偉大な映画監督でありプロデューサーであるスティーブン・スピルバーグが
まだ若かった頃、チャンスが向こうからやって来るのをただぼんやりと待って
いたわけではありませんでした。
彼は自分からチャンスをつかむための行動に出たのです。
今日は、若かりし時のスピルバーグ監督の話を紹介します。
彼は映画学校を卒業した直後、ハリウッドのスタジオで働くのがどういう感じか
を夢見ているだけでは満足できず、実際に自分の目で見るためにスタジオを
訪問しました。
そして、彼はユニバーサル・スタジオを見学した後、もっといろいろ体験したく
なったのでした。
彼はスタジオの重役が誰もビジネススーツとブリーフケースという同じ格好で
あることに気付き、自分用に新しい鞄とジャケットとネクタイを購入しました。
その姿で、警備員に手を振りながら正面玄関を堂々と通り抜けました。
誰もつかっていないオフィスを見つけると、そこを自分のオフィスのように
使いました。
そこはサウンドステージや映画のセットがすぐ近くに揃っていました。
彼は映画監督が座るキャンバス製の椅子にゆったりとすわり、最高の環境の中で
映画について学ぶことができたのです。
何週間かそんないたずられをしていたのですが、彼はとうとう会社の給与担当者に
見つかってしまいました。
しかし、そんな話を耳にしたユニバーサルの重役たちは彼の大胆さに感心し、
彼に有給の仕事をくれたのです。
そして、もっと大きいオフィスまで用意してくれました。
やがて、スピルバーグはとほうもない情熱や熱意や、信じられないほど利発で
才気のある計画のお陰で、ハリウッドで最も若い映画監督になったのです。
コメント
スピルバーグ監督の行動力は凄過ぎです。
でも、彼にチャンスを与えたユニバーサルも凄いですね。
スピルバーグ監督の映画に関する情熱が全てを良い方向に向かわせた
のだと私は考えます。
情熱って凄いですね。
本日紹介したのは この本 です。