断末魔(?)の呻き…/「60年代通信」きまぐれ日記・その15
“70年代女性アイドル歌手”に救いを求めて… 先月13日にこの駄文コラムを更新させていただいてから、あっと言う間に1カ月以上が過ぎてしまいました。 4月25日には3回目となる緊急事態宣言が4都府県に適用されて、孤独なオヤジの巣籠もり生活も出口の見えないエンドレス状態を強いられる結果となり、昨年来のコロナ鬱もピークに達してしまっているようで、なかなか前向きな気持ちにもなれないまま、毎日、空しく時間が過ぎていくばかりという体たらくが続いています。 去年の3月に英国の経済紙“Financial Times”に寄稿したユヴァル・ノア・ハラリ氏が、「科学的データや医療の専門家を信じるという選択をすべき」と警鐘を鳴らしてから1年余り。去年の4月から5月にかけて1回目の緊急事態宣言が出された後、今年1月から3月まで続いた2回目の緊急事態宣言を経ても、感染拡大の状況は一向に改善されず、とうとう3回目の緊急事態宣言にいたったばかりか、その期間もあっさりと延長されてしまった現実を突きつけられると、改めて、「科学的データや医療の専門家を信じるという選択」が徹底されてきていないことによってもたらされているであろう事態の深刻さに愕然とするばかりです。 ワクチンの優先接種対象となる年齢に達しているにも関わらず、出来ることならワクチン接種は受けたくないと考えている身としては、ただ一つ自分だけで出来る最善の感染防止策である「外出自粛」という“巣籠もり”を徹底するしかなく、ひたすら自室から出ないようにしているわけでありますけれども、その結果、昨年から続いているコロナ鬱の深刻化という事態を招いてしまっており、このまま“籠り死に”してしまうのではないかとすら思えるまでにいたってしまいました。 何とか、この低下する一方のテンションを少しでも引き上げなければと追い詰められた愚かなオヤジが思いついた対策は、なんと、自室に女性アイドル歌手のポスターを飾りまくるという学生時代以来の行動であり、現在は、そのアイドル歌手の皆さんのレコードを聴きまくりながら、辛うじて老身を奮い立たせつつ仕事や趣味の原稿書きに勤しむ日々が続いています。 そして、この“巣籠もり生活記念・女性アイドル歌手レコード聴きまくり祭り”を期に、ブログ版「60年代通信」の新規コンテンツとして“昭和歌謡史を彩った70年代女性アイドル総まくり・思い切り私家版”と銘打ち、岡崎友紀さんに始まり小柳ルミ子さん・南沙織さん・天地真理さんの新三人娘や麻丘めぐみさんを経てアグネス・チャン、山口百恵さん、キャンディーズ、太田裕美さん、さらには、岩崎宏美さんへと続く70年代女性アイドルの系譜を辿りつつ、やがて、80年代における百花繚乱の女性アイドル黄金時代へといたる道筋を切り開いた70年代の歌謡曲シーンを検証させていただければと考え始めているような次第であります。 60代も半ばを過ぎつつある今、振り返ってみれば、学生時代に歌謡曲研究会などというヒマの極み以外の何物でもないサークルの創設に関わらせていただき、スポニチ紙上における伊東ゆかりさんとの対談や日本テレビ「紅白歌謡ベストテン」における引退間近の山口百恵さんとの渋谷公会堂ステージでの共演(!?)といった華々しい芸歴(??)を残させていただいたあげく、解散が決まってから創刊されたキャンディーズのファンクラブ機関誌『月刊カーニバル』で歌謡曲研究の連載まで書かせていただくという僥倖にも恵まれた経験も積み重ねてきた身でありますので、21世紀も5分の1を過ぎて余命いくばくもない今こそ、極めて個人的な僕自身の歌謡史においても“黄金の70年代”とも言うべき時代の熱気と興奮を、このブログ版「60年代通信」上に再現させていただければと決意を新たにさせていただいております。 「個人的な歌謡史」ということで言うと、昭和30年代から40年代を経て50年代にいたるまでの30年間という時間軸の中で考えさせていただいた場合、昭和30年代後半における“青春歌謡”、昭和40年代前半における“グループサウンズ(GS)”、そして、昭和40年代後半における“女性アイドル歌手”という3つの音楽ムーブメントは、僕自身の人生における幼年期~児童期、児童期~思春期、思春期~青年期という発達段階の節目とも見事に重なっており、“青春歌謡”“GS”“女性アイドル歌手”という3つの音楽ムーブメントは昭和歌謡の形成における重要ファクターであると同時に、僕自身の人格形成における重要ファクターでもあったと言えそうで、昭和歌謡史と個人史という両面からも深く掘り下げてみたいという衝動に駆られる対象でもあったりしています。 青春歌謡ムーブメントへと連なる昭和30年代半ばにおける若年歌手ブームの先駆けとなった橋幸夫さんがデビューした1960年から61年目に当たる2021年は、GSブームの幕開けを告げたジャッキー吉川とブルーコメッツの「青い瞳」がリリースされた1966年から55年目、70年代女性アイドル時代の象徴と言える小柳ルミ子・南沙織・天地真理の新三人娘が揃ってデビューした1971年から50年目というタイミングとも重なるわけですが、その記念すべき2021年のうちに、何とか、この“昭和歌謡史を彩った70年代女性アイドル総まくり・思い切り私家版”に続いて、“GS”と“青春歌謡”についても、それぞれのムーブメントを掘り下げつつ検証を試みる企画も実現していきたいと考えさせていただいておりますので、乞う!!ご期待!!! といったところでありましょうか。 などと言いつつ、これまでも、大風呂敷を広げては空手形を乱発しまくってきた哀しい歴史を持つ「60年代通信」でありますので、皆様におかれましても、あまり過度の期待をすることなく、適度に期待していただければと思うわけでありますけれども、既に、少なくともレコード音源については聴きまくるという下準備(?)が進行しつつある“70年代女性アイドル”特集企画につきましては、何とか、来週までには初回をアップさせていただき、5月中に複数回の更新を目指したいと考えさせていただいておりますので、引き続き、よろしくお付き合いいただきますよう、伏して、お願い申し上げる次第であります。「60年代通信」(2021年5月19日) goodold60net_2020@yahoo.co.jp