私はやっぱり自分は愚かな人間だと思う。
世の中には自己評価の高い人がいる。
むしろそういう人をよく見かける。
いや、多くないのかもしれないが、
そういう人は自己アピールをしてくるから
多く見えているだけかもしれない。
私はその全く真逆のにいた。
自分で自分の価値を全く理解していなかった。
自分が普通に生活している中で、
それが当たり前というか、
それがベースになっていたから。
全てを失ったことで気がついた。
私の社会的信用を利用したかっただけなのだと。
社会的信用…
私が築き上げてきたものだった。
それは、あの会社に属していたからこそ他ならない。
社会的信用も、そこで得られていた収入も…
私は些細なことでも、誤魔化したり、嘘を付くと、とても後ろめたく、気まずい気持ちになる。
おそらく、ほとんどの人がそうではないかと思う。
でも、世の中には嘘をついたり、人を騙しても平然としていられる人がいる。
私が過ごす日常の中で、悪いことをする人と出会うことなんて考えもしなかった。
世間で見るニュースなどに取り上げられるような事件は自分の身に起きることはないと思っていた。
だから、テレビを見ていても、
「嫌なニュースだな」「ひどいことをする人がいるな」
と、他人事のように感じていただけだった。
自分が出会う人たちに性格が合わない人にや意地の悪い人がいたとしても、悪いことをする人がいるなんて思いもしなかった。
まさか、自分が…
こんなことになるなんて思いもしなかった。
私の「社会的信用」を利用するために近づいてきたのだ。
今更ながらそう思う。
世の中で起きてる犯罪が自分の身には起こらないなんて保証はどこにもないのだ。
犯罪の手口を知ることは、それを未然に防ぐことに繋がるかもしれない。
でも、まずは世の中で起きている出来事は
「他人事」ではないことを十分に認識する必要があると思う。
私は愚かでした。
今も愚かな人間です。
被害に遭ったこともですが、
とにかくその後の生活が悲惨な状況になります。
みんなが誰にでも思いやりの持てる
そういう社会になってほしい。
悪ことして、財を成した人が幸せでいられる世の中であって欲しくない。
悪ことをした人が、平然と暮らしていける世の中であって欲しくない。
どんなに苦しい状況であっても、
正しいと思える自分でいられるように…
心がすさまないように…