先日ニューヨークでホームスクールに興味があるお母様から友人を介して連絡がありました。
ブルックリン、ホームスクールでググったら私のブログにヒットしたそうで、少しでも参考にしてくれてうれしかったです😆

Tはいわゆる日本語でいう発達障害っ子で、(英語ではスペシャルニーズという)、4歳の時に先生の勧めでエバリュエーションを受けてからずっとパラプロフェッショナルというT専門のヘルパーさんとさまざまなサポート(オキュペーショナルセラピーやフィジカルセラピー、最近ではソーシャルセラピー)を受けてきました。

今の自分からすると本当に信じられないことなんだけど当時私は自分の子がみんな違う(というより劣っていると感じていた)ということが可哀想でならず、どうやったらこの子を普通の子にできるかと日々考えていました。(ほんと自分の息子をそんなふうにみてたなんてありえないんですけど😅)

彼が自閉症のグレーゾーンだとわかった時にスペシャルニーズっ子を持つ親御さんのコミュニティがあることを知り、入会させていただき、そのコミュニティーでは本当に色々な情報を知ることができました。
先輩ママさんたちも惜しげなく情報を共有してくださり、とてもありがたかったのです。

ニューヨークでホームスクールを始めようと思っているママさんの少しでも参考になればいいと思います。

今回知り合った方に送った情報の一部をここに掲載しておきます。 

とはいっても私もホームスクールママを始めて半年弱の新米ものなので知ってる情報は調べれば出てくるものばかりですが誰かの参考になれば。

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*ホームスクールに必要な書類&流れ
基本的に以下4つの書類から成り立ちます。

* a Letter of Intent (LOI) 
 ホームスクール表明のようなもの。テンプレートはググればたくさん出てきます。

* an Individualized Home Instruction Plan (IHIP) 
 ホームスクールの計画書、算数を何曜日に何分など。。

* 4 Quarterly Reports 
 一年に4回 DOEに対して状況の報告義務があります。
 細かく勉強内容を記して報告している人もいますが、私のように学年程度の勉強をクリアし順調です!的な簡単なメールですます人もいます。

* an Annual Assessment OR a standardized test result 
こちらは義務ではないですが、ホームスクーラーが自分たちの学力を知るためにテストを受ける人も多いです。
 いろんなスタイルのテストがあります。こちらについてもいろんなディスカッションがNYCHEA内で議論されていてそれも参考にしています。

NYCHEAとはNew York City Home Educators Allianceのことでメンバーになるとニューヨークで行われてるホームスクーラー向けクラスや耳より情報、掲示板にアクセスできるコミュニティです。


ホームスクールの流れやリクワイアメントについてはだいたいのことはニューヨークDOEに詳細が記してあります。


ホームスクールのレギュレーションや法律について、幾つかの記事は日付が20世紀のものですが😱アップデートされている情報のはずです。


こちらのサイトはベテランホームスクールの親御さんであり著者でもあるローリーさんのサイトです。
彼女の子供達はもう大人になってしまいましたが今でもホームスクールコミュニティーではアクティブに活動されてるようです。
ホームスクールについて知りたいことはほぼこのサイトで見つけることができます。



*ホームスクールを決めたらやること

1)ニューヨークDOE(Dept of Education)にLetter of Intent (LOI)を提出、ホームスクールへの移行通達をしらせる。
ホームスクーラーなら私も含め毎年通達する義務があります。確か学校の始まる夏休みの間に提出できてればよかったはず。
ちょっと前まで紙媒体だったようでしたがメールに切り替わり便利になりました。
テンプレートがググれば出てきます。
  
送り先は
William Harrington, Directorでメールアドレスは Homeschool@schools.nyc.gov です。

2)上記の手紙を送って2週間以内にDOEから受け取った旨&Information Packet を送りましたよ。のおしらせのメールが届きます。(証拠書類として取っておいてください)
このInformation Packetにホームスクールについてのいろいろな情報やリクワイアメントが書かれており、そのなかには、IHIP (Indivisualized Home Instruction Plan)のブランクフォームも含まれています。
  
IHIPは何かと言うと、簡単に言えばどんな勉強をするのかの計画書を書くフォームです。
それぞれの学年によってrequirement、 カバーしなければならない学科の時間数などが異なってきます。
たとえば6年生だとMath、ELA(English), Humanity, Science などは週に180分の時間を費やすようアドバイスされています。(内容じゃなく時間)
内容に関しても学年に応じたガイドラインがありますので要チェックです。
フォームに記録して送り返す必要があります。

3)ニューヨーク内でもディストリクトによって情報が違ってくる場合があるようです。
DOEには常時1人か2人のスタッフが常駐しているようでホームスクールに関する書類を処理しているようですが、ニューヨークにいる数千人のホームスクーラー達の処理をこの少人数で行っていることもあり、細かいチェックはありません。
なので基本の書類さえ押さえていれば心配いりません。
大事なのはLOIです。 
この表明がはっきりなされてないままホームスクールを始めて、学校にも来てないという報告があると大きな問題になるようです。(Child Neglectとされる)

ある程度の年(多分小学生高学年)なればホームスクーラーでもメトロカードが市から支給されます。
扱いは基本学校に行ってる生徒となんのかわりもありません。


その他私なりにシェアできることは他にもあるので興味が有れば連絡ください。


Happy homeschooling! 

写真は先日Ward pond Ridge Reservation にハイキングに行った時のもの💓
近場で自然を満喫できるトレイルがありブルックリンからたったの一時間で行けます。