18w5d
一昨日の雪がまだ残っていて、今日も寒いです。
保育園の送り迎えがとってもツライ・・・ですが、
朝の陽射しの中を歩いていると、次第に身体がポカポカしてきます。
こうやって、陽射しの気持ちよさを感じられるようになるなんて、
本当に身体の回復を感じます。
今まではお腹が痛くて、歩くことだけで精いっぱいだったから・・
たったこれだけのことにも、幸せだな~なんて思います。
さて、では絨毛膜下血腫ライフについて書いておこうと思います。
期間は、7w~18wまで。
2か月半。
始まりは厚木の実家にて、突然やってきました。
夜、寝るときに、下腹部がキューーーーッと締まる。
呼吸をするのも痛いくらい、強い収縮でした。
しばらくしたら治まったものの、翌朝、茶色い出血がありました。
お昼頃には、軽い陣痛のような腹痛が始まってきたので、急いで埼玉へ帰りました。
病院に電話してみたら、「来てください」と言われたので、ドキドキしながら病院へ。
その日の診察で、「子宮の中にかなり広範囲で出血がある」と言われ、
切迫流産、と診断されました。
「仕事はもちろんのこと、家事もしないで」、と言われ、突然降りかかった状況にびっくりしてしまいました。
ただ、この日初めて赤ちゃんの心拍が確認されたので、
私はその事が嬉しくてうれしくて・・・
切迫流産については、安静にしていれば大丈夫、くらいに思っていました。
甘かったです・・・
この時、もっとちゃんと受け止めていたら、
長引かなかったかもしれないな。
切迫流産にも色々あるようですが、(たぶん)
私の場合は、「絨毛膜下血腫」というものが原因で流産しかかっている、ということでした。
子宮の中に血腫(内出血)がある、ということらしいです。
血腫の大きさは、5cm×4cmで、かなり大きいものでした。
この血腫のせいで、赤ちゃんの袋が半分くらい剥がれかけている、と言われ、
内診台の上で、血の気が引いたのを覚えています。
「ただ、赤ちゃんの心拍が確認されていれば、95%は無事に出産しています。99%っていう人もいるくらい。」
と先生は言ってくれて、安心させてくれました。
そして、母子手帳をもらってくるよう言われました。
では、週を追って経過を記述していこうと思います。
-- 7w~8w --
不安を抱えながらも、楽観視しながらの安静生活。
出血もすっかり止まっていたので、
その後も、保育園の送り迎えや家事も、様子を見ながらしていました。
保育園のママと、子供を連れて公園で遊んだこともあったな。
つわりがあるくらいで、切迫流産なんて、忘れてしまうくらい何も症状がなかった。
-- 9w --
卵巣に腫瘍があるため、大きな病院へMRIを撮りに行きました。
その日の午後、生理痛の痛みを感じ始め、深夜に2度目の出血。
茶色かったけど、生理2日目くらいの量が出てきて、
生理痛のような強い痛みがありました。
3回位病院に電話した結果、診察してもらうことに・・
夜中に3人でタクシー乗って行きました。
結果、「赤ちゃん元気だから」と言われ一安心。
先生から、「これからも出血はあると思います。その際、多少の腹痛は仕方のないことだと思います」と言われました。
その後、数日で出血は止まりました。
-- 10w~11w --
「血腫が大きくなっている」と診断を受ける。
掃除機かけちゃってたからかな・・・?
自分の安静生活は間違っているんじゃないか、と不安を感じる。
(お腹が張らないようなら、簡単な家事をしても大丈夫、と言われていたのです。)
でも出血もないし、お腹も張らないし、
どちらかというと、つわりがピークで、そっちの方がつらかった・・・
-- 12w --
卵巣腫瘍の摘出手術を受ける。
1週間の入院。
傷の痛みと、つわりでかなり弱る・・
赤ちゃんの方は、毎日元気な心音を聞かせてもらえたので、安心できた。
-- 13w --
退院の日。
朝起きたら、出血していた。
診察してもらったら、血腫からの出血だと。
出血するのは仕方がないことだけど、
それに伴って、子宮が収縮することが怖い、と言われました。
「あなたはハイリスクな妊婦の部類に入るので、
今後も慎重に様子を見ていきます。」と言われました。
-- 14w~15w --
退院後からずっと、出血が続く。
手術後の傷の痛みなのか、子宮の痛みなのか、区別がつかないけれど、
とにかくお腹がいつも痛かったし、張っている気がした。
パパのご両親に、交代で手伝いに来てもらい、
食事の支度や買い物、保育園の送り迎えなどをしてもらいました。(一週間)
その後は、自分で最低限の家事だけをして、
保育園は、パパに朝の送りを頼み、私はお迎えだけにして、
なんとか夫婦二人で乗り越えることに。
年末の健診では、ダクチルを処方されました。
(張りを抑える薬らしい。)
「気休め程度だけど」と先生は言っていました。
1日4回飲みました。
年末年始あたりは、お腹の張りが頻繁で怖かった。
座っていてもお腹が張ってしまう状態。
横になっていないと安心できませんでした・・・
冷えると張りが強くなる気がして、
湯たんぽや膝かけが手放せませんでした。
気晴らしに外食した時も、必ず持って行きました。
-- 16w --
出血は、あったりなかったり。
年明け、あまりにもお腹が張るので、病院へ行きました。
恥骨の痛みもあったし、赤ちゃんが下がってきている感じもして、
心配だったので。
すると思いがけず、「血腫小さくなってきている」、と言ってもらえました。
「悪い方向には行っていないですよ」と嬉しいお言葉。
恥骨については、二人目だから余計に感じるんでしょう、と。
赤ちゃんも下がっていないらしいです。
今回の妊娠で初めて聞く、良い結果でした。
だいぶ気持ちが楽になりました。
保育園の朝の送りも再開することにしました。
-- 17w --
出血したり、止まったりを繰り返す毎日。
でも出血しても、すぐに止まることが多くなりました。
ここで、" 入院?!事件 " が起こりました。
お昼~夜中まで、規則的な張りがあって、
強くもないし、痛くもないんだけれど、
きゅーん、というような張りが、3分間隔くらいでありました。
翌日は張らなかったものの、
翌々日、また同じ張りがあったため、念のため病院に電話。
すると、「入院の準備をして来てください」と言われてしまいました。
にゅ、入院?!とびっくり仰天・・・
震える手で荷物をまとめて病院へ向かいました。
先生からは、
「また少し血腫が大きくなっているようです。
赤ちゃんが下がってきていることはないし、
今すぐどうなるっていう状態ではないけれど、
血腫があることで、菌に感染して破水してしまうリスクがあるから、
なるべく早く血腫をなくしたい。
そのために、入院も考えた方がいい。」
という話しがありました。
でも入院については、
「今日は一度帰宅して、しばらく様子をみて、
明後日の診察次第で、どうするか決めてもいいですよ。」
と言われました。
判断を任されたことに戸惑いましたが、
「入院しても、絶対に血腫がなくなる、という保証はないです。」
という先生の言葉もあって、
この日は帰宅することにしました。
リトドリンという、強めの張り止めの薬を処方されました。
飲むと、動悸やだるさ、のぼせのような副作用がありましたが、張りは楽になりました。
翌々日、再び病院へ行って、院長先生の診察を受けました。
結果、「これは吸収されるのを待つしかないからねー」と言われ、
自宅で様子を見てください、と・・・
入院の話しなんて一言も出なかったため、かなり拍子抜け・・・
でも、ホッとした部分もありました。
美咲がいるし。
「血腫を吸収しやすくする漢方薬を飲んでみましょう」と言われ、
キュウキキョウガイトウという漢方薬を処方されました。
規則的な弱い張りについては、「子宮が大きくなってきているからでしょう」とのこと。
張りにすごく敏感になってしまっていたけれど、心配しなくてもいいのかしら。
漢方薬、苦手だけど頑張って飲んでみよう!と決意。
そして、この週はもう一つ、事件が・・・
美咲がインフルエンザにかかりました(>_<)
保育園で大流行していたらしいです。
そして、気をつけてはいたけれど、案の定 私も3日遅れて発症。
「なんでこんなに悪いことが重なるの?」と、耐えきれず泣きじゃくりました・・
でも、フラフラしながら耳鼻科へ向かう道で、お腹があまり張らないことに気付く。
その時はもう、リトドリンを飲んでいなかったのですが。
熱に侵されているから感じないのかな・・・なんて思ったりもしたけれど。
病院ではタミフルを処方してもらえたので、翌日に熱は下がりました。
でも、咳がひどくて。
咳込むたびにお腹が痛くなって・・・
「また血腫大きくなっちゃう」「流産しちゃったらどうしよう」とすごく心配になりました。
-- 18w --
出血はほとんどおさまりました。
時々、茶色いおりものがある程度。
インフルエンザ完治!!
咳もだいぶ治まりました。
どさくさにまぎれて(?)お腹の張りがだいぶ楽になっていました。
駅まで歩いても(徒歩10分)張らない。
「もしかしたら、良くなってきている?」とちょっとだけ期待しながら、健診へ。
そこで、「血腫が見えない。子宮に吸収されたみたいですね」と嬉しい言葉をもらう!
晴れて、安静解除(少しずつ)となりました。
この二か月半で、美咲は私に「抱っこ」って言わなくなりました。
私の膝に座るときは、「ママお腹痛くない?」って聞いてくれるようになった。
トイレに行くと、「ママ、ちち(血)出てた?」なんて聞いてくる。
たくさん我慢させちゃったね。
「ママだいすき」が口癖になっているのも、変化を不安に感じているせいかもしれないね。
そしてパパ。
仕事しながら、家の事、美咲の事、進んでやってくれてどうもありがとう。
文句を言うこともなく、いつも「いいよ」って快く手伝ってくれて、どうもありがとう。
布団ひいてくれたり、湯たんぽつくってくれたり、優しい気遣いも本当に有り難かった。
お陰で、気兼ねなくゴロゴロできて、それが一番の特効薬だったんだと思う。
そして私の両親・慧・パパのご両親の支えも、本当に嬉しかったです。
たくさんの人に支えられながら、ようやく乗り越えられた切迫流産。(+ 卵巣腫瘍)
心も体も弱ってしまって、みんなの言葉や助けが本当に有り難かったです。
みんなのお陰で普通の妊婦に戻ることができたんだってこと、ずっと忘れません。
仕事については、年明け(16w)で契約終了となってしまいました。
復帰の目処が立たないのは困る、ということで。
覚悟はしていたけど、やっぱりちょっと落ち込みました。
これだけ迷惑かけてきて、これ以上を望むのは我がままだって分かっているけれど。
すごくいい職場だっただけに、
手放したくない気持ちでいっぱいです。
来月に体調が安定したら、後任の方に引き継ぎをすることになっています。
迷惑をかけてしまった分、精一杯、引き継ぎ頑張りたいと思います。