12月20日(土)、19時41分。
予定日より3日早く、2580g、46cmの元気な女の子を出産しました!

幸せいっぱいに包まれた日のこと、報告したいと思います。

12月19日

夜中にいつもの前駆陣痛がありました。

前駆陣痛は11月の終わりから起こるようになって、決まって夜中にやって来ます。
「これは間違いなく陣痛だ!」と思うほど規則的に来る時もあって、
とっても厄介でした。
(入院の準備をしだすと、痛みがピタッと止まるんだよね・・・(笑))

いつもは朝になるとすっかり痛みは消えているのですが、
この日はなんとなく痛みが朝まで尾を引いていて、
日中も、時々子宮がキューッと収縮しました。
昼間にこの痛みがあるのは初めてだったので、
「おっ?いい調子?!」と陣痛を大いに期待しました。
それに加えて、生理痛のような痛みもずっとありました。

友達に「たくさん歩くといい」と言われていたので、
徒歩30分かかるコンビニまでお昼ご飯を買いに行きました。
歩いている間も、子宮は時々キューッと硬くなって、
「いててて・・・」となったけれど、
構わず歩き続けました。

帰宅すると、下着の中にドロッと何かが流れ落ちる感覚がありました。
トイレに行ってみると、おりものに混ざって血の固まりが・・。
かなり大量だったので、「これがおしるしなんだ・・」と確信!


その後、夕飯の買い出しにヨーカドーへ行ったのですが、
子宮の痛みは午前中より頻繁に来るようになっていました。
念のため、旦那さんに痛みの間隔を測ってもらったら、
ほぼ10分間隔!
(この週、旦那さんは会社を休んで、私の実家に泊まりに来てくれていました)

7分間隔になったら電話するよう、病院から言われていたので、
旦那さんは「このまま病院に行った方がいいんじゃない?」と落ち着かない様子。

でも前駆陣痛に振り回されてきた私としては、
まだまだこの痛みを信じることができず。
痛みも我慢できる程度なので、とりあえず家に帰りました。

帰宅しても相変わらず規則的に来る痛み。
夕飯を食べても痛みが治まらなかったら電話しよう、ということで、
ご飯を食べました。
痛みがあるにも関わらず、天麩羅と豚汁をお腹いっぱい食べました♪

結局、食後も相変わらず痛み続けていたので、
お風呂に入って、病院へ向かうことに。
家を出たのは22時頃でした。

病院に着くと、
助産師さんが出てきて、そのまま分娩室に案内されました。
「全部脱いでこれに着替えて」と入院用の服を渡されました。
その後分娩台に寝かされ、会陰部の毛をそられました。

私としては、これが本当に陣痛なのか自信がなかったので、
当たり前のように出産の準備が始まったことにちょっと戸惑いました。
心の準備がまだできていなかったのかも・・・。

その後、浣腸をされ、おむつを着けられ、陣痛室に案内されました。

すっきりした後、ベッドに横になり、お腹にNSTを付けられました。
(赤ちゃんの心音とお腹の張りを診る装置です)
「まだ痛みが軽いうちに休んでおいて」と言って助産師さんは出て行きました。

入れ違いで旦那さんが入ってきて、なんだか緊張した様子。

私はというと、NSTの装置から赤ちゃんの心音が聞こえていたので、
「元気そうだなあ」なんて呑気に構えていました。

まだまだお産までには時間がかかりそうだったので、
とりあえずテレビを観ることにした私たち。
バナナマンのコントに大笑い。

その間も張りは規則的にやってきていて、
1時間半ほど経った頃には、間隔は5分になり、
痛みがだいぶ強くなってきました。

そのうち、
ヒッヒッフーの呼吸法に集中しないと、
痛みに耐えられなくなってきて、
1人で集中して頑張った方がいいんじゃないか?と思い始めました。

部屋には旦那さん用のベッドは無いし、
すごく寒かったので、
旦那さんには一度家に帰ってもらい、
出産が近づいてきたら連絡することにしました。

旦那さんが帰ったのは朝5時。
いつの間にか明け方になっていてびっくり。
陣痛に耐えていると、時間の経つのがあっという間でした。

そのままひたすら痛みに耐えていると、
尿意をもよおしました。

「起き上がれる状態じゃない」と思いつつ、我慢するわけにもいかず、
痛みが治まった時を狙ってトイレへ移動。

するとトイレに座ったところで陣痛が!!
「死ぬーっ!」・・・と思ったら、
なんだか横になっている時より痛みに耐えやすいような気が。

それ以降、起き上がって陣痛に耐えることにしました。
痛みが来たら立ち上がってみたり、前かがみになってみたり。
特に、上体を前に倒して両手を椅子などにつくと耐えやすかったです。

9時になり、院長先生の回診がありました。
四つん這いになっている私を見て、
「だいぶつらくなってきた??」と聞いてきました。

ベッドに横になり、内診。
子宮口の開きを診るのですが、これが超痛い。
これでもか!って位、かき回されます。

「うん、4~5cmだね」

まだそんなものなのか・・・

「赤ちゃん小さいから、陣痛次第で進みも早いでしょう」という言葉を残して出て行かれました。

一体いつ生まれるんだろう?
これからどんなふうにお産は進んでいくんだろう?
先が見えなくて、なんだか疲れてしまい、
とりあえずベッドに横になりました。

疲れが出たのか、うとうとし始めた私。
痛みが来ると目は覚めるものの、心地よい眠気を感じ始めました。

目が覚めた時には、旦那さんが部屋に来ていました。
どうやら気持ちよく眠っていたらしい・・・

驚いたことに、その時には陣痛がだいぶ軽くなっていたのです。
病院に来た時と同じくらいの痛み。。

「また振り出しに戻ったの?」と不安になり、
助産師さんに聞いてみると、
陣痛が途中で治まってしまうことはよくあるそう・・

どうやら時間がかかりそうだな、とガックリ。
このまま又陣痛は強くなるのかな??と心配になりました。


14時頃、再び院長先生の回診。

「痛みが治まってしまいました」と伝え、再び内診。
子宮口は5~6センチ。

すると先生が、「じゃあ人工破水するから」と、サラっと言いました。
思わぬ展開にビックリしつつ、
破水を心待ちにしていた私は、
「これでようやくお産が進む」とホッと一安心。

でも、先生がハサミを取り出したのを見ると、途端に恐怖心がわいてきました。

おもむろに先の長いハサミを入れられ、パチン!!
その瞬間、じょわーっと生暖かい液体がお尻から背中へと大量に流れ出てきました。
おむつを敷いていたにも関わらず、服もシーツもびしょ濡れ。

呆然としている私に、
「これで痛みがどんどん来るから」と言い残し、
院長先生は出て行かれました。

看護師さんは、抗生剤の点滴を私の腕につけて、
筋肉注射をして行きました。

いろんな事が立て続けに起こり、ついていけない私。
旦那さんも、何が起こったのか分からない様子。

とりあえず、陣痛が再開することを願って、ベッドに横になりました。

出産報告 "陣痛編"へつづく・・・