病院へ行った日の夜、私は少し緊張しながら夫の帰りを待っていました。そして夫の帰宅。最初はもちろん検査結果のことをすぐに切り出さず、その日にあったことなどを話す・・・。実は私、自分から検査結果のことを切り出す前に、夫が聞いてくれるとおもっていたんです、だって今日病院に行ったことわかってるはずだから。でもどれだけ時間が経っても聞いてこないし、わざとその話題を避けているってかんじでもない。本当にその日に私が病院へ行ったってことが、頭の中から抜け落ちてるかんじ。我が家の夫はとっても素直な人なので、いろんなこと計算して発言したり、駆け引きして話したりすることはないから、本当に忘れてるだけなんだろうなぁ・・・と。でも検査結果が出た以上、それを報告しないわけにはいかないと私から切り出す。
「今日、病院行ってこの間の検査結果聞いてきたんだけど・・・」
「そうだったねー、どうだった結果??」
「うーん、私には問題がないって言われたんだけど、あなたにはあるみたい・・・」
「えっ??何??」
「問題はあなたにあるって言われた、あっ、でも自然にできないほどひどいわけじゃないから大丈夫だって」
と、紙のデータを見せながら、精子の量、運動率、奇形率とも標準より低いってことを説明。夫はしばらく絶句・・・、そしてながーい間の後のひとこと。
「でもあの検査したときは仕事が忙しかったし、前日には少しお酒も飲んでたから、もう1回検査すれば違う結果が出るんじゃないの??」
やっぱり、私が考えていた通りの質問がかえってきた。
「私もそう思って聞いてみたんだけど、量は増えるかもしれないけど、全体のパーセンテージにはそんなに大きな変化はないだろうって。でももし希望するならもう1回検査してくれるって言われたよ、どうする??再検査する??もしドクターから詳しい説明が聞きたいなら、2人でもう1回行けば再度結果説明もしてくれるって。」
「結果がかわらないなら、再検査も説明もいいや」
本当はもっとオブラートに包むように言ってあげなくてはいけなかったんだろうけど、なんせ素人だからどうしても単刀直入になっちゃった、ごめんよ。普段はちょっとやそっとのことじゃ動揺しない夫だけど、やっぱりこの事実はかなーりショックだったみたい。私もそんな夫の姿をまのあたりにしてかなりショックを受けてしまいました。でもショック受けてても数値が改善するわけじゃないから、今後どうして行くかを話し合わねば・・・。
「ドクターはタイミング法から始めてみたらどうかって言ってたけど、どうしようっか??」
「早いうちがいいのであればすぐにでも始めよう!」
不妊治療のこと、なーんにも知らない夫にタイミング法がどういうものであるかをざっと説明して、すぐにでもタイミング法でべビちゃんに挑戦することをお互いに確認しあった。よかったー、ショックは受けているようだけど、子作りへの意欲は失っていない様子だから。これでタイミング法でなんとか授かれれば、夫の喪失した自信も戻るかもしれないしね・・・。と次回のドクターの予約で早速、タイミング法でのべビ挑戦を始める、私32歳、夫35歳。このときはかなり気楽に考えていて、タイミング法ですぐにでも授かると信じていました、べビを授かるまでの道のりがまだまだ遠いことは、このときの2人には知る由もありませんでした。
私の経験から、夫やパートナーに問題がある場合はやはりドクターから告知してもらうのが一番いいのではないかと思いました。素人がどれだけドクターと同じニュアンスで事実を伝えようと思ってもやはりどうしても単刀直入になるし、男の人としても自分の妻やパートナーから言われるとプライドが傷つけられるんだと思うので。ドクターの前で、同時に告知されることで、いろんな質問もできるし、それ以降の方向性も示してもらえるし、少しはプライドも保てるのかと。それにやっぱりまだ世間では、不妊=女性の問題っていう認識が強いようで、男性が自分に問題があるかも!!って思ってるケースが少ないから、受けるショックも大きいのかなぁーと思います。それでも女性側として気をつけなければならないことは、夫に原因があるからと決して夫を責める行為だけはしてはいけないということ。これは、私が今振り返っても反省すべき点でもあります。