k2-sakamoto's-surfのブログ

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カネライトフォーム10cm厚を一本買い

シェイプ後に約26インチ幅になるように余裕を持ってカット。

自分でカットした面と工場カットした面がピッタリ合うように床にサンドペーパーを貼り付けゴシゴシ研磨。

PROSTのファーストクリアレジン2kgエポキシ樹脂を使用してカットの面同士を貼り付け1日固定。

シェイプ後の長さを7'10ぐらい想定。

クリアファーストレジンは多分、3分間のミキシング後にサラサラだが、カット部分に塗ってもこぼれ落ちてしまうが一応塗る。1時間くらいから熱を少し持ちジェル化し始めるので、固定を手直しするのはその硬化タイミング。

容器に入れたままだと硬化は速いので要注意。

ここまでは割と簡単。

想定したスケッチを見ながら濃いめの太い鉛筆などで線を引き大まかにカットして行くが粉だらけになる。

まずは

ストリンガーが無いため、センターからの距離が測りづらく、センターに鉛筆線、型紙に合わせてアウトラインを引く。雑さは後で響く。

カネライトフォームを

歯の細い荒いノコギリでカットして行く、または電熱線使う。

電熱線は市販品は大きな物はカット出来ないので、自宅に余ってた、何に使ってたかわからなくなったACアダプタ12vだったか9vだったか、3x90cm木の角材1本、に塩ビパイプ2φぐらい30cm2本

ニクロム線0.8だったか、、記憶がはっきりしない。角材に塩ビパイプをボルトナットで取り付け、スプリングで塩ビパイプを外に引っ張る。

スプリングは太さ1cmぐらい長さ20cmぐらいだったと思う。

塩ビパイプの先にも細いボルトナットを取り付け端子にする。ニクロム線を張って台形のカタチを作る。ACアダプターからの黒い線を二股に引き裂き、先端にワニグチクリップを取り付ける。

電源コンセントに差し込みACアダプターが壊れないか数秒で抜く、まぁ壊れるならアダプターが熱を持つか、内部破損は一瞬の事。

壊れなければ次は20cm四方のカネライトを電熱線でカットしてみる。

切れればオッケー。

電熱線はアダプターの出力の仕方で、カネライトの切れ方が変わるし、電熱線の温度が下がると急にカットが遅くなる。

作業場所をフォームの粉で汚したくないなら、電熱線でカットだが、電動工具の平面サンダーを使うので、粉はたくさん出てしまう。

ボードをシェイプする上で1番大事なのは、1番最初の大まかなアウトラインを左右対象に丁寧にカットする事だろう。アウトラインのカット部分がガタガタだと、その部分を綺麗にするためなアウトラインが狂うし、ズレたアウトラインのために、反対側のアウトラインのカットも必要になる。

削って行く造形物は削り過ぎると元に戻せないので。

電動工具の平面サンダーや回転オービルサンダーは、手で支えてずっと削るので、一瞬でも気を抜くとフォームに穴が空く。

フォームに当たる角度や力加減も集中力が必要。

サンダーのペーパーの番手も荒過ぎると、フォームとペーパーの間に削ったフォームの粉が小さな塊になり、擦れてフォームに穴が空く。

綺麗に削っていたのに、一瞬で小さな穴だらけガーンな状態になる。

サンダーのスピードは最弱にしている。

またエポキシ樹脂で貼り合わせた部分は段差が出来やすい。硬いエポキシ樹脂と柔らかいフォームの境目はどうしても段差が出来る。

ここらの細かな作業を雑にすると仕上げに影響する。

ノーズテールロッカー、ボトム、デッキのシェイプはお好み次第。

参加までに私のSUPは左右安定性とレールの入り易さ、テイクオフの速さを重視してデザイン。


ボトム面

ノーズはシングルコーンケーブ

中央はダブルコーンケーブ

テールはシングルコーンケーブ

ボトムのレールはレールからセンターへ6センチ幅でテーパー気味に削る

デッキ側のレールはハーフボキシー気味

ノーズテールのレールはテーパー気味で

市販品並みのレール。


シェイプは慣れれば半日もかからないが粉だらけ。電動工具の後は手でペーパー掛けするが、プロのシェイパーのような仕上げにするには、作業環境が無ければ無理だろう。

彼らはのシェイプルームには左右から明るい白色灯でボードを照らすようにしてシェイプする。

その理由はシェーピングのムラはボード表面の光具合で判断しているからだ。

意図的に影を作る感じで光を当てると、少しでも凸凹があるとわかってしまう。

自作だと無理なので、なるべく上左右からの光が同じような場所でシェイプするしかない。

400番ぐらいのサンドペーパーで仕上げる。

シェイプしたボードは手の平で優しく持ち上げるように、しないと、指で握ってしまうと簡単に凹む。

ボード表面の粉はエアで吹くことをお勧めするが、私はそういうものは持ってないので、ハンデイ掃除機とハケで表面の粉を取り除く。

ガラスクロスも楽天市場で購入。

100番か200番

200番の方が強いがクロスが曲がりにくいので

ボードのノーズやテールの細かな押し付けには向いてないと思う。クロスがボードから跳ね返ってしまう事がある。

シェイプしたボードにクロスを載せてボードのアウトラインに合わせてデッキからボトム面を2cmぐらいカバー出来るぐらいの長さでカットして行く。大きな裁縫ハサミを使用する。

スクレパーは100均の窓の結露取りの物を使うと良いと思う。20cm長、厚さ2mm、高さ10cmくらいだったかシリコンゴムのような。

エポキシ樹脂を70対30の割合で混合。

取説の通りの単位で測定、重さなので、mlではない。

8フィート弱のボードだと1回目は500g〜600gぐらいだったと思う。余るぐらいで良い、足りないと、後から足す事は不可能なので。

秤はホームセンターの2kg1グラム単位測定の物を購入。

容器は使い捨てになるので、ホームセンターの物か、100均の大きなプラカップか600mlをまぜるのて余裕ある

800ccとなるとなかなか無い。

着色には樹脂用のトナーを使う

使わなくても良いが、ボードにカラースプレーが好きじゃないだけ。

エポキシ樹脂は混合してから3分くらい混ぜる、

見た目に変化は無いが、反応していれば臭いがし始める。

安物の1分硬化レジンではないので、ゆっくりなかなか固まらない。

PUのボード用のレジンだと、硬化が超速いので、素人には取り扱いにくい。またそもそもフォームが溶けてしまうので、カネライトには使えない。

混合したらスクレパーを片手に持ちボードの真ん中からノーズまたはテールへスクレパーで伸ばして行く。慣れがら必要で、クロスを強く押さえ過ぎると、クロスがはつれて、だまになる。

レールの巻き込みは結構手間なので、スクレパーでポタポタ落としながら。全面を薄めに満遍なく一旦、塗ったら休憩。ガラスクロスの布目は少し見えている。塗り方は個人の好みだろう。

厚く塗れば気泡が沢山出来るしムラになりやすい、薄く塗ればボードとクロスの密着が弱い部分が出てくる。

用具は片付けず、ビニール手袋だけ処分。休憩、換気が必要、臭くなる。

硬化の始まる1時間から1時間半に再度、クロスの貼り付き具合、エポキシ樹脂のタレ具合を確認。

レールは、貼り付けがほぼうまくは行かないので、スクレパーで再度、押し付ける、ビニール手袋つけて、指先でも押さえつける。

1時間半ぐらいから、エポキシ樹脂が硬化し始めるので、貼り付けの最後のチャンス。

エポキシ樹脂が硬化しないのは、混合比を間違えている事が多い。

6時間後ぐらいにはほぼ硬化していると思うが、指先で軽く触るとわかる。

ボードを優しくひっくり返し、反対面のクロスの端の余分なところをカッターで切り取る。

余分なクロス端を切り取ったらボードをひっくり返し返して、エポキシ樹脂の完全硬化を待つ。

混合から24時間後ぐらい。

クロスの端をカットするタイミングが6時間ぐらいなのはエポキシ樹脂が完全に硬化してしまうとカッターでは切らなくなるため。

デッキのグラッシングが終わったら

クロスの端をペーパーで削る、フォームはなるべく削らないように、クロスとフォームの段差を少なくする程度。

ボトム面のグラッシングする

カネライトフォームなど発泡スチロールやスタイロ、カネライト断熱材のグラッシングは二重にする。

ガラスクロスを2回かけ2回

計4枚被せる。

なぜなら、グラッシングが一重だと、陽当たりや高熱でクロスとボードの間に膨張差が出来て剥がれてしまう。

supに限らずサーフボードでも二重は必須だろう。

リーシュカップの取り付け

フィンカップの取り付け

これらの位置は既存のサーフボードを参考に向きや角度を決めた。

リーシュカップもテールからリーシュクリップを考慮して取り付け。

電動ドリルにトリマーつけて

フィンクリップを木型で作ってと細かな作業。

100均に売ってる小細工カッターも使用した。

既存のサーフボードのフィンクリップやリーシュクリップの加工を参考に

フィンクリップの出ている部分は研磨。

グラッシング二重の後は

仕上げにエポキシ樹脂でコーティングする

コーティング前に小さなホールは内部の粉を吹き出して、薄くエポキシ樹脂を塗る。

ビニール手袋かハケか。

ビニール手袋で手のひらでやった。

エポキシ樹脂での処理は一回毎に1日かかるので

6日はかかる。


出来上がったボードの乗った画像。

Dragon surferでYouTubeに載せてます