今回は、最近ハマっているアニメをご紹介します。

1971年4月~9月の半年間に渡って、日本テレビ系で放送された

アニメンタリー  決断


ノンフィクション作家:児島 襄氏原作の

太平洋戦争を題材にした同名ノンフィクション小説を

アニメーションとドキュメンタリーをくっ付け

「アニメンタリー」としてテレビ番組化したもの。

で、驚いたのが、制作したのが

あのタツノコプロということ。

タツノコさんといえば「ハクション大魔王」に「ヤッターマン」に代表される「タイムボカンシリーズ」などのギャグ作品に

「みなしごハッチ」などファンタジー作品のイメージが強いけど

まさか戦争を題材にした骨太な作品を世に送り出していたとは…。


しかし、戦争を題材にしていることで左巻きの団体から「戦争賛美だ」「放送を中止せよ」などのクレームが多く寄せられ

さらには裏番組(「仮面ライダー」「お笑い頭の体操」etc…)が強力で視聴率としてはサッパリだったとのこと。

さらに言うと熊本でも放送されていなかったらしい。


そしてオープニングテーマとエンディング曲が思いっきり軍歌調なのですが

本編を観ると、劇画タッチのリアルな作りで

戦争に関わる当事者のその時々においての決断や判断力の有無を丹念に描いているなというのを知ることが出来て

これは一見の価値があるなと感じています。

そしてこの作品で使われた効果音が、後に送り出された「ヤッターマン」の今週のビックリドッキリメカがトランスフォームしての飛行シーン、ヤッターキングの飛行型メカの素のSE、そしてドロンボーメカ爆発につながっているとは…。

いやはやさすがタツノコさんと感心させられます。


しかもこの作品をタツノコさんの公式YouTubeチャンネルで第1話から第4話まで観ることが出来るのもいいなと思っています。

戦争が題材ということで皆様においては色々見方が分かれることもあるかと思いますが、個人的意見ですので、何卒ご理解くださいますようお願いします。