簡単に言うと

ありきたりな恋愛物語を、認知症の老婆に聞かせるって話。


主な登場人物

労働者階級の青年(ライアン・ゴズリング)

資本家の娘(レイチェル・マクアダムス)


映画は動き

遊園地の小さな観覧車を駆け上って、空中で女の子に交際を申し込む男の子……

迷惑だけど、主人公の気持ちの強さを、映像で表現してるよね?

深夜の道路で寝そべって、愛を語り合う男女。

自分たちの世界に入っちゃってる感が、伝わってくるよね?

やっぱり迷惑だけど……

映画脚本家の腕って、こういう表現を思いつくスキルなんだと思う。

オイラにはなかった!


映画は時代背景

彼氏が貧乏で、彼女が都会の大学に行くとか、ストーリー部分は凝らなくてもいいんだよね、映画は……

第二次世界大戦が始まって、男の子は従軍。

女の子は大学を離れて、看護師になる。

ストーリーは、ありきたりでも、それを時代背景が盛り上げてる!


映画は小道具

戦争が終わり、バスの窓から、離れ離れになっていた元カノを見つけた青年は、走行中なのに飛び降りる!

あなた、大人になっても変わりませんね……

元カノは、すでに人妻?

初エッチが未遂に終わったという、思い出の空家をDIYして、買い手を募集しては断り続ける青年。

ストーリーはありきたりだけど、道具の使い方のアイデアが面白い!

この非常に、ありきたりなラブストーリーを認知症患者の施設で、おじいちゃんが、おばあちゃんに語り聞かせているのが現代のパートなんだけど……

彼らの正体やいかに!