ月ほどタイミング法を試してみてもかすりもせず。やっぱり夫の精子くんたちは弱くてダメなのか・・・でもこの頃はまだまだ余裕でいた私たち。私の友人ですでに体外受精をトライしてた人からは、「coocooちゃんはまだ若いんだから、すぐに人工授精をやってみなさい。そうすればすぐにできるわよ、それに人工授精って安いしね!」というアドバイス。そっか、人工授精ならそんなに簡単にできるのね~。最後にタイミング法をやったのが2006年2月だったのだけれど、そのあと6月には海外の別のところへの転勤が決まっていたため、人工授精は次の赴任地へ行ってからということでタイミング法を終える。


我が家の治療履歴


2005年 秋  初の産婦人科訪問

2005年12月 タイミング法開始

2006年 1月 タイミング法2回目

2006年 2月 タイミング法3回目→タイミング法をあきらめる

2006年 6月 次の赴任地へ異動 

病院へ行った日の夜、私は少し緊張しながら夫の帰りを待っていました。そして夫の帰宅。最初はもちろん検査結果のことをすぐに切り出さず、その日にあったことなどを話す・・・。実は私、自分から検査結果のことを切り出す前に、夫が聞いてくれるとおもっていたんです、だって今日病院に行ったことわかってるはずだから。でもどれだけ時間が経っても聞いてこないし、わざとその話題を避けているってかんじでもない。本当にその日に私が病院へ行ったってことが、頭の中から抜け落ちてるかんじ。我が家の夫はとっても素直な人なので、いろんなこと計算して発言したり、駆け引きして話したりすることはないから、本当に忘れてるだけなんだろうなぁ・・・と。でも検査結果が出た以上、それを報告しないわけにはいかないと私から切り出す。


「今日、病院行ってこの間の検査結果聞いてきたんだけど・・・」


「そうだったねー、どうだった結果??


「うーん、私には問題がないって言われたんだけど、あなたにはあるみたい・・・」


「えっ??何??」


「問題はあなたにあるって言われた、あっ、でも自然にできないほどひどいわけじゃないから大丈夫だって」

と、紙のデータを見せながら、精子の量、運動率、奇形率とも標準より低いってことを説明。夫はしばらく絶句・・・、そしてながーい間の後のひとこと。


「でもあの検査したときは仕事が忙しかったし、前日には少しお酒も飲んでたから、もう1回検査すれば違う結果が出るんじゃないの??」

やっぱり、私が考えていた通りの質問がかえってきた。


「私もそう思って聞いてみたんだけど、量は増えるかもしれないけど、全体のパーセンテージにはそんなに大きな変化はないだろうって。でももし希望するならもう1回検査してくれるって言われたよ、どうする??再検査する??もしドクターから詳しい説明が聞きたいなら、2人でもう1回行けば再度結果説明もしてくれるって。」


「結果がかわらないなら、再検査も説明もいいや」


本当はもっとオブラートに包むように言ってあげなくてはいけなかったんだろうけど、なんせ素人だからどうしても単刀直入になっちゃった、ごめんよ。普段はちょっとやそっとのことじゃ動揺しない夫だけど、やっぱりこの事実はかなーりショックだったみたい。私もそんな夫の姿をまのあたりにしてかなりショックを受けてしまいました。でもショック受けてても数値が改善するわけじゃないから、今後どうして行くかを話し合わねば・・・。


「ドクターはタイミング法から始めてみたらどうかって言ってたけど、どうしようっか??」


「早いうちがいいのであればすぐにでも始めよう!」


不妊治療のこと、なーんにも知らない夫にタイミング法がどういうものであるかをざっと説明して、すぐにでもタイミング法でべビちゃんに挑戦することをお互いに確認しあった。よかったー、ショックは受けているようだけど、子作りへの意欲は失っていない様子だから。これでタイミング法でなんとか授かれれば、夫の喪失した自信も戻るかもしれないしね・・・。と次回のドクターの予約で早速、タイミング法でのべビ挑戦を始める、私32歳、夫35歳。このときはかなり気楽に考えていて、タイミング法ですぐにでも授かると信じていました、べビを授かるまでの道のりがまだまだ遠いことは、このときの2人には知る由もありませんでした。


私の経験から、夫やパートナーに問題がある場合はやはりドクターから告知してもらうのが一番いいのではないかと思いました。素人がどれだけドクターと同じニュアンスで事実を伝えようと思ってもやはりどうしても単刀直入になるし、男の人としても自分の妻やパートナーから言われるとプライドが傷つけられるんだと思うので。ドクターの前で、同時に告知されることで、いろんな質問もできるし、それ以降の方向性も示してもらえるし、少しはプライドも保てるのかと。それにやっぱりまだ世間では、不妊=女性の問題っていう認識が強いようで、男性が自分に問題があるかも!!って思ってるケースが少ないから、受けるショックも大きいのかなぁーと思います。それでも女性側として気をつけなければならないことは、夫に原因があるからと決して夫を責める行為だけはしてはいけないということ。これは、私が今振り返っても反省すべき点でもあります。




2人とも無事に検査を終えて、あとは結果待ち。どんな結果が来るのだろう、異常なしならいいけど・・・と私はちょっと不安。夫はあまり気にしていない様子。



私の検査を始めてから約1ヶ月後の2005年11月頃、病院から連絡があり検査結果を聞きに行くことに。私は夫も一緒に・・・と思ったのだけれど、平日で仕事があるからとパス。自らの体の異常を告げられたとき、私は平静でいられるだろうか・・・と緊張するが、夫に仕事を休んでまで来て欲しいとは言えないから、1人で病院を訪ねた。


まずドクターは、卵管造影のレントゲン写真と私の血液検査の結果を取り出す。私、生つばを1回ゴクンと飲み込んで腹を据える。すると、


「検査の結果ですけどー、奥さんには異常はみられなかったんですよねぇー、排卵もきちんとしているみたいだし、卵管も通ってるみたいだし・・・。問題はだんなさんの精子にあるみたいんなんですよー」


っと、夫の採精検査の結果を見せられる。


「えっ、えっ、異常があるのは私じゃないのー??」


私、あまりの意外な検査結果に、かなり動揺。きっと自分に異常があると言われたより、動揺してたかも、ある程度覚悟できてたからね。結果は、そもそもの精子の数が少ないのはもちろんのこと、精子の運動率もかなり低く、奇形率も高い、とのこと。要するに、正常で元気な精子の数が少ないため、卵子にたどりつくまでに淘汰されて受精しにくいのではないかとのドクターの見解。でも、自然に妊娠できないほどの重症ではないので、とりあえずタイミング法から始めて様子を見てみましょうとの結論でした。我が夫の結果より悪かった人でも、自然妊娠にいたった人はいっぱいいいるからと。それでも私は食い下がって、夫が疑問に思いそうなことを質問してみる。


「今、仕事がすごく忙しくてすごく疲れている状態で採精検査したんですけど、もう1度元気なときに再検査したら、結果は変わるものですか??」


「うーん、たぶんほとんど変わらないでしょう。もちろん、精子の量は増えるかもしれませんが、量が増えても運動率や奇形率に大きな変化はないはず。もちろん、再検査することは可能ですが、同じような結果にショックを受けるだけではないかと」


「はぁー、そうなんですか・・・」


「問題は、この結果をどうだんなさんに伝えるかですね。男の人はデリケートなので、あんまり単刀直入に言うとショックでその後の性生活に支障がでるかもしれませんので、オブラートに包むように優しく言ってあげてください。決して相手を責めるようなことを言ってはいけませんよ」


頭ではわかっちゃいるけど、どうやって切り出そうか・・・病院からの帰り道、とっても悩んで帰ったのを今でも覚えています。自分が原因ではなかったという安心感よりも、夫にどう伝えようかという方が私にとっては大きかった気がします。だって、夫はなぜか私に原因があるってことを最初から確信していた様子だったので・・・。そして夫への告白&反応へと続く・・・