2019日本プロ野球
セントラル、パシフィック両リーグのクライマックスシリーズ
13日、決着が付きましたが
僕が注目していたパ・リーグは(というかレギュラーシーズンの悔しい思いを胸にホークス応援モードでした)

思ってもみない形での結末になろうとは…。

ザザッと振り返ると「なんでワンサイドになったんだろう…」という見方になるかもしれませんが

一つ一つ切り込んでいくと「なるほど、だからこうなったのか」というふうに、つながっていく要素が出てくるように感じます。

 

では、一つ一つ僕なりに振り返っていく前に

僕はこのブログで

ホークスよ、ファーストステージだけは絶対に勝ち抜いてくれ‼️」 

と書いておりましたが

Twitterで…

と、楽天イーグルスが勝ち抜け

という予想をしておりました。

僕がシーズン最終盤に、千賀がイーグルス最終戦@楽天生命パーク宮城で痛恨の失投があって逆転負けを喫し、イーグルスをCSに引き上げた(=ホークス2年連続V逸)だけに

その流れのままイーグルスが一気に行くんじゃないかと思っておりましたが

初戦はその予想が一応的中して、その次が美馬学投手が相手だったのでそのまま詰むだろうと思っていたのです。

が、しかし、2戦目はスタメン起用の福田秀平の勝ち越しホームランなどもあってタイに持ち込み

いよいよ、生きるか死ぬか、DEAD or ALIVEの第3戦。

 

その結末は…

ということで、内川聖一が全打点を叩き出し、ホークスが2年連続ファーストステージ勝ち抜け

6年連続ファイナル進出ということに。

もう、ツイートに衝いて出るのは、反省しかありませんでした。トホホ…。

ブログを建前を書いた上で本音をTwitterに記したつもりでしたが

これでは表の顔と裏の顔を晒しているようなものですね。

こういうことは、今後ないように気を付けます。

 

そして、ファイナルへ進むことになったホークスですが

僕は心のなかで、こんな予想を立てておりました。

「ズバリ、ライオンズ4勝2敗。ホークスは、どんなに足掻いてもライオンズに対する勝ち目はない。

足掻いたとしても、3つ取れれば良く出来た方。初戦をライオンズが取ったら、もう絶望的

ホークスがCSファイナルらしい戦いに持ち込むには、初戦を獲る以外ない。

 

8日の移動日を経て、9日に迎えた第1戦。

ホークスが初回にライオンズの先発・ニール投手を攻め立て

守りのミス(記録上は内野安打)からもらったチャンスを生かして松田宣浩の2点タイムリー2BHで先手を奪ったものの

2回以降ニール投手が立ち直り、逆にホークスの先発・和田毅がライオンズ打線の2巡目につかまり

4回中村剛也選手、外崎修汰選手に連続タイムリーを浴び、6回表に2アウト満塁と逆転のチャンスを迎えるも内川聖一がショートゴロに終わり

その裏、山川穂高選手にレフト左へのタイムリー2BHで2点差に広げられ、直後の7回表にグラシアルがレフトへソロホームランを放つものの、8回表、ライオンズ3番手の平井克典投手が出てきて、ここまで

かと思っていたのが1アウトから柳田悠岐、デスパイネが連打でチャンスを作り平井投手を引きずり下ろし、平良海馬投手がマウンドに。

松田宣浩が高めの速球につられて空振り三振で2アウトに。ここで先程満塁のチャンスで凡退の内川というところで、なんと長谷川勇也を起用。

その長谷川はカウント2-2から内角の速球を詰まりながらもレフト前へ落とす同点タイムリー!

さらに一塁ランナー・代走の周東佑京が三塁まで行って、先程ホームランのグラシアルの打席で

初球の変化球を森友哉捕手が大きく一塁側方向へ逸らし、それを突いて周東がホーム突入、返球が逸れて生還で勝ち越し!!

9回には5番手・榎田大樹投手を攻め立て3点を奪いダメ押し。
西武 4- ソフトバンク
結局4点差を付けてホークスが初戦を獲る結果に。
 
〈第2戦〉
ライオンズ・今井達也投手-ホークス・武田翔太の先発でスタート。
ホークス打線が初回から今井投手を攻め立て、3回途中6点を奪いノックアウトするまではよかったけど
4回裏、外崎選手がレフトへソロホームランを放ったのをきっかけに徐々に雲行きが怪しくなり
5回裏に2本のタイムリーと犠牲フライで3点差。
その直後の6回表にグラシアルの2試合連続ソロホームランが出て、結果としてこれが決め手になったかな。
甲斐野央とリバン・モイネロが失点して森唯斗が先頭打者をフォアで歩かせたものの、なんとか逃げ切り。
西武 6- ソフトバンク
まさに、取っててよかった大量点、という試合でした。
 
〈第3戦〉
先発はライオンズ・十亀剣投手-ホークス・千賀滉大。
この日は一言で言えば、千賀に尽きるといえますね。
1戦目の和田、2戦目の武田と、いずれも5回持たずにリリーフ陣に負担がかかる展開を千賀が変えられるかに掛かっていたのですが
しっかり期待に応える内容と言っていいでしょう。
立ち上がりこそ秋山翔吾選手にライト前ヒットを浴び源田壮亮選手の送りバントでランナーを二塁に進められるものの
その後を冷静に抑えて、その後もフォアでランナーを出すものの、一度も三塁を踏ませず8回被安打2、奪三振10。
試合前に「きょうは何があっても8回まで投げます」と公言していたみたいだけど、まさしく有言実行。
文句の付けようがなかった。
最後は髙橋純平が出てきて、外崎選手、栗山巧選手にあわやオーバーフェンスという大飛球を打たれるものの
福田秀平のジャンピングキャッチで試合終了。
西武 0- ソフトバンク
打線では牧原大成が2回にライト線を破る2点タイムリー2BHに、4回にはライトへどデカイ2ランホームランを放ってたけど
2BHのあとに三盗失敗、ホームランの後の打席で送りバントできず見逃し三振と
詰めを欠く内容だったのは流石にちょっといただけないなと(-_-;)
こういう粗っぽいところをなくすとレギュラーに定着できるんだけどなあ…。
 
で、次の日に台風19号が関東圏を直撃する可能性が高まり観客の安全性を考慮した上で
第4戦が日曜日に順延されることが2戦目終了直後に発表されており
この“水入り”がどう響くのか、注目の第4戦は…
 
この試合、仕事が残業で終盤しかラジオ・テレビを通じて見聞きしていないのですが
今宮健太が大暴れ!!
3回にレフトへ先制のソロホームランを放ち、6回には2ランHR、7回に追いすがるライオンズを突き放すセンター前タイムリー
そして最後は9回にとどめを刺すレフトへの2ランHRを放って、しめて5打数5安打3HR6打点。

こんなの今まで見たことないって感じで、最後はバケモンか!!とTwitterで書いてしまうくらいの活躍。すごかった。

そして9回、6点差で森唯斗がマウンドに上がり

源田選手が初球打ちのサードフライで、万事休す。

西武 3- ソフトバンク

ホークスが、ライオンズに4連勝で、3年連続19度目の日本シリーズ進出。6度目のCS突破。

 
ホークスが勝ちに行くなら最後までもつれるものと思っていたので、まさかライオンズをスイープするとは、思ってもみなかった。
よくよく振り返ると、第1戦で8回に平井投手をつり出して連打でチャンスを作って
内川に代打・長谷川を送ってそれが的中したのがこの流れを作ったのかも。
ライオンズにしてみると、ここを何とかというところを相手に壊されたので、ショックは大きかったと言えますね。
それからというもの、ホークスは選手のスタメン起用に継投策がズバズバ的中して
何でシーズン中にこれが出来ないのよ…と長年チームを見ている僕が逆に嘆いてしまうほどの強さを見せつけ
これから先に待つ闘いへ向けて、弾みがついたのではと感じさせる戦いぶりでした。
 
優勝セレモニーでは
工藤公康監督の手に優勝額が渡り
 
今シリーズの最優秀選手は…
この日5安打6打点の活躍で合計10安打を放ち、チームの最高打率をマークした今宮に。
 
その一方、メットライフドームの試合開始から1時間半後に始まったセントラルのファイナル第4戦は
読売が阪神に逆転勝ちで、6年ぶり35度目の日本シリーズ進出。
 
これにより、今年の日本シリーズは「ホークスVSジャイアンツ」に。
2000年以来19年ぶり、日本シリーズ最多11度目の対戦になりますね。
その2000年はというと、ホークスが、というか実質兄弟会社だった福岡ドームが
「日本脳神経外科学会」の総会の予約を取り付けていて、それが絡んで従来の日程とは異なる形となり
前半は東京・福岡で3連戦、2日休みで、後半は福岡・東京で4連戦という無茶苦茶な形にしてしまい
日本シリーズの試合会場の確保を怠ったとして、罰金3000万円を支払わされたという苦い記憶しかないんですがアセアセ
僕はあの当時の経営陣を、今でも恨んでおります。
それはさておき、今年はパ・リーグのホームからということで、福岡ヤフオク!ドームでスタートとなります。
 
その一方で
ホークスは試合後宿舎の特設会場で予定していた祝勝会を、諸般の事情により取りやめに。
これは、前日に東海・関東・東北を襲った台風19号で甚大な被害が出ていることを考慮してのこと。
もし派手にビールを掛け合ったりしたら、「こんな大変な思いをしている人達がいるのに不謹慎だ」という
批判が出るのが目に見えているので、致し方ないですね。
 
さて、一方でライオンズは、シーズン中の悪いところに加え、チームの課題が如実に現れたとしか言いようがない結末になりましたね。
チーム防御率リーグ最低の投手陣が、初戦の終盤から崩れ、4試合合計で32失点(昨年は5試合で計44失点)ですか。
これは救いようがないですね。
打線も、不動のレギュラー陣にエンジンがかかるのを待つしかない状態で
”代打の切り札”といってもほぼレギュラーに近い選手しかいないし、2戦目以降が常に後手に回る展開でしたしね。
昨年はシーズンを制しながら日本シリーズ行きの切符をホークスにさらわれる結果となり、同情しましたが
今年に関しては、まったく同情する余地は、ないですね。
来年以降は、投手陣全体と、伸び悩んでいる若い選手たちの底上げが急務と言えるでしょう。
そうなってくると、ホークスにとっては、さらに怖い存在になるかと思いますが…。
 
さあ、日本シリーズが、明日スタートしますね。
今年は、両チームとも予告先発をやるようで
ホークスは千賀滉大、ジャイアンツは山口俊投手の先発が発表されていますね。
はたして、どんな駆け引きが繰り広げられるのか、どんな展開になるか
日々、出来得る限り追いかけながら、ホークスを徹底的に応援していきます!!
 
日本シリーズ開幕直前にまでもつれ込んでしまいましたが、僕なりのクライマックスシリーズの振り返りをお届けしました。
それでは、また…。