自立の道をずっと探してる

深く


でもわかればわかるほど
わからなくなる

筋肉が強張る

怖い

寂しい
痛い


でもたまに

胸の奥底から熱が吹き出して俺に生きる意味を分からせようとする

この道を行けば深く心の底まで傷つく事になる

でもこの痛みから逃げたら死ぬぜ

ってさ


街には今日も死人が溢れる
面白い

芝居ってのはなかなか面白い

よくある質問で何が面白いのってのがある
すると聞かれた方はやってみないと分からないよって言う
それで質問した方は分かった気になる

けど実際はお互い何も分かってない
の前に考えてない
そして何となく過ぎる日々

現代に蔓延するニヒズムてヤツだ

まそれはさて置き

芝居には不思議な魅力がある
確かに観るのとやるのとではまるで別モノだ

観る方は単に絵画や彫刻が出来上がるのをリアルタイムで見ているような感覚

演じる方はそれをパフォーマンスとしてみせている

ただ絵画や彫刻と違って演技はとても感覚的
自分のイメージを形にする際のタイムラグがほとんどない

俺は絵も描くがそこがネックだった
思い通りの形にするには集中力が続かない
出来上がる時には熱が冷めてカビだらけの腐ったチーズみたいになる
それが良いって意見もあるけど

まぁでも俺には感覚的に表現出来る芝居の方が合ってる

芝居の面白さは難解なパズルを一個一個解いていくような、出来上がる前にいくつもの達成感があるような面白さがある

逆に一度やり出すと止められない麻薬的な怖さはある

俺はとんでもないモノに手を出してしまったのかもしれないな