その頃、ちょうど恋をしていた時期であり、携帯電話をもって、自慢する中学生が増えていた

ぼくも、携帯電話がほしかったが、買ってもらえず、親の携帯電話をもって、偉そうにスカしてた奴らが大嫌いだった

「なにが携帯電話だ!んなもん、いらねーよ。」

好きな子に、電話するなら公衆電話さえあれば、充分だった


しかし、その頃ちょうど抗争があった

男は、黙って◯◯◯~
と、いうセリフに何がふさわしいかという意見に分かれてしまい
「男は黙って鬼剃りのキヨシ派」と、「我々はドラゴンアッシュ派」という意見に分かれてしまった

対立は、激化していき、ついに大好きなゆき先生の授業中、いつもより

キツイイジリに耐えた鬼剃り君は、下半身を露出したまま、廊下に飛び出し、国語の先生にキンタマアタック!をかまし、隣の女子に下ネタを吐いて、1ヶ月の謹慎をくらってしまう。


「サイテー‼この、べジータ頭のイカレち◯ぽやろう!」

女子の間には、このフレーズが流行していた


しかし、破壊され、純粋だった僕の心を救ったのは、やはり同じ鬼剃りの政宗だった