19w0d
もうすぐ5ヵ月が終わります。
やっと・・・って感じです。
保育園の送り迎えを再開して一週間が経ちますが、
今のところ体調に変化はありません。
むしろ、どんどん動けるようになっている気がします。
気のせいじゃないといいけれど・・・
さて、今日は卵巣腫瘍について記述しておこうと思います。
腫瘍にも色々あるみたいなんだけれど、
私の場合は、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)という腫瘍でした。
卵巣の中で細胞分裂が起こって、人間の髪の毛とか、歯とか皮脂とかが作られてしまうらしいです。
お義父さんから聞いた話によると、なんらかのきっかけで卵子がうまく排卵せず、卵巣の中で細胞分裂してしまうんだとか。
9割は良性らしく、
私の場合もMRIの結果、「恐らく良性でしょう」と言われました。
大きさは6cm強。
妊娠していると、6cmを超えると手術を考えることになっているようです。
(妊娠していない場合は4cmとか。)
切迫流産の状態だったので、
先生は健診の度に、「手術するか、しないか」について悩まれていましたが、
(手術が原因で流産することはないけれど、万が一流産してしまった時、私が後悔するのではないか。と考えてくださっていました。)
以下の理由で手術することになりました。
・皮様嚢腫はどんどん大きくなっていく。
→大きくなると、卵管が捻転を起こす確率が高くなる。(ねじれて激痛が起こる)
・捻転が起こったら卵巣を摘出しなければならない。
・出産の時に潰れて、癒着などを起こす可能性がある。
・放っておくと悪性化することもある。
手術するのであれば、お腹が大きくなる前でなければならないらしく、
12週以降であれば、胎児にもほぼ影響を与えることなく手術できる、ということだったので、
私は12w0dに手術してもらうことにしました。
放っておくわけにはいかないし、早すぎても遅すぎてもダメ。
今取るしかない。
手術前日、夜0時までは食事をしても良い、ということだったので、
ギリギリまでカップ麺を食べていました。
翌日は何も食べられない、と思ったら怖くて・・・
つわりがピークだったし、空腹に耐えられるのか、本当に不安だった。
当日は、朝9時に病院へ行き、尿検査をしたり点滴を点けたりしました。
先生に改めて診察をしていただき、
エコーでは元気に動く赤ちゃんの姿を見ることができました。(初めて!感動した)
ただ、「血腫かなり大きいよね・・・・」と先生は改めてびっくりしたようで、
院長先生を呼びに行きました。
院長先生は「しょうがないよ。今取るしかないからさ。」と、何の迷いもない様子。
手術が流産の原因になるなんてことはない、と再度言ってくれた後、
「まあ、最悪、赤ちゃんは残念なことになっちゃうかもしれないけど。それは承知しているでしょ?」と言われ、
頭の中が真っ白になりました・・・・
確かにそうなんだけど・・・最悪のことまで考えていませんでした。
ちゃんと心構えをしたうえで、手術を受けなきゃいけないんだ、って、その時初めて気付いて、
途端に怖くなりました。
手術の前に、母さんが面会に来てくれたのですが、
その話をした時、耐えきれず、泣いてしまいました。
「しょうがないよ、しょうがないよ」と母さんが優しく声をかけてくれたのが胸にしみて、
不思議と安心できて、少しだけ気持ちが楽になりました。
その後、パパも来てくれて、少し話した後、「頑張ってくるね」と挨拶して手術へ。
初めての手術。
すごい緊張した・・・
帽子をかぶって手術室へ。
あらかじめ、私が選んでおいたCDが手術室に流れていました。
こういうの、本当に大事だな、って実感しました。
聴きなれた音楽がかかっているだけで、かなり安心できる・・・
そして、手術台の上で丸くなって、背中に麻酔を打たれました。
(思っていたよりも痛くなかった。)
できるだけ赤ちゃんに影響がないように、と局所麻酔です。
背中からカテーテルを入れて、そこから麻酔を入れてくれることになっていました。
すぐに、じゅわーっとあったかくなって、下半身の感覚がなくなっていきました。
まもなく、院長先生と、女医さんが入ってきて、手術が始まりました。
というか、気付いたら始まっていたかんじ・・・
手術中は、みぞおちの辺りをぐいぐい押されているかんじがしました。
(腫瘍のある卵管を下に引っ張っていたためだそうです。)
先生たちは、お友達の先生の話しなどを笑いながらしていました。
「ちゃんと手術してくれてる??」と心配になってしまうほど、盛り上がっていました(笑)
何分かかったのか分からないけれど、「はい、終わりました」と声をかけられました。
「やっと終わった・・・・」というのが感想。長く感じました。
(実際はあっという間だったらしいです。母さんが言うには)
女医さんに、「腫瘍見てみる?」と聞かれ、
思わず好奇心MAX!
「見たいです!」と答えました。
お盆に乗った腫瘍は、グロテスクでしたが、なんだか見とれてしまいました。
本当に髪の毛がたくさんついていました。
(後でパパと母さんも見たそうですが、腫瘍を潰した中に、骨とかも入っていたそうです。)
「取ったー・・・やっと出たー・・」と、脱力感と同時に達成感がありました。
さて、下半身の感覚が全くない私。
足の指を動かそうと力を入れてみても、動いているのかどうかも分からないくらい。
私の意思なんて全く通じず、気持ち悪かったです。
そんな中、看護師さんたちは、私を着替えさせてくれ、
手術台からベッドへ移動してくれ、
そのまま処置室まで運んでくれました。
あっという間に手術前の状態に戻り、ホッと一安心・・・
パパと母さんがベッドまで来てくれました。
「良かったねー」「早かったねー」「大きかったねー」とひとしきり盛り上がり、
帰って行きました。
来てくれて本当に嬉しかったよ・・・(泣)
下半身の麻酔は3~4時間で覚めます、と言われ、
「早く覚めてー」と思いながらも、うとうとし始め、気付いたら寝ていました。
起きたら足の指にちょっとだけ感覚が戻っていました。
看護師さんに「足上げてみてください」と言われ、力を入れてみました。
全然上がらないや・・・と思っていたら、「うん、上がるね」と言われてびっくり。
どうやら上がっていたみたいです(笑)
その後、夜まで寝たり起きたりを繰り返し、猛烈に喉の渇きを感じました。
手術終了から8時間は何も口にできないと言われていたので、
ひたすら8時間後を待ちました。
解禁になったのは、たしか22時半頃。
りんごジュースとお水、飴3つを渡されました。
どんなに嬉しかったことか・・・・
その後、就寝。
・・・・ですが、
この日は処置室で寝たので、分娩室も近くにあったようで、
陣痛に耐えるママたちの声がひっきりなしに聞こえてきました・・・。
うとうとしていても、その声が聞こえると無意識に目が覚める。
辛さの限界を超えた声を聞いて、逃げ出したくなりました。
「やっぱり産むの怖い・・・」そんな風に思いながら、朝まで過ごしました。
翌朝。
確か朝食前だったと思うけれど、
背中のカテーテルを抜かれました。
麻酔が抜けるので、傷が痛み出します、と言われました。
その後、朝ごはんが運ばれてきたのですが、
すごく久しぶりに起き上がったので、(といってもベッドをリクライニングしただけ)
途端に貧血になりました。
胃の中から苦いものがシュワーーーーっと上がってきて、看護師さんに「吐きそうです!!」と叫びました。
飛んできてくれた看護師さんに「鼻で大きく呼吸してくださいね」と言われ、
何度か呼吸したら落ち着きましたが、
もうそれ以降、ベッドを起こすのが怖くて・・・・
でもお昼には病室に移動しなきゃいけない、ということで、
少しずつ、ゆっくり、頑張ってベッドを起こしました。
でもほとんど寝た姿勢で朝食を食べました。
そして、朝食を食べ終わってしばらくしたら、案の定傷が痛みだしました。
ロキソニン飲んだのに・・・
耐えきれず、追加でロキソニンを飲みました。
痛みが少し楽になったところで、病室へ移動。
起き上がるのも、ベッドから足を下ろすのも、すごい大変。痛い・・・
それに、起き上がってしばらくは、苦しくて息ができませんでした。どうしてだろう?
ようやく床に足をついて立ち上がってみると、
重力が全て傷にのしかかり、「お、重い・・・・・・」と思いました。
そして、点滴の棒につかまりながら、歩行開始。
こんなに痛くて大丈夫なのだろうか?そんな心配をしながら病室へ。
パパに甘えさせてもらって、個室へ入院することになりました。
ベッドはリクライニングだし、トイレもついてるし、
何より気楽だと、看護師さんに言われて。
本当に快適な入院生活を送らせてもらいました。
出産した人ばかりの中で過ごすのも、きっと辛かっただろうし・・・
移動したその日は、痛みのピークで泣いて過ごしました。
パパのご両親や、美咲、私の両親、慧がお見舞いに来てくれたのですが、
ベッドの中で顔を上げることもできず、
話すたびに涙が出てきて、もう究極に弱っておりました。
ロキソニンを飲む時間が待ち遠しくて、
あと何時間・・・・てそればかりを考えていました。
そして、こんなに辛いのに、自分でトイレに行かなきゃならない、ってのが、
信じられませんでした。
でも、動いた方が傷の治りが早い、と言われたので、
頑張って行くしかなく・・・・
ようやく明け方くらいに楽になってきて、深い眠りに落ちました。
そして、朝になったら、だいぶ痛みがひいていて安心しました・・・
それからは日に日に回復していき、
退院が近付く頃には、椅子に座ってご飯を食べられるようにまでなりました。
調子にのって、お笑い番組なんて観ちゃうと、笑った時に激痛が走ったけど。
抜糸も、ホチキスみたいなものを取るだけだったので、痛くなかったです。
入院中、傷が痛かったり、妊娠生活が不安になったり、出産が怖くなったり、つわりが辛かったり、
色んな事に押しつぶされそうになって、ベッドの上でたくさん泣きました。
特に出産に対する恐怖がとても大きくなってしまって、
無痛分娩で産もう、と本気で考えました。
母さんに話したら、「うん、無痛でもなんでもいいよ。とにかく無事に出産できれば」って言ってくれたのがすごく嬉しかった。
逃げ道をつくることができて、本当に楽になった。
今はだいぶ時間も経って、傷も痛くなくなったし、
恐怖は薄れてきました。
陣痛はゴール目前だから、頑張れる。
赤ちゃんが無事に生まれてきてくるなら陣痛なんて怖くない。
二人目だから、きっと楽かもしれない。
そんな風に考えられるようにもなってきました。
出産が近付くにつれて、これからもっと強くなれるかな。
退院後、3日に一回、傷のテープを貼りかえていましたが、
術後一か月の整形外科検診で、経過が良好だったため、
テープから解放されました!
(これ、本当に嬉しかった~)
今はお風呂上りに保湿剤を塗っています。
一か月半経ちましたが、最近は咳をしてもくしゃみをしても、痛くありません。
健診でエコーを当てられてもそんなに気になりません。
ようやく、「終わったー」って思えるようになってきました。
つわりもほとんど終わったし。
このまま、子宮の血腫も安定してくれるといいな。
以上、卵巣腫瘍奮闘記でした。
明日は3ヵ月ぶりに美容院へ行ってきます。
体調悪くて2回も予約変更しちゃった・・・
髪の毛きれいにしてもらって、ちょっと気持ちも明るくなるかな。
お洒落する気になれたらいいな。
もうすぐ5ヵ月が終わります。
やっと・・・って感じです。
保育園の送り迎えを再開して一週間が経ちますが、
今のところ体調に変化はありません。
むしろ、どんどん動けるようになっている気がします。
気のせいじゃないといいけれど・・・
さて、今日は卵巣腫瘍について記述しておこうと思います。
腫瘍にも色々あるみたいなんだけれど、
私の場合は、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)という腫瘍でした。
卵巣の中で細胞分裂が起こって、人間の髪の毛とか、歯とか皮脂とかが作られてしまうらしいです。
お義父さんから聞いた話によると、なんらかのきっかけで卵子がうまく排卵せず、卵巣の中で細胞分裂してしまうんだとか。
9割は良性らしく、
私の場合もMRIの結果、「恐らく良性でしょう」と言われました。
大きさは6cm強。
妊娠していると、6cmを超えると手術を考えることになっているようです。
(妊娠していない場合は4cmとか。)
切迫流産の状態だったので、
先生は健診の度に、「手術するか、しないか」について悩まれていましたが、
(手術が原因で流産することはないけれど、万が一流産してしまった時、私が後悔するのではないか。と考えてくださっていました。)
以下の理由で手術することになりました。
・皮様嚢腫はどんどん大きくなっていく。
→大きくなると、卵管が捻転を起こす確率が高くなる。(ねじれて激痛が起こる)
・捻転が起こったら卵巣を摘出しなければならない。
・出産の時に潰れて、癒着などを起こす可能性がある。
・放っておくと悪性化することもある。
手術するのであれば、お腹が大きくなる前でなければならないらしく、
12週以降であれば、胎児にもほぼ影響を与えることなく手術できる、ということだったので、
私は12w0dに手術してもらうことにしました。
放っておくわけにはいかないし、早すぎても遅すぎてもダメ。
今取るしかない。
手術前日、夜0時までは食事をしても良い、ということだったので、
ギリギリまでカップ麺を食べていました。
翌日は何も食べられない、と思ったら怖くて・・・
つわりがピークだったし、空腹に耐えられるのか、本当に不安だった。
当日は、朝9時に病院へ行き、尿検査をしたり点滴を点けたりしました。
先生に改めて診察をしていただき、
エコーでは元気に動く赤ちゃんの姿を見ることができました。(初めて!感動した)
ただ、「血腫かなり大きいよね・・・・」と先生は改めてびっくりしたようで、
院長先生を呼びに行きました。
院長先生は「しょうがないよ。今取るしかないからさ。」と、何の迷いもない様子。
手術が流産の原因になるなんてことはない、と再度言ってくれた後、
「まあ、最悪、赤ちゃんは残念なことになっちゃうかもしれないけど。それは承知しているでしょ?」と言われ、
頭の中が真っ白になりました・・・・
確かにそうなんだけど・・・最悪のことまで考えていませんでした。
ちゃんと心構えをしたうえで、手術を受けなきゃいけないんだ、って、その時初めて気付いて、
途端に怖くなりました。
手術の前に、母さんが面会に来てくれたのですが、
その話をした時、耐えきれず、泣いてしまいました。
「しょうがないよ、しょうがないよ」と母さんが優しく声をかけてくれたのが胸にしみて、
不思議と安心できて、少しだけ気持ちが楽になりました。
その後、パパも来てくれて、少し話した後、「頑張ってくるね」と挨拶して手術へ。
初めての手術。
すごい緊張した・・・
帽子をかぶって手術室へ。
あらかじめ、私が選んでおいたCDが手術室に流れていました。
こういうの、本当に大事だな、って実感しました。
聴きなれた音楽がかかっているだけで、かなり安心できる・・・
そして、手術台の上で丸くなって、背中に麻酔を打たれました。
(思っていたよりも痛くなかった。)
できるだけ赤ちゃんに影響がないように、と局所麻酔です。
背中からカテーテルを入れて、そこから麻酔を入れてくれることになっていました。
すぐに、じゅわーっとあったかくなって、下半身の感覚がなくなっていきました。
まもなく、院長先生と、女医さんが入ってきて、手術が始まりました。
というか、気付いたら始まっていたかんじ・・・
手術中は、みぞおちの辺りをぐいぐい押されているかんじがしました。
(腫瘍のある卵管を下に引っ張っていたためだそうです。)
先生たちは、お友達の先生の話しなどを笑いながらしていました。
「ちゃんと手術してくれてる??」と心配になってしまうほど、盛り上がっていました(笑)
何分かかったのか分からないけれど、「はい、終わりました」と声をかけられました。
「やっと終わった・・・・」というのが感想。長く感じました。
(実際はあっという間だったらしいです。母さんが言うには)
女医さんに、「腫瘍見てみる?」と聞かれ、
思わず好奇心MAX!
「見たいです!」と答えました。
お盆に乗った腫瘍は、グロテスクでしたが、なんだか見とれてしまいました。
本当に髪の毛がたくさんついていました。
(後でパパと母さんも見たそうですが、腫瘍を潰した中に、骨とかも入っていたそうです。)
「取ったー・・・やっと出たー・・」と、脱力感と同時に達成感がありました。
さて、下半身の感覚が全くない私。
足の指を動かそうと力を入れてみても、動いているのかどうかも分からないくらい。
私の意思なんて全く通じず、気持ち悪かったです。
そんな中、看護師さんたちは、私を着替えさせてくれ、
手術台からベッドへ移動してくれ、
そのまま処置室まで運んでくれました。
あっという間に手術前の状態に戻り、ホッと一安心・・・
パパと母さんがベッドまで来てくれました。
「良かったねー」「早かったねー」「大きかったねー」とひとしきり盛り上がり、
帰って行きました。
来てくれて本当に嬉しかったよ・・・(泣)
下半身の麻酔は3~4時間で覚めます、と言われ、
「早く覚めてー」と思いながらも、うとうとし始め、気付いたら寝ていました。
起きたら足の指にちょっとだけ感覚が戻っていました。
看護師さんに「足上げてみてください」と言われ、力を入れてみました。
全然上がらないや・・・と思っていたら、「うん、上がるね」と言われてびっくり。
どうやら上がっていたみたいです(笑)
その後、夜まで寝たり起きたりを繰り返し、猛烈に喉の渇きを感じました。
手術終了から8時間は何も口にできないと言われていたので、
ひたすら8時間後を待ちました。
解禁になったのは、たしか22時半頃。
りんごジュースとお水、飴3つを渡されました。
どんなに嬉しかったことか・・・・
その後、就寝。
・・・・ですが、
この日は処置室で寝たので、分娩室も近くにあったようで、
陣痛に耐えるママたちの声がひっきりなしに聞こえてきました・・・。
うとうとしていても、その声が聞こえると無意識に目が覚める。
辛さの限界を超えた声を聞いて、逃げ出したくなりました。
「やっぱり産むの怖い・・・」そんな風に思いながら、朝まで過ごしました。
翌朝。
確か朝食前だったと思うけれど、
背中のカテーテルを抜かれました。
麻酔が抜けるので、傷が痛み出します、と言われました。
その後、朝ごはんが運ばれてきたのですが、
すごく久しぶりに起き上がったので、(といってもベッドをリクライニングしただけ)
途端に貧血になりました。
胃の中から苦いものがシュワーーーーっと上がってきて、看護師さんに「吐きそうです!!」と叫びました。
飛んできてくれた看護師さんに「鼻で大きく呼吸してくださいね」と言われ、
何度か呼吸したら落ち着きましたが、
もうそれ以降、ベッドを起こすのが怖くて・・・・
でもお昼には病室に移動しなきゃいけない、ということで、
少しずつ、ゆっくり、頑張ってベッドを起こしました。
でもほとんど寝た姿勢で朝食を食べました。
そして、朝食を食べ終わってしばらくしたら、案の定傷が痛みだしました。
ロキソニン飲んだのに・・・
耐えきれず、追加でロキソニンを飲みました。
痛みが少し楽になったところで、病室へ移動。
起き上がるのも、ベッドから足を下ろすのも、すごい大変。痛い・・・
それに、起き上がってしばらくは、苦しくて息ができませんでした。どうしてだろう?
ようやく床に足をついて立ち上がってみると、
重力が全て傷にのしかかり、「お、重い・・・・・・」と思いました。
そして、点滴の棒につかまりながら、歩行開始。
こんなに痛くて大丈夫なのだろうか?そんな心配をしながら病室へ。
パパに甘えさせてもらって、個室へ入院することになりました。
ベッドはリクライニングだし、トイレもついてるし、
何より気楽だと、看護師さんに言われて。
本当に快適な入院生活を送らせてもらいました。
出産した人ばかりの中で過ごすのも、きっと辛かっただろうし・・・
移動したその日は、痛みのピークで泣いて過ごしました。
パパのご両親や、美咲、私の両親、慧がお見舞いに来てくれたのですが、
ベッドの中で顔を上げることもできず、
話すたびに涙が出てきて、もう究極に弱っておりました。
ロキソニンを飲む時間が待ち遠しくて、
あと何時間・・・・てそればかりを考えていました。
そして、こんなに辛いのに、自分でトイレに行かなきゃならない、ってのが、
信じられませんでした。
でも、動いた方が傷の治りが早い、と言われたので、
頑張って行くしかなく・・・・
ようやく明け方くらいに楽になってきて、深い眠りに落ちました。
そして、朝になったら、だいぶ痛みがひいていて安心しました・・・
それからは日に日に回復していき、
退院が近付く頃には、椅子に座ってご飯を食べられるようにまでなりました。
調子にのって、お笑い番組なんて観ちゃうと、笑った時に激痛が走ったけど。
抜糸も、ホチキスみたいなものを取るだけだったので、痛くなかったです。
入院中、傷が痛かったり、妊娠生活が不安になったり、出産が怖くなったり、つわりが辛かったり、
色んな事に押しつぶされそうになって、ベッドの上でたくさん泣きました。
特に出産に対する恐怖がとても大きくなってしまって、
無痛分娩で産もう、と本気で考えました。
母さんに話したら、「うん、無痛でもなんでもいいよ。とにかく無事に出産できれば」って言ってくれたのがすごく嬉しかった。
逃げ道をつくることができて、本当に楽になった。
今はだいぶ時間も経って、傷も痛くなくなったし、
恐怖は薄れてきました。
陣痛はゴール目前だから、頑張れる。
赤ちゃんが無事に生まれてきてくるなら陣痛なんて怖くない。
二人目だから、きっと楽かもしれない。
そんな風に考えられるようにもなってきました。
出産が近付くにつれて、これからもっと強くなれるかな。
退院後、3日に一回、傷のテープを貼りかえていましたが、
術後一か月の整形外科検診で、経過が良好だったため、
テープから解放されました!
(これ、本当に嬉しかった~)
今はお風呂上りに保湿剤を塗っています。
一か月半経ちましたが、最近は咳をしてもくしゃみをしても、痛くありません。
健診でエコーを当てられてもそんなに気になりません。
ようやく、「終わったー」って思えるようになってきました。
つわりもほとんど終わったし。
このまま、子宮の血腫も安定してくれるといいな。
以上、卵巣腫瘍奮闘記でした。
明日は3ヵ月ぶりに美容院へ行ってきます。
体調悪くて2回も予約変更しちゃった・・・
髪の毛きれいにしてもらって、ちょっと気持ちも明るくなるかな。
お洒落する気になれたらいいな。