原子力規制庁へ申し入れをしました
2月16日、市民ネットも参加している 「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」 で、
ID不正入室問題について、原子力規制庁へ申し入れを行いました。
原子力規制委員会委員長と原子力規制庁長官宛ての文書を、原子力規制庁柏崎事務所に渡して1時間ほど問題点の指摘や抗議をし、担当者とやり取りをしました。
回答は後日文書でいただくとともに、再度説明をしていただく予定です。
申し入れの内容は、以下のとおりです
竹内が感じたこと
ID不正利用問題は核セキュリティーにかかわることなので、柏崎事務所を通さず東電から直に東京の原子力規制庁(本庁)に報告があり、その後柏崎事務所にも報告があったのだそうです。東京から原子力規制庁の担当官がきて立ち入り調査をした際も、地元の規制事務所は蚊帳の外だったらしい。
毎日のように原発で抜き打ち検査を行っている地元の規制事務所なら、
東電のIDカードの扱いのいい加減さを、以前から知っていたのではないかと思うのです。
でも、核セキュリティーは本庁が直に扱う案件だといいって関与しない姿勢です
原子力規制庁も東京電力と同じ
東電はいつも、現場の社員や協力企業の気づきや違和感を生かせず、
結果ミスだけでなく不正行為、トラブルを防げない、風通しが悪い企業体質です。
今回のことをみると、原子力規制庁も東電と同じで風通しが悪い。
現場の気づきを生かせない、というかもみ消す。
原子力規制庁の中の原子力規制部ではなく、長官官房(本庁)の放射線防護グループで、政治的に判断している印象を受けます。
規制委員会と規制庁の組織図
赤丸印がIDカード不正使用についての対応の判断をした
原子力規制
IDカード不正利用があったのが9月20日
柏崎刈羽原発を動かすと明言した首相が誕生して間もなく、
9月21日東電から規制庁へ報告
10月14日7号機の工事計画認可
10月30日保安規定認可で再稼働へ急加速
11月15日は柏崎市長選挙で推進派市長危機感
そして今年1月、これらが終わって
新聞報道の直前に規制庁から規制委員会に報告、不正発覚
何が何でも、隠しておきたかったのではないかとも思います。



