近年、心の病気とされている人が後を絶たないのは、そもそも殆どの人が「心の病気」の要素を持っているからですね。
単純に「異常」と感じるものをそのまま「病気」と言っているのと何ら変わりはない。仮に脳神経に異常を来している方は別の話にはなりますが。
今まで「普通」と言われている人が医師に診てもらうと精神疾患でした何て事はざらにある。それは気付いているか気付いていないかではなく、認識の違いだと言う事ですね。
心の病気?
心の病気と言われている代表的なのは、大きくわけて神経症と精神病があります。精神的な症状は様々な要素が複数に絡み合っています。これは生い立ちも深く関わってきます。
心の病気は色々ある。
神経症の種類から心気症、離人症、精神病である統合失調症、双極性障害などがあります。病気の内容をよく理解し適応していけるヒントを得てみて下さい。
不安神経症
漠然とした恐怖感から不安に襲われたりする。
恐怖症
何かと恐怖があって恐怖の対象としては、高所、閉所、視線、尖端などがあります。
ヒステリー
心理的な原因から、からだに機能障害が出たりする。怒ったら止めようもなく暴れ出すなどもヒステリックに入ります。
神経衰弱
ストレスにさらされた結果、不眠や疲労感を訴える。
抑うつ神経症
劣等感や悲槍感にさいなまれ、睡眠障害や意欲の低下が起きる。
強迫神経症
不安を抑えるためにある行動は強迫的に繰り返される。
心気症
自分が病気になってしまったと思い込んでしまう。
離人症
何をしても感情がわかない、現実感が薄れる。
統合失調症
幻覚や妄想に囚われたり、会話や行動にまとまりがなくなったり、身体の動きが極端になったりする。
双極性障害
うつと躁の状態が周期的に表れる。
これらが心の病気とされるものですが、いかがでしょう?どれも誰もが感じている事ではないでしょうか?これが大袈裟に解釈されたりや酷くなったりすると「病気」と言われます。
しかし、酷くなったからと言って医師に診てもらうのが正解ではありません。自分の傾向性や自分はどんなストレスを抱えているのか?どんなトラウマを持っているのかをきちんと把握さえすればこの症状は緩和されます。
「精神面での教育」が未だに不十分であるから大人になってから悩み苦しむと言ってもいいでしょう。
心の病気って言われるのは?
心の病気は国際的にも分類されており、その基準のなかで最も採用されている指針が、アメリカ精神医学会の基準「DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)-5」です。
これは原因ではなく、症状によって精神疾患の線引きをしているのが特徴で心の病はある「ひとつの原因」からではなく、あらゆるものが複数に絡み合って生じるため、いろいろな側面から診断し、治療を行うことが必要になります。
しかし、日本の医療(外国は知らないんで)では基本的に心療内科に行くと、適当に会話して薬を処方すると言った方法が非常に多いため「医師に診てもらっても正解ではない」と言う答えに行きたちます。
薬を処方しても「絡み合った」何かを発見し解決する事は出来ないので。カウンセリングでメンタル強化やストレスマネジメントを行うことで効力を発揮します。
何事も放置してしまうと取り返しのつかない状況へと発展してしまうため、注意が必要なのは確かです。
輝優伸でした☆