２０１４年５月４日
天皇賞（春）
キズナ
単勝1.7倍 複勝1.1-1.2倍
１番人気４着
単勝1.7倍を裏切って、４着に沈んだ、キズナ
キズナは、何故負けたんでしょうか？いくつかの、原因が考えられます。
１：レース中に、骨折していた。
２：調教で、手前を変えていなかった。
３：天才、武豊の、体内時計の狂い
４：脚質の不利
５：テレビ「情熱大陸」の直前放送で、実力以上に人気になってしまった。
６：前走の、大阪杯で、楽に勝ってしまった。
７：距離適性
８：外枠が、不利だった
９：レース傾向
１：レース中に、骨折していた。
http://jra.jp/news/201405/050704.html
キズナ号が故障
2014/5/7
２０１３年日本ダービー（GI）などに優勝したキズナ号（牡４歳 栗東・佐々木 晶三厩舎）は、
左第３手根骨々折を発症していることが判明しましたのでお知らせいたします。
なお、休養期間は未定です。
◆佐々木 晶三調教師のコメント
「（天皇賞（春）（GI）の）直線では伸びなかったので、原因を探していましたが、
特定できなかったため、診断を受けたところ残念な結果となりました。
馬券を購入していただいたファンの皆様の期待を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした。
今週の金曜日に手術をする予定で、一日も早い復帰を目指して調整をしていきますが、
馬の状態を最優先に回復状況を見つつ、今後のローテーションを決めたいと思います。」
２：調教で、手前を変えていなかった。
キズナは、調教で、手前を変えていませんでした。
馬は、人間に、右利き左利きがあるように、地面を蹴る足を、交互に使います。
同じ足ばかり使っていると、その足ばかりに負荷がかかって、疲れてしまうからですね。
要所で手前を入れ替えることで、疲れずに走ることができます。
レース中に骨折したキズナですが、もしかしたら、レース前に、
既にどこかに違和感があったのかもしれません。
３：天才、武豊の、体内時計の狂い
春の天皇賞は、３２００メートルです。
天皇賞の、ひとつ前のレースは、ダートの１４００メートルでした。
武豊騎手は、非常に優秀な体内時計の持ち主であることが知られていますが、
長距離のレースの前に、短距離のレースに騎乗することによって、
その体内時計が狂ってしまった可能性もあり得ます。
長距離のレースは、レース数が少なく、
騎手にもレース経験が少ないという点もあると思います。
４：脚質の不利
天皇賞（春）は、各馬の脚質構成から、
スローペースが見込まれるメンバー構成でした。
キズナは、差し、追い込み脚質で、レースのペース展開が、不利でした。
５：テレビ「情熱大陸」の直前放送で、実力以上に人気になってしまった。
レース前に、テレビ「情熱大陸」の放送があり、
ただでさえ人気のある、武豊騎手と、キズナが、
ますます人気になってしまいました。過剰人気ですね。
６：前走の、大阪杯で、楽に勝ってしまった。
大阪杯では、１番人気のエピファネイアは、調教の出来がひと息でした。
３番人気の、メイショウマンボは、フケ（発情期）でした。（レース後に判明）
４番人気の、ショウナンマイティは、熱発していました。
そして、大阪杯には、ペースメーカーがいました。
ビートブラックです。
ビートブラックは、キズナと生産者が同じで、
レースでは、キズナが有利になるように、
逃げ先行馬に、積極的に絡んでいきました。
逃げ先行馬は、単騎で逃げると楽なのですが、
他の逃げ先行馬と、競って走ると、心拍数が上がって、苦しくなってしまうんですね。
これで、差し、追い込み脚質のキズナは、レース展開が向いて、楽に勝つことができました。
７：距離適性
距離適性に対して、疑問視する意見も多くありました。
アンカツ(安藤勝己) @andokatsumi
キズナ。今日の馬場とペースでは、圧倒的に抜けとらんと、あの位置からでは差し切れねえ。
仕掛けた時の反応はさすがやったけど、長くいい脚は使えんかった。敗因は距離やと思う
アンカツさんは、このように言っていましたね。
８：外枠が、不利だった
３２００メートルの長距離で、外枠で、外を回らされると、
距離ロスが多くなって、不利です。
枠順も、良くありませんでしたね。
９：レース傾向
春の天皇賞では、近年、多くの人気馬が負けています。
２０１４年 天皇賞（春） キズナ １番人気 ４着 （単勝1.7倍）
２０１３年 天皇賞（春） ゴールドシップ １番人気 ５着 （単勝1.3倍）
２０１３年 天皇賞（春） オルフェーブル １番人気１１着 （単勝1.3倍）
長距離戦は、レース数が少なく、紛れも多いので、
大勝負するレースでは、ないと考えます。
キズナの敗因は、このように、たくさんあったんですね。
もう、レースは、とっくに終わっていますが、
私はレース前から、キズナは、危険な人気馬だと思っていました。
「レースが終わってから、言っても、仕方がない・・・ 後出しではなくて、レース前に言ってくれよ」
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余談になりますが、この天皇賞で、５番人気（１７着）であった、
デスペラードは、キズナ以上の危険な人気馬だと、思っていました。
指数（スピード指数）や、能力が足りないですし、
天皇賞の前走、京都記念（１着）では、横山典弘騎手の、神騎乗でした。
この京都記念で、横山典弘騎手は、デスペラードで、
逃げの手に出ました。そして、ゆっくり逃げて、スローペースに落として、
最後には、追い出しをギリギリまで我慢して、絶妙なタイミングで追い出し、
２枚腰で逃げ切りることに成功しました。名騎乗だったと思います。
そんな訳で、天皇賞では、専門誌の記者でも、二重丸◎を打つ人もいたので、
５番人気まで支持されたのですが、ここでは能力が足りずに、
１７着に終わったのでありました。
まあ、この能書きも、しょせんは、レース後の後出し解説になってしまいますので、
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