【今日知ったこと】kiyoten ver2
ばあちゃんがする じいちゃんの若い頃の話の中で
「脚が短いくせに 馬なんか乗って かっこつけちゃって」
と、軍人だった祖父のことを言っていたのを覚えている。
子供ながら 当家の家系は きっと 短足なんだな と理解した。
親父だって 腹が出ているし、母だって着痩せする。
自分も短足デブの類いだとおもっていた。
40年間。
失明、四肢のうちいずれか、またはそのすべての切断
糖尿を放置する末路は 悲惨ですよ。
100m走を人生に例えるなら 自分で ゴールテープを切れるか、最後は車椅子を押して貰ってゴールか。
医者に脅かされた私は 第260次ダイエット作戦の一環として 自転車を買いに来た。
一目惚れしたロードバイクが アウトレット品が出たとの情報を入手、電話して 抑えて 乗りに来たのだ。
身長170cm までが 適正だった。
ならば ギリギリ乗れる。
またがって見ると かなり窮屈。
お店のおにいちゃんも 「お薦めしません。」
と来た。
売ろうとしない姿勢が素敵。
測って貰ったら わたし どうやら 股下が長い。
つまり 脚が長いってこと?!
まじか そいつは 知らなかった。
自分をずっと客観視出来ていなかったなあ。
これはもしかして 自転車で 痩せたら イケメン化するんじゃね?
【昏睡の中で見た夢】悪夢なのか瑞兆なのか
季節外れの夏日で、気温が高いのはわかってはいる。
体の芯が冷たく、唾が生ぬるく、脂汗をかいている。
これは いわゆる 風邪かもしれぬ。
私は自分の仕事をいつもよりも早く片付けた上で、早退を告げ 会社を後にした。
定時まであと10分。なんと効率のわるい早退か。
先日の宅飲みで 消費しきれなかった赤ワイン。
これで林檎を 圧力鍋の中で煮て、丸ごと食う。
風邪くらいなんとかなりそうじゃないか。
アルコールで気絶する私が唯一ワインを飲める方法だ。
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ショッピングモールの一角にある和服のお店で 祖母と買い物をしている。
まだ、前後不覚になる前の祖母が、明るい顔でスカーフを選んでいる。
そこは私が最近気に入っている和装のお店で、祖母の好みに合ったことをうれしく思った。
今なら買ってあげられる。プレゼントしようと思った刹那。
誰かの声がした。
「そうだ。おまえは。奪ってばかりで何も与えてこなかったよな」
今思っても私が 祖母から貰っていたのは小遣いと呼べる額ではない。
家業が傾いた後も、減らなかった私の小遣いは どこから出ていたのだろう。
そこに気がついたときには もう 返すことができなくなっていた。
それでも 今 カガミの前でスカーフをあわせて楽しそうにしている祖母に、プレゼントしてあげたらきっと帳消しに出来るんだ。
なぜなら
私は
「孫 だからだ。」
突然場面が変わる。
そのおごりを 夢の主は嗅ぎつけたのか。
さっきまで買い物していたお店から場面が変わる。
ショッピングモールの反対側に飛ばされたのか、遙か遠いところに移動していた。
閉店の音楽が鳴り 両端のお店が次々にシャッターを閉めている
私は 全力で走る。さっきのお店に スカーフを買いに行かなくては。
お店の前を通り過ぎてしまう。
こっちだよ といつの間にか現れた 友人が手招きする。
おお ありがたい。
店内に入ると そこは 本棚が無数に並ぶ書店で 祖母もスカーフもない。
「閉店です」 と告げる店主。
うるさい。そんなことより 和服屋はどこに行ったんだ?!
この本棚の向こう側か!
なんとしても あのスカーフを買ってあげなくてはいけないんだ!
本棚から 本を引きずり出して 引き倒す。
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夢にあんなにはっきりと 忘れかけていた 祖母の姿が出てくるとは。
高齢による痴呆というより 70年守ったお店が取り壊しになり、頭がクリアであるがゆえに 発狂した祖母。
大棚の大女将だった祖母。
その洒落好きで、粋だったころの 姿 を、孝行に失敗する内容の 夢で思い出すとは。
こないだ 父 も彼岸(そっち)に送ったので さみしくは無かろうが。
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現実では 12時間ほど私は 昏睡していたらしい。
コンコンと眠り続けたのは もしかして ワインのせいか。
