人生は自分で面白くするしかない。
こうしているうちにも時間はどんどん過ぎていく。
人生夢の如しというが、まさにそのとおりである。
ほんとに真剣に生きた時間を感じる瞬間なんて、そうはない。
でも、いつそんな時間に巡り会えると心待ちにしているよりは、いつでも今この瞬間を、必死に生きているという
ことを自分の心の中でも意識して、後悔のないように生きたいと思う。
もちろん、常に臨戦態勢で生きているわけにはいかないが、いつその瞬間が来てもいいように常に準備体操を
しているような気分で生きていきたいと思う。
祭りの季節
今週末は夏休み最後の土日とうこともあってか、街に人が繰り出していた。
俺の街でも盆踊りや縁日、そして大きな自治体あげての祭りもあった。
みんながひとつになって、縁を大切につながって生きていく時代・・・。そんなことを感じながら祭りを見ました。
というのも、祭りの運営を手伝ったり、協力を惜しまないボランティアの人々を見るにつけ、自分のためだけに
生きているようなヒトが多いと感じざるを得ないような時代だと思っていたのは間違いで、たくさんのヒトのために
頑張ろう、汗を流そうとするヒトがたくさんいるのだということを痛感し、自分でも何かしなくてはと強く思いました。
なぜか悲観的になってみたり、投げやりになってみたりという風潮があるような気がしていた俺が間違いで、
被災地の人々をはじめ、もっともっとこれから頑張ろうという人々がたくさんいて、またそのための努力をしている
人々が大勢いることも胸にささやかながらも俺も頑張ろうと思う。
ゲイの世界とボーイズラブの世界の近そうで遠い現実。
本屋のボーイラブのコーナーに行くと所狭しとかなりの種類のBLコックというものが並んでいる。
これがそんなに需要があるのかと思うくらいに。
もちろんほとんどが女性向け。いわゆる腐女子というカテゴリーの人々が購入するとされている。
いったい腐女子とはほんとにそんな数いるのだろうか。どんなプロフィールなのかさえよくわからない。
でもそれをゲイ感覚で読んで面白いのかというとそれはまた違う。
ジャニ系やショタが好きという系のヒトなら中には萌えるというヒトもいるかもしれないが。ほとんどのゲイが
ハマる類のものではない。
女子から見た男性同士の愛とゲイから見た同性愛というのは、おそらくリアリティがあるかないかという意味で
も大きく異なっているのだろう。また、ストレートから見たゲイという視点もまtが大きく異なる。
ひとつの現象もそれぞれの立場の人々から見ると様々な見え方をするもの。さらに言うと、この同性愛の世界
の見え方は個人差がこれまた大きい世界でもあるのだろう。
「美少年」・小野塚カオリ×団鬼六
小野塚カオリの「美少年」オールカラー保存版を読んだ。
小説の漫画化とはいえ、なかなかの力作でその小説から受けるイマジネーションを損なわずに、
きちんと向き合って創作されている思う。
団鬼六というヒトの実力と小野塚カオリというヒトの実力がきちんとバランスよく発揮されている。
それにしても、男性女性なく、この倒錯世界の魅力というのは感じるものなのであろうか。
ゲイの世界とボーイズラブの世界の奇跡の融合のように俺には思える作品である。
シングルマン
我尊敬するトム・フォード初監督の映画「シングルマン」
さすがクリエーティブディレクター・トム・フォードの美意識そのものが表現された映画でした。
とにかく構図も映像そのものが美しかったです。
そしてどこか品性が感じられるトーンでした。
「神は細部に宿る」をいうことと実践した映画とも言えるのでは。
俺も自分自身で創る表現はそうありたいものだと思います。
