新人さんについて疑問に思うと書いたので、私の初出勤の体験談を少し書きたいと思います。これで私の職場のあるべき像がわかっていただけるかと思います。


今回はヨーロッパ編とカナダ編。


まずヨーロッパ。


私が働くお店の町へ引っ越してきた当日、お店のスタッフが私を駅まで迎えにきていた。


荷物を家に置きにいったのち、そのままお店へ直行。


その時いた店のスタッフ全員にこれから働く事になったと一人ずつに挨拶をして帰る。


もちろん全てのスタッフがそこにいたわけではない。


ので、出勤し始めて初めて会う人には必ず簡単な自己紹介を自らしていた。


ここのお店のルールは、必ず朝出勤をすると自分からみんなに握手を一人ずつとする。


販売員さんはパティシエよりも遅くに来るので、来たら大声でみんなに挨拶していた。


帰る時も、1人ずつにさようならを言うか、全員に向けて大声で言う。



握手するとかしないは別にして、これが私としては一般的なマナー、ルールです。



カナダ編。

カナダで働いたお店、実は面接をした翌日から働き出しました。

という事で、面接をしたオーナーとそこにいた数人の販売員以外、私が働く事になったと知らない。


翌日私が出勤して、私の存在を知っている人はゼロ。


そこで、私はそこにいたメンバーに今日から働く事になったと挨拶をする。


ここのルールはパティシエ同士は毎朝後から来た人が、先に出勤してる人のところへ行き挨拶にほっぺにキスをする。


販売員さんはほぼパティシエとは関わらないので、特にこのルールはないけれども、人によってはそれをしている人もいた。


パティシエは販売員さんより帰るのが早いので、帰りに会う販売員さんには必ずさよならの言葉は告げる。


あるスタッフは私が初めて会う職場のドンが来た時、挨拶に行くよう連れて行って私の紹介をしてくれました。


そして私が働き始めたのち、何人も新しくパティシエが入ってきましたが、

1, オーナーがその人達をキッチンまで連れてきて、これから働く事になったスタッフだとみんなの前で紹介

2, それがない場合は、私のように新しく来たスタッフ自ら、チームのみんなに挨拶をする。

新しいスタッフは、自分が早く来て既に作業にとりかかっていても、まだ自己紹介をしていないメンバーが出勤した時には、自ら手を止めて挨拶に行く




とにかく、一緒に働くメンバーで、名前、どういうポジションで働くのか、という事が分からないという事はなかったです。チームのメンバーを把握していないと言う事は、効率的に働けないという事と同じと思います。



基本的には挨拶はどこに行っても当たり前のことでした。


これらの職場について言えるのは、まずオーナー自らきちんとルールマナーを持って人に接し職場を作り上げる。そしてそれをスタッフが新しいスタッフへとつなげていく。



なので、私はこんなにもぐだぐだな職場は初めてだったというわけです。


しょうがないとは思うのです。なにせ、バイトした事なかったり、みんな多国籍でルールは違うとは思うので。


それをまとめるのがオーナーなのではないでしょうか?


スタッフさんを見ていて、色々改善出来ることがあるなと思ったことがあります。


"今こういう風にやっていて、ちょっと問題が出てるでしょ?ooに変えたら、もっとやり易いし問題がなくなると思うけどどう思う?でも、私が口を出していいことか分からないから、オーナーやみんなと相談してみて"


という風に、販売さんに少し私から提案した事もあります。(ここで述べた内容は私の経験上どこでもやっている常識だったのですが、ここでそれをしている人がいなかったから)


そういう風にして、お互いに意見を出し助け合って、お店を良くしていくというのが私の意見です。


誰も嫌な気持ちもしない。お店も良くなる。


が、オーナーファミリーは違います。


オーナーファミリーは何も教えない。何も言わない。


そして人を解雇する。


後から聞けば、


オーナー: aさんの働きが良くない


私: 何が具体的に良くなかったのですか?その事はaさんに伝えましたか?


オーナー: 言った。でも改善されなかった。




嘘ですからね。

全部。


その話はまた後日。



ちなみに、私と娘の友人1人以外は全員解雇されました。

解雇して、求人出して、解雇して、求人出すの繰り返し。イーメープルにご注意下さい。

私も数回解雇すると脅されました。。。