今朝、二階のベランダからは富士山と有明の月がコラボ。
よい一日の予感が!
有明の 月ばかりこそ通ひける 来る人なしの宿の庭にも
伊勢大輔/新古今和歌集
ニュースによれば、正月2日、皇居では一般参賀が行われ、2日一日で平成に入って三番目に多い8万1000人余りが皇居を訪れ新年を祝いました。
この一般参賀で、天皇陛下のご挨拶の中でおやッと思った事が一点ございます。
それは、「・・・本年が国民ひとりびとりにとり、少しでも良い年になるよう願っています。」・・・と。
「国民ひとりひとり」ではなく、「国民ひとりびとり」。
うしろの“ひ”が濁っておられました。
早速、広辞苑で調べてみると、「見出し」で載っているのは、「ひとりびとり」と「濁る形」でした。
そして、語釈の中に、「ヒトリヒトリ」とも・・・とありました。
やはり昔は、「ひとりびとり」と濁り、最近は「ひとりひとり」と濁らない傾向みたいです。