べるさんからのリクエストです!












理佐side




理佐「ねる………」
ねる「理佐は本当に私の事好きやね。」
理佐「うん、愛してるから。」
ねる「でも私は、あの探偵ちゃんが好きだから。」
理佐「っ、ねる」
ねる「ばいばい、理佐」




心から愛してたのに、私のこの想いは届かなかった。





愛佳「何してんの、そこで」




扉にいたのは、守屋のグループの志田愛佳だった。



理佐「別に、きいてた?」
愛佳「うん。可哀想だなぁって笑」




愛佳が近づいてくる。





愛佳「馬鹿みたい。あんな奴が好きとか。」




ねるのことを『あんな』と言われ私はムカついて殴ろうとした。




だが、私の拳は愛佳の手のひらに包まれ、そのまま手首を引っ張られ抱きしめられた。



理佐「んっ、なに、すんの」
愛佳「私を選べばいいのになぁって。」
理佐「はぁ?」
愛佳「理佐のこと、好きだよ。」
理佐「え、?」
愛佳「あはは、そんなに驚くなよ。返事はまた今度でいいから。」




『じゃあね』



そう言って愛佳は帰っていた。



どうしよ。




今まで見たことがなかった顔だった。
かっこよかったし、胸がとても苦しかった。



















次の日





理佐「おはよ、ねる」
ねる「おはよー、理佐」


ねるは平手の上にのりイチャイチャしていた。


甘い顔をしながら平手のほっぺにキスをしていた。


周りのみんなは驚いているがねるは気にせず何回もしていた。

平手は少し頬を赤くしながらねるを見ていた。



こんな光景を見ても何も思わないのは、昨日の愛佳の気持ちを知ってからなのか。




理佐「愛佳……
齋藤「あ、理佐!おはよ」
虹花「おはよ、理佐!」
理佐「二人ともおはよ。」
齋藤「あのさ、さっきさ、愛佳って言ってなかった?」
理佐「え?いや、そんなことないよ」
齋藤「ふーん、そっか。」



ふーちゃんが少しだけニヤついていたけど私は無視をして、携帯をいじった。





授業中はねるが教科書を忘れたから見せているけど、とても気まづい。



ねる「愛佳のこと、好きなんやね。」
理佐「っ、」
ねる「うちのことが好きやとおもったのに。」
理佐「え?平手のこと好きじゃないの?」
ねる「好きだよ?それに愛してるもん。だけど、理佐は私の事愛してくれるとおもってた。」
理佐「ね、ねる…」
ねる「ま、いいよ。理佐は理佐だし。私も愛佳に殴られたくないしね。」
理佐「どういうこと?」
ねる「昨日、愛佳に言われたの。『理佐のこと遊ぶなって』って。」
理佐「………」
ねる「愛佳はよっぽど理佐の事が好きなんやなぁって思った。」




愛佳がねるにそんなことを言ってたなんて知らなかった。


本気だったんだ。





ねる「ま、早く言ったほうがいいよ。愛佳モテるけん。」
理佐「うん……」



分かってる。愛佳は後輩からもモテる。



だから、いつとられてもおかしくない。






4時間目が終わり、昼休みになった。



私は弁当を忘れたので購買に行くことにした。



前を向くと守屋のグループがいて、その中に愛佳が笑っている姿があった。


私は胸がズキズキして痛かった。




私は走って愛佳の背中に飛びついた。





愛佳「うぉっ、いって、誰?」
理佐「愛佳……」
愛佳「ん、理佐?」
理佐「好き…
愛佳「え?」
理佐「大好き!!」




私は精一杯の声で叫んだ。

愛佳に届いただろうか。




愛佳「ははっ、私も大好きだよ。」
理佐「うん!」


私は嬉しくて真正面から愛佳に抱きついた。



理佐「あっ………」
守屋「あついねぇ〜」
織田「あら、すてきだわ」
鈴本「いいなぁ、おだなな!!」
織田「ちょ!やめてよ!」
尾関「わぁー!!!」


守屋達からはからかわれて何だか変な感じになったけど、少しは距離が縮んだんじゃないのかなと思った。



愛佳「これからは私のだから、理佐に変なことするなよ。」
守屋「分かってるよ。」
理佐「えと、よろしく」
織田「うん!よろしく!」




何だか嬉しくて、気分が上がった。






理佐「愛佳、好きー。」
愛佳「私も、好きー笑」





笑いながら指を絡める。




この手を絶対離したくないと思った。





























平手「よかったの?」
ねる「うん。理佐は私から離れないといけないからね。」
平手「そっか。」
ねる「それに、てっちゃんの所に行きにくくなっちゃうから。」
平手「家で会うでしょ?」
ねる「そうだね笑」




















end