貴方の頬にキスしながら
貴方の首筋に腕を絡めて

あなたのリズムを感じながら
私の奥で波が揺れて
いつまでも漂っていたいの

時々
目を開けて
あなたを確認して
髪をかき上げて
力を入れて
別にあの人の
たった一人になりたい
なんて思わないから

ただ心地良くて
目先の快楽に溺れたいだけ

私の体を伝う指が
私を自由にするだけ


あの人の上で
揺れていたいだけ


眠った腕を引き寄せて
目を閉じるだけ

押し寄せる波に
体を委ねるだけ

心地よくて
眠りたくないの

泣いてばかりでごめんね

わがままばかりでごめんね
困らせてばかりでごめんね

あなたがいつも
頭をなでてくれるから
歌ってくれるから
私はおとなしくなって
眠くなる
悲しいこともやなことも
全部消えていく


あなたのそばで
あなたの声を
いつまでもいつまでも聞かせてください