簡単に言うと

まだ生きている少年が、死者の国を訪れる映画。

 

主な登場人物

ミュージシャンを夢見る少年

生者の国に戻りたい骸骨

国民的スターだった骸骨

 

組み合わせ

メキシコの死者の日っていう祭りを最初に映画で見たのは、『007』だったかな?

骸骨の仮装をしてドクロを祀る、異文化の人間が見たら驚いてしまうような行事!

そこにスパイとテロリストが乱入して死闘を繰り広げるってシーンは、面白い組み合わせになってるんだろうか?

どちらも死と関係があるけど、意味合いが違うような……

罰当たりな演出だよね?

 

自分と違う人への尊敬

こちらのアニメ映画はメキシコ人の少年を主人公にして、死者の日の意味を考えて映画にしてる!

死者と生者が一体になるって、すでに組み合わせのアイデアになってる題材なんだから……

生者が死者を尊敬する祭りを、おそらくキリスト教文化圏の人々が尊重して映画にする!

自分と違う人への尊敬があるかないかなんだよ、人間って……

 

死んでも残るもの

誰も見たことのない死者の国を、C Gアニメーションで描いている……

生者の国よりもテクノロジーが発達しているという描写に、ユーモアだけではなく、リスペクトも感じる!

生きている家族が自分の写真を祭壇に飾っていないと死者の日にも家族のもとに戻れないとか、自分のことを覚えている人がいなくなると二度目の死を迎えるとか、服を着た骸骨たちにもルールがある……

大勢の人に記憶され続けている大スターの骸骨を登場させて、家族の絆と対比させる……

自分が死んだ後に何が残るかって、大人も楽しめるテーマになってる!