母は戦中・戦後と生きて3人の子供を育てました。明るく笑い顔が印象的な人でした。
母が50歳の時、私に「これからは自分の為に時間を使います」と宣言しました。
そして今まで細々とやっていた油絵やコーラス、書道、古典を読む会(源氏物語など)…そして川柳は楽しい人生の出会いをもたらしてくれたようです。
いつも枕元には2Bのエンピツとメモが置いてありました。
そして足の悪かった母は毎週、痛い足を引いて句会に出席していました。
そんな生活の中から生まれた句を載せてみたいと思います。
シャガールの嘘には羽が生えている
絵の中のひとりぼっちは淋しいか
シャガールの絵にだまされて生きている
モナリザにちょっと似ているサギ師A
アルトが響く 朝だって夜だって
自画像の仕上げを急ぐかたつむり
ラブレターまにあうかしらペン習字
ピカソの青 探し求めて遠い旅
エンピツをなめては寄せた投句欄
晩年のあれもこれもと趣味多忙
いかがでしたかヽ(゚◇゚ )ノ 次回も楽しみに