めっきり寒くなりました。

この前
インフルエンザの注射しましたよ。

はっきり言います。
注射はマジで苦手です。


針が刺される瞬間は
担当医の向こうに見える
時計を意味なく見る派

kj cycronemanです。


馬鹿みたいに
子供の様に喚く事はないですけど。

昔、
目イボができた時に
目蓋に注射した時からトラウマです。

注射の概念無くなれ。


最近、
4月に入社した新卒が
元気が無い事がありました。

どうした事やら?と思い
声をかけると
「俺…辞めたいです。」

どうやら
最近
色々と先輩に怒られる事が増えて

仕事が追いつかず
眠い中、朝起きて
深夜まで働いて…

その辛い事がもう嫌だ…
と嘆いてました。

あー。
わかるわかる。

若い事は確かに良い事。
様々な事を吸収する良い期間。


ただ、
修行の身と言うこともあり
色々厳しいことだらけ。

なんか気持ちわかります。

そしてこの業界ならそんな事、
良くある事です。

辛い時、
自分ならどうしてた?

そんな事を思い出した瞬間だな…
と思いました。

僕は
ある程度厳しい世界ってのは
理解してたけど

想像以上。
ただその一言。

でも
誰もが言うように
若い頃辛いのは未来の自分の糧。

正直その答えだけです。

昔の厳しさがあったからこそ
今のシャンとした自分があると思うし

その厳しい環境がなかっなら
ハッキリ言うと今の自分は存在しないと思います。

でも辛い時の見方は居ました。
厳しい先輩の中にも
優しい先輩はいました。

こうしたら?
あーしたらもっと良いよ。
もっとこうしてみたら?

そんな簡単なアドバイスをくれるだけの先輩でしたが
暗い時期の自分にとって味方でした。

俺が若い頃はなぁ!!
とか
今の若いモンは…!!
とか言う人はいました。

でも
そんな話がウザったく聞こえる中
その先輩は
自分の弱点を見抜いて
アドバイスをくれました。

明確なアドバイスがあったからこそ
生きて来れたと思います。

でも、
若いと言われる時間はホント一瞬。

あっという間に
仕事を任せられ
辛いなぁっと感じる事もありました。

この仕事は楽しいけど…
ヤバいなぁ…
なーんて事も思ったりもしました。

修行はいつ終わるのかなぁ…
早く一人前になりたいなぁ…
なーんて、
毎日思ってました。


でも
長年この世界にいて気づいた事。

修行に終わりは無い。
言い換えれば人生一生修行。

毎日毎日同じ事でも
熟せる日は必ずきます。

でも
毎日同じお客様は来ません。

毎日同じに見える料理でも
味は日によって最高の状態で出来上がります。
言い換えれば
毎日同じ味はありません。

常に最高の料理を、
最高の状態でサービスすること。

どんな風に提供しようか。
もっとこう言う説明しようか。
合わせるワインはこれの他に何があるか。

常に反省と改善の繰り返しです。

難しい事です。
でも
意外と
毎日反省と改善をすると
昨日の自分をちょっとだけ超えてる気がします。

今日の敵は昨日の自分。
毎日進化をする。

この事を
自分は部屋の壁に貼り出して
自分に喝を入れてました。

この話に関わりあるかわからないですが
中国少林寺拳法は
極めるのに200年かかると言われます。

4000年ある中国拳法。
未だ極めた人なんていないです。

人間は80代が寿命。
ハッキリいうと一生かかっても無理です。

でも極めると言うゴールを目指して
師範代も毎日修行してます。

言わば
レストランの先頭にいるシェフですら
毎日修行してます。

終わりなんて無いです。
だからこそ
辛いのは当たり前。

でも
目的目標があると
自然とそのまま足が進んでいきます。

そんな気がする。

と、
新卒に伝えました。
泣かれました。笑

あとは
男だからしっかりしろ!
と伝えました。
声上げて泣かれました。笑

まぁ
次の日に
元気良く
挨拶から始まったのは嬉しかった時です。


そして、
自分が後輩にアドバイスする時に必ず
注意してる事は

自分がされて嫌な事は
自分がしない。

良く殴られて
良く引っ叩かれてました。

暴力は何も生まないです。
結果として
メンタル悪くします。
バカのすることです。

相手を思ってアドバイスをしてました。

コイツはどうなりたい?
コイツはこの世界でデカい存在になる?
と問いかけながらね。

冒頭でいった
俺の若い頃はとか
も言わないです。

そんなん知らないです。

過去の話は
相手に聞かれた時だけにしてます。

その昔の話を聞いた後輩が
勝手にアドバイスと捉えてくれるからです。


そして、その後輩に思うのは
僕以上に優しい存在になって欲しい。

それだけです。

そうすりゃ
この悪いイメージだらけの
飲食業界。

すこしでも
明るくなるんじゃないか。


そう思います。