本当のところ
猫ってそんなに難しいことなんて
考えてないのでしょうけど
こういう顔を見てしまうと、

なにかしら
考えてそうにも思えちゃいますよね。

たとえば、
「唯物論のみで世界を説明しても
　よいものだろうか？とはいえ
　観念的過ぎる物の見方に陥っても
　問題はあるのだろうし、」などと
考えていそうに思えます（内容は
まったくのテキトーですよ）。

と思うと、

道端で舌をチロっと出したりして
やはり
なにも考えてないように思えます。

こんな顔や、

こういう顔なんかは
欠伸したいのか、
威嚇したいのかもわかりませんよね。

あるときは

上から見下ろしてきたり、

隙間から覗いてきたり、

遠方から
見つめてきたりもしてますが
そういうときの顔は
それなりに見えますよね。

また、
こういうのは――

「お前を呪うぞよ」などと
言ってそうに思えます。

これも
「ほうら、悪いことが起こるぞ」
とか言ってそうに思えちゃいます。

ただ、
こういう顔で見あげられると

ほんとに猫ってかわいいし、
純粋そうだな――なんてふうに
思っちゃいますよね。

ま、
とはいっても
たぶん
猫はそう難しいことは
考えてないでしょうけどね。

猫の表情