

二弦の共鳴、東ツアー2日目の金沢でございます!!

ちょいと前日(というか当日明け方)までゴタゴタがあって、激しくイラつきながらも名古屋の高速バス乗り場に行くと…友人と遭遇(笑)。
テンション上がったぜいえーーーい!!!
旨いと聞いた海鮮丼を食べに行ったらお店が閉まってたりしつつ。
開場30分くらい前にハコに行ったらKiyoshiさんのリハがモロに聞こえてて苦笑したりしつつ。
さらにその後、入口の写真を撮りにふらっと出てきたKiyoshiさんに萌えたりしつつ。
(クラッシュデニムにデラシネのTシャツがとても似合っていた)
(防音性大丈夫なんだろうかあのハコ)
地方ではお久しぶりの二弦の共鳴ですヾ(*´∀`*)ノ
Kiyoshiさんブログよりセトリを拝借。
01 咆哮
02 変革を嘲笑うとき
03 SUNSET BABY
04 針の国
05 アルガママニ
06 In the back of the chest
07 HONEY
08 Quiet darkness
09 NEW OVER
10 Sleeping forest
11 1Q84の月
12 その衝動の先へ
13 Radio star
14 突然炎のように
15 天使の像
16 HISTERIA
17 夜虹
18 GALAXY WAY
19 あの花を
20 Rain of heaven
21 Perfect life
22 CLOVER
23 freeman scuderia
24 Star fall.
25 ACROSS THE UNIVERSE
(※本編ラストが『Rain of heaven』になっていますが、Rain~の次に『あの花を』でした。
フトシさんが『折れた翼』もやっているので折れた翼が抜けているぶん、手番が1つずつズレているのだと思います。
どこでやったのかは覚えてませんごめんなさい!)
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お二人が出てきて、座ってギターを持つなりSEを一曲。
なんだか余裕の笑みのKiyoshiさんと必死な顔しながらも楽しそうなフトシさん。
そして「二弦の共鳴です」という挨拶があり、どっちが先にやるかのジャンケンに勝ったKiyoshiさん、「これ先攻の方が圧倒的に有利だよね」と言って(なんかの勝負なんだろうか…?)
選んだのは『咆哮』。
せ、攻めてきたなー!! とちょっとびっくりする咆哮でした。
激しさと切なさの混同する中に『叫んでいたんだ どうしようもなく 震える刺激が欲しい』。
こんな熱い曲を弾き語りでやれる人って他にどのくらいいるんだろう??
突然限界に達するギシギシした感触にあっという間に引き付けられました。
こんなの一発目に持って来ちゃってフトシさんどうすんの!?
とドキドキしていると、『変革を嘲笑うとき』。
あっ攻めてきたら更に攻め返すのね、フトシさん実はかなり負けず嫌い!? と思いました(笑)。
二弦の共鳴は何の前触れもなく時間になると客電が落ちて特にSEを流す訳でもなくお二人が出てきてスッと始まるので
序盤は少し集中できないこともままあるのですが……あんな頭っからズドンとやられるともう。
その亀裂を目印にしてどんどん体の中に音楽が流れ込んでくる感覚がとても気持ち良かったです。
それから少し悲しい曲たちが並び。
フトシさんの『In the back~』を聴いたとき、それまでがあまりにも悲しみを含んでいたせいか、いつもより優しく思えました。
心のトゲトゲしたものを洗い流してくれるような。
あ、ヤバイ泣きそう…と思っていたらKiyoshiさんがまさかの『HONEY』をぶっこんで来るという。
涙引っ込むわ!!!
この曲も切なさは満載なんですが(というかKiyoshiさんの曲はどんなに激しくてもだいたい切なさが混在していると思う)
サビからの『believe, believe, believe, own the way.』のところのリズムとか、なんというか凄く可愛らしいんです。
かもんしゅがー! とか言ってるし。
そんな転調っぷりに出かかった涙、一時帰宅。
そこからはなんだか清々しいというか涼しげというか。
心を柔らかにしてくれるような、心がトゲっていた事すら忘れさせてくれるような流れでした。
『Quiet Darkness』の
「ただ手を握り返すだけでいい 君が僕の希望になる 僕が君の希望になる」に
『NEW OVER』の
「君がいてくれて良かったと 何度も手を伸ばし叫んでいたんだ」
「君と共に行こう 遥か空の彼方へ」
ががっちりリンクしているようで。
こ、これぞ二弦の共鳴だ…! 問答形式ってこういう事かーー!! と、今更得心がいきました。
相手の意図を汲み取ってさらに展開させていく、そんなところにかつてないほど優しさを感じたのかもしれないです。
そしてそれを包みこむような『sleeping forest』。
ハコの空気がとても涼やかで心地良かったです。
ここでも涙がちょっと存在感をアピールし始めるも……一旦CMですじゃないやMCですみたいなにこにこタイムになったので涙またしても出番なく帰宅。
普段はニコニコしてたりドヤ顔してたり相手の曲に聴き入ったりしてるお二人の表情を眺めるのも大好きなんですが、
この日は聴力が視覚の分まで働いていたような、何故かそこまで見ている余裕がなかったです。
ただ音楽がある。そんな感覚でした。
「1Q84の月(二弦の共鳴バージョン・Dm)」でKiyoshiさんが弾き語りでの初のソロアルバムを出した事について
「フトシくんの影響がすごくあって」
「いやそれ言うなら俺の方っスよ」
と相変わらず褒めちぎり合う(笑)。
いい加減これ慣れてきたなってかもう恒例行事ですねハイハイみたいな空気を感じたのか
「これやめよう、楽屋で話せって感じだよねw」と〆るKiyoshiさんでしたとさ。
でも本当にKiyoshiさんの弾き語りってフトシさんとやるようになってから、随分変わったなと思います。
根底にある音楽への衝動や自分への問いかけはずっと変わってないんですが、
今まではどこかバンドが動けない時にやるもの、というような印象を与えていたような気がする部分もあるのです。
それがフトシさんと出会ってからギターの練習をするようになって(!)音色や弾き方も変わってきたし
お互いのスタイルを見て「これでいいんだ」という自信がバンドと同じくらい大事な活動としてソロアルバム『デラシネの調べ』の収録・発売に至ったんだと思うのです。
フトシさん、Kiyoshiさんと出会ってくれてありがとう…!!
そしてKiyoshiさん、私にフトシさんという存在を教えてくれてありがとう……(つд;)
後半もかなり攻めなセトリ。
『Radio star』でウッと来たかと思うと『HISTERIA』ぶっ込んで来るとかマジですか……。
そんなせめぎあいが、予定調和なんてものの存在を全てブチ壊していて、これが二弦の共鳴の真骨頂なんじゃないかと。
私の体の中を音楽で満たしてくれるようで、おこがましくも私も共鳴させて貰ってるんじゃないかと。
そんな事を思いつつ、全身が音楽を蓄えるものでしかない幸福さと気持ち良さに恍惚としたのでした。
ラストのKiyoshiさんの『Rain of heaven』からのフトシさんの『あの花を』……完全にやられました。
この流れはずるいというかもうダメでしょう……。
それまで何度か涙が出かかっては引っ込んでを繰り返していて何か涙腺に小石でも詰まったような感じになっていたんですが、
一気に瓦解してしまって。
号泣というか、もう、嗚咽……?
涙より先にうめき声が出てしまったんじゃなかろうか。
もし他の方に聞こえていたら申し訳ないです_| ̄|○ il||li
するすると涙が出る感じじゃなくてボッロボロで止まらなくて、泣きながらふと
「こんな泣き方したのは友人が亡くなった時以来じゃないか」と思いました……。
込み上げるものが多すぎて抱えきれなくて。でも全部愛しくて。
抱きしめるために手離そうとか。
なぜ涙が出るのか分からない、普通の感動じゃない、なんかもう言葉にできないけどとりあえず最高でした……。
ここでもう泣きつくしたんで、お二人のセッション形式はもうニコニコ楽しみつくしました!
アンコールを見てる気分みたいな。むしろ豪華なカーテンコールのような。
今回の二弦の共鳴の音源になった『CLOVER』は結構長いこと私の好きなMADBEAVERSの不動の第1位だった曲で、
最高現象あたりから更に上回る曲たちがバンバン出てくる一方、時系列的に埋もれてきたのもあり、最近あまり聴いていない気がして少し寂しくもあったので
この曲が収録されると聞いてとても嬉しかったです! やっと再会できた!!
ばんざい。
思い入れの強い曲だけに、同じ歌詞なのにフトシさんが歌うとまた違った印象に聴こえるのも嬉しくて
(フトシさんがこれを歌うとすごく瑞々しい歌詞になる気がする)
改めてこの曲をお守りにしようと思わせてくれるセッションでした。
あ、あとフトシさんは歌ってるとイケメンだなと思いました。
ライブの後でKiyoshiさんが「何処までも……音楽だった」とツイートしておられたのですが、
まさに! これが音楽であり、音楽でしかないものの全てだと感じた一夜でした。
新しい音源と、今回のライブでとても気に入った『天使の像』が入っているシングル、
そして二弦の共鳴ツアーファイナルの恵比寿のチケットまで買いましたヾ(*´∀`*)ノ
東扁あと一回しか行けないとか寂しいけど……あと一回行ける! うん!!
楽しみです♥

以下、個人的な出来事。
あるとても重大な問題が宙ぶらりんになったまま消化できずイライラしながら向かった金沢。
その事に対して友達が、「まずは二弦を楽しんでおいで。見て聴いて共鳴したら、その出来事への気持ちの向け方も変わるかも。
立ち止まった時やどうしようもなくなった時は二弦の共鳴が答えをくれる事がよくあるよ」と言ってくれました。
その意味が、今とても良く分かります。
直接何かを言われる事は当然ないのだけど、
こんなちっぽけな自分のおちょこ程度しかないキャパシティに不要なものを抱えすぎていたなと気付かされ。
自分自身にとって何が本当に大事なのかを理解するために、捨てる事も必要なのだなと。
それが分かって、すごくすごく楽になりました。
トゲよ、さらば。
ひとつの事に答えを見つけても、こんなにも感動することがあっても、
“僕らはきっとこれからも 混沌という名の海を 訳も分からず泳いでいくんだろう”
それで、いい。
ありがとう、TちゃんYさん。
ありがとう、ここで決別するもの。
ありがとう、Kiyoshiさん、フトシさん。
この世界は奇跡ばっかりだ。
