私はその頃、友人達が必死でリクルートスーツを着て、メイクもその業種に合わして、面接をうけに行く姿に少し焦りだして迷っていた。
私の夢は留学だった。短大から1年でもいいから海外で生活して勉強がしたかった。異文化に触れてみたかった。
だけど長引く不景気で家業が潰れて、そんな事口が裂けても言えなかった。
だからそもそも行きたい会社なんて無かった。
だけどみんなが歩くそのレールに乗らないと、ってな感じでゆっくーり歩いていたら見えてきた。
不景気の恐ろしさが。
面接に行ってまるでストレスの吐口のように面接官から罵倒されたり、イヤミを言われたり、圧をかけられたり。
きっと採用する気なんてないけど、学校との関係で面接してるのかって思った。(→きっとそうだ。これは間違いない。)みんな暗い顔で疲れ切って学校へ帰ってきてた。泣いてる子だっていてた。
挙句に内定もらったって喜んでた数ヶ月後に会社の倒産なんて事もあった。
それでも頑張って筆記試験とか受けたりしてたんだけど、ある日合同説明会みたいなのに参加することになって、その行き道に下り坂があった。周りには何もないところで、ふと顔をあげて行く道を見下ろして同じ色のリクルートスーツを着た行列を見た時、
「蟻やん🐜笑」
はい。この瞬間に私の就活は終わりを告げました。
意味わかんない大人に媚びるの嫌だった。
同じ色の同じ形のスーツ着て、「個性」が死んでた。
🐜って思ったら、【いや、蟻🐜さんが悪い訳じゃない】なんか、やーめた!やーめ![]()
って。
40過ぎて思うよ。
これこそが若さだってね。
私の就活の思い出は人間と社会の汚い部分に触れて、逃げたこと。
そんな事を思い出しちゃった、ってお話しでした。