簡単に言うと
人間社会が嘘や誤解で出来てることを、歴史から考える本。
権威を揶揄する
我々ホモ・サピエンスと、ネアンデルタール人とか滅んでしまった他の人類の最大の違いは、嘘をつけるかつけないか……
教会の神父さんを、チンパンジーの群れのボス猿と比べるとか、宗教を生物学から考えるって、罰当たりな奴?
てか、人類の嘘の実例に神様を使っていいのかよ!
集団を擬人化する
人類がオーストラリア大陸や南北アメリカ大陸に渡った頃に、それらの地の生物種の大量絶滅があったという事件……
犯人は人類なのかって、ミステリー小説?
文字に書き残されてない時代を研究する考古学を、文学と組み合わせるとは!
学者さんの話の面白さ
怖いところもあるけど、文章全体にユーモアがある!
全人類が笑いのネタって、おそらく人類であろう著者にとっては、イジリでもあり、自虐でもあるよね?
公平な感じが良い!
歴史研究って、文系理系いろんな学問の知識を使いそう……
知識があればあるほど、その組み合わせも指数関数的に増えていって、インタレスティングな話が思いつくんだろうね!