メイク魂鎮火

結婚相談所につとめはじめた知合いが
「営業じゃないよ、これ。でも今までどんなやばいのがいるとおもってたんだけど意外にねいいのよ。普通。これ営業じゃないから、ほんとおすすめだよ、顔から選べるし」

営業じゃないそうです。

それにしても顔から選べるってことは向こうも顔から選べるってことですね。
やっぱ女は顔がいいにこしたことがないっていうのはこの２０数年の感想。
性格がよくて、おまけに顔がいいっていう人種、意外に世の中に多いです。
いくら性格のよい私（一度言ってみたかった）でも、そうこられるとどの部分でも勝てる気がしません。
そうなりゃメイクでなんとかしようとメイク魂に火をつけようと乙女心がんばるんだけど、クリスマスコフレがでるたび、なににしようとか胸たぎらせるんだけど、友達のメイクグッズみて今日、時がとまった。
これ中学のとき以来だよ。みたの。
メイベリン、ダイヤルマスカラでした。
知る人ぞ知るってやつです。
私が高校のときものすごくはやった。

友「いや、プチセブンで昔すすめられててさわかんなかったから基本から入った」
私「プチ自体もうないよ！いつかったんだよ」
友「高校のときだよ～」

ほんと語尾に「よ～」とついてんです。ためしにブラシだしてみたらゴホッってまっくろくろすけみたいなのでてきてる。

たまに街歩いていると見るのが自分が一番似合ういわれてたであろう、輝いていた時のまま髪型、服装、メイクが一部止まってる人、全部止まってる人。進化がとまっているひと。
この友達も例に漏れず。ってか製品が古いだけ、ってひどいなこりゃ。

私「ばか！これ絶対からだにわるいのはおいといて、意味ないよ。メイクしないのとかわらないのよ」
力説する私に友達はそうかな～とすごいどうでもよさげ。
しょうがないのでマスカラはコレと私がとりだしたのはデジャヴ。
感心っていうかひきぎみの友達にせっせと塗ってやりました。
ほらね、とひじきにしてやったのでようやくダイアルマスカラ捨てる気力がおきたよう。
友「なんかアイカラーかうわ～」
と気力がおきたらしい。化粧をしてかわいくなる女の子大好きです。
素から美しい女はナチュラルメイクが一番似合うから食指が動きません。

ただ、今日会社で
「なんかおばあちゃんが着てる服みたい」
っていわれたのはほかならぬ私です。
時代に取り残されてるどころか時をかけて一歩先にいっています。

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