発作の話
この春卒業した調理師学校の講義ノートが、
ダンボールまるまる1個分ある。
その中の食品学の講義で、
心筋梗塞の発作についてふれていた。
発作は突然起こり、
30分から数時間続く。
嘔吐、冷や汗。
押しつぶされるような、
絞り上げられるような、
張り裂けるような、
激しい前胸部痛。
死の恐怖感、絶望感。
たしかに、
心臓病について書かれている本も、
「象の足で踏まれるような・・・」と
描写は激しい。
しかし、これがすべてではない。
子どもの頃、
喘息持ちだった元ハズは、
きっぱり言った。
「喘息の発作に比べたら、
ぜんぜん我慢できたね」と。
異変は、昼過ぎに起こった。
胸のあたりのムカムカに、
「昼の弁当があたったかな」と彼は考えた。
実は私も、講義で食中毒について、
さんざん叩き込まれている最中だったので、
「持たせた弁当があかんかったかぁ」と思った。
が、3時を過ぎてもおさまらない。
いよいよ「何か変だ」と、
彼はタクシーを呼んで帰ることになる。
その車中で、
彼は、一度気を失い、失禁した。
連絡を受けた私は、
マンションの前で彼をむかえた。
この時点では、
顔色にも、表情にも、何も変化は見られない。
会話もふつうにできる。
立って、歩いて、玄関までむかった。
靴をぬいで、
数歩先の部屋に倒れこむように横になった。
「気分はどう? お腹は?」
「ムカムカするけど、お腹は痛くない」
足をさわっても、冷たくない。
熱をはかっても、平熱だ。
顔色も変わらず、冷や汗もかいていない。
何が起こっているんだろう?
いい大人が恥ずかしいのだが、
彼は義母へ、
私は母へ、
お互いそれぞれの母へ携帯で連絡を入れた。
「どうすればいい?」と。
ものの本には書いてある。
「ときどきいるんですよね。
1秒でも早く救急車を呼ばなければならないのに、
実家へ電話かける人が」と。
でもね、
「喘息の発作より楽」と言われた日には、
救急車を呼べますかぁ?
小児喘息だった人で、
大人になって肥満、高血圧、高脂血症の気があれば、
「気持ち悪い」は要注意だな・・・。
山口智子&“てまひまかけない”生活
最近見ないけれど、
イオングループのブランド
「トップバリュ レディミール」のCMが気になる。
商品コンセプトとコピー、ズレてないか。
てまひまかけずに、きちんとゴハン。
と、メインコピーが音声と字幕で流れたあと
おそうざいと冷凍食品のいいトコどり。
ゴハンさえあれば、ちゃんとした食事になる。
たしかこんな感じで、
山口智子のナレーションが流れた。
「おそうざいと冷凍食品のいいトコどり」は、
ふむ、なるほど。いいことだ。
「ゴハンさえあれば、ちゃんとした食事になる」も、
家で食事をとりたいと思っている人にむけての
商品なんだなぁ、ってことが伝わる。
なのに「てまひまかけずに、きちんとゴハン。」
この一言で、なんか手抜き感でいっぱいにならないか。
これは、あくまでも想像。
レディミールの企画会議では、
「おそうざいは、“買う”から“選ぶ”時代に入っている」
「冷凍食品の消費動向は、利便性よりも“中身”で選ばれている」
「デパ地下のような“買う楽しさ”を商品に盛り込む」
「本物志向の消費者に、満足していただけるものを」
「食品添加物を気にする消費者にも、アピールできる商品を」
こんなやりとりが、あったのでは。
だからこそ、
「料理のプロにアドバイスを受けた、家庭料理の味わい」
「添加物や化学調味料などを、極力使わない安心な食事」
「和・洋・アジアンが選べる、バラエティ豊かなメニュー」
を柱にメニュー提案をしたのでは。
たとえば、
フローズン「5種類の野菜と3種類のお豆のミネストローネ」
(約1人前180g/税込198円)は、
野菜と豆の旨みが溶け込んだ、食べる野菜スープなのだとか。
チルド「ひじきの五目煮」(約1人前100g/税込198円)は、
薄味に仕上げ、一晩ねかせて味をしみこませたんだとか。
http://www.aeon.info/topvalu/products/readymeal.html
このこだわりは、「てまひま」かけたんでしょ。
このこだわりを、「きちんと生活したい」と思っている消費者に
売りたいんでしょ。
だとしたら、
てまひまかけた、きちんとゴハン。
なんじゃない?
食事にかける「てまひま」は、
お金を払えば買える。
けど、家族とむきあう食事の時間は、
お金では買えないの。
LOVE! 1960年代のデザイン
今日、
カシワリビングさんから、
机が届いた。
40年前の机を、
リフォームしてくれたのだ。
これは、母の嫁入り道具の1つ、
900×600×H730㎜の机だった。
まげの技術を使ってゆるいカーブを描く脚は、
天板を支える部分で枝のように3つに分かれる。
子どもの頃からこの机が大好きで、
親にねだって嫁入り道具の1つに加えた。
ところが、
塗装は剥げ、天板は真ん中でたわみ、
あまりにもボロボロだったので、
元ハズは関心をしめさない。
(一級建築士だったから、
面白がってくれるかと思ってた・・・。)
それから、5年。
離婚して、引っ越したら、
机と呼べるものは、
そのボロボロしか私の手元にはない。
「なら、今こそリフォームしよう!」と
脚をかかえて家具屋をまわった。
(天板は、捨てた)
But、なかなか任せたい
家具屋が見つからない。
途方も無い見積もりや、
引渡しまで2ヶ月など、
散々だった。
そんなとき、
注文住宅やリフォームといった施工請け負う
ある不動産仲介会社から、
カシワリビングさんを紹介してもらったのだ。
それからは、とんとん拍子。
約2週間で、机が生まれ変わった。
さらに、この脚のデザインが
デンマーク発だったこともわかった。
「工場の担当者も、
この脚のデザインが気に入って・・・」
あれ、木口が直角じゃなくて、斜めになってる!
あれ、ただの突き板仕上げのはずの
天板に細工がしてある!
「すごく楽しい仕事だったんで、木口太くして、
ちょっとデザインを施してみたと言ってました」
楽しい仕事! なんていい言葉!
ボロボロの机が、
バージョンアップしただけでもうれしいのに!
「こんなに素敵な机、
また20年くらい大切に使います!」
「大丈夫です。使えます!」
またまた、泣かせることを・・・。
さっそく花を買ってきて、飾った。
ナンシー関と急性心筋梗塞とわたし
2002年6月11日は、
気持ちの良い、初夏の陽気だったと記憶している。
けれど、夜からは雨だった。
この日の夜、
ナンシー関は
帰宅途中のタクシーの中で倒れ、
救急車に病院に運ばれ、
翌0時47分に亡くなった。
39歳。
死因は、虚血性心疾患だった。
同じ日の午後4時ごろ、
元ハズは、勤務先で気分が悪くなり、
やはりタクシーで帰宅した。
その後、救急車を呼び、
病院に運ばれ、
緊急オペとなった。
35歳。
疾患は、急性心筋梗塞だった。
12日の朝、
ナンシー関の訃報とその死因を知ったとき、
私は、ゾオッとしたことをまだ忘れてはいない。
年齢も、大差ある訳ではない。
体格も、ナンシー関までは及ばないものの、
太めだった。
そして、何より
お酒が好きなこと、タバコ飲みだったことが
共通点だった。
病院に運ぶ判断が遅ければ、
彼もこの世から、
消えていたかもしれない。
その日のことを振りかえるたび、
「助かったんだ」というよりも、
「生かされたんだ」という思いでいっぱいになった。
それから、
マラソン大会で複数の参加者が
「心疾患を起こして倒れた」という
ニュースを見ると、
私はこう思う。
その日の気圧配置によっては、
心疾患リスクの高い人が
発作を起こす可能性が出てくるのではないかしらと。
将来、天気予報で「心疾患注意報」なんて案内が流れたら、
救急医療にたずさわる人や
心疾患リスクの高い人にとって参考になるのになぁ・・・と。
これは、あくまでも私の想像だけど。
ま、
突然の出来事って、
当の本人はもちろんのこと、
そのそばにいる人とっても
同じくらい、もしくはそれ以上にショックだ。
事実を、うまく受け止められなくなることもある。
それをわかって欲しい。
気学のご利用も、無理のないプランで
「ねぇねぇ、じゃあ、
ことをすすめちゃいけない日とか、
方角なんかもあるの?」
K子は、また無邪気に聞いてきた。
あ、あのね。
私は、占い師ではありませんから、
答えられません。
ただ、私のマネージャーが、
「よろず愚痴受付窓口」
みたいになっていた時期があって、
他人の愚痴とも相談とも付かないことを
聞き続けた結果、体調を壊したことがあった。
みかねた私は、
「占いの勉強でもして、お金でも取った方が、
愚痴を言いたい人にとっても、
聞くマネージャーにとっても、
精神衛生上、プラスになるんじゃない」
とアドバイスした。
「ま、素人が勉強するなら、
まずはタロットカードがいいかもね」と。
そうしたら、マネージャーは、
本当に通い始めてしまった。
しかも、どこでどう間違ったか、
すでにプロの占い師が集まる
講義にたどりついたのだった。
タロットカード、西洋占星術、
たしか四柱推命などなどの講義に顔だけ出し、
結局「興味がわいたのが、気学」なんだとか。
が、何せプロが集まるものだから、
専門用語がわからない。
そのとき、すがる思いで手にした1冊が、
深見東州著 「ネコにも分かる気学入門」 だった。
気学には、いくつか流派があって、
マネージャーの師匠とこの本の著者とは、
まったく関わりはない。
ただ、そういった流派の違いで
「多少、解釈が変わることもありますよ」という説明を
マネージャーの師匠も、この本の著者もしている点が
「ずぶの素人にとっては、いいこと」なんだとか。
なるほど。
そこで、勉強を始めたマネージャーから聞かされる知識と、
この本をチラ読みした結果をまとめてみた。
気学の考え方としては、
ことを積極的にすすめちゃいけない日とか、
方角なんかは・・・ある。
ただし、それに振り回されちゃうのも問題だ。
たとえば、修学旅行や社員旅行のように、
みんなで行くことに意味がある予定に、
「自分にとって日取りと方位が悪いから行かない」
というのは馬鹿げている。
「人生、占いが主人公ではないからだ」と。
気学の利用方法としては、
「この人と結婚したら、幸せになれる?」より、
「この人とより幸せな結婚生活をおくるための知恵は?」の方が
ベターなのではないかと。
ちなみに私の場合、
結婚生活を続けるための知恵も用意されていた。
でも私は、離婚を選んだ。
相性の悪さを、気学でフォロー
ブログをチェックした知人から
「相性が悪いみたいだし、
結婚、考えたほうがいい?」と言われ、あわてた。
いやいや。
今回、占ってもらうために、
前もって私だけでなく、
元ハズやかつての義理母の生年月日も伝えてあった。
それらをもとに、その持って生まれた性格なども含めて、
「このままだと、あなたの性格からいって、
何もかも、あなたが背負い込むことに。
そうなっても感謝されないで、あなただけがボロボロになるだけ。
子どももいないことだし、ここは離婚して
一から仕切りなおすこともありね」 と言われたのだ。
(その後、手相を見て「次も出てくる」とも言ってもらえて、ニンマリ)
そのとき、こんなエピソードを聞いた。
すごく相性の悪いカップルがいたんだけど、
彼の方が相談にみえた。
「どうしても、彼女と結婚して、幸せな家庭を築きたい。
そのための方法を教えてほしい」と。
それで、結婚の日取りとか、新居をかまえる先とか、
事細かに私も占った。
そして、彼と奥さんになる人、その通りにことをすすめた。
今、2人のお子さんにも恵まれ、
彼の仕事の関係で欧州で暮らしてる。
医療関係のお仕事している人だけど、
欧州へ行くことを決めるときにも相談に見えて、
やはりその通りに動いた。
彼ね、過去の行動も
いい日取りを選んで動いているみたいだったので、
「私に会う前も、どなたかに見てもらった?」と尋ねたら、
「はい」とうなずいた。
そう、相性が悪くてもね、方法はあるから。
私と元ハズの場合、
相性は、特別良い訳でもなかったが、
悪くもなかったらしい。
ふたりで家庭を築いていく分には。
「義理のお母さん、トラブルメーカーなのね。
彼もそれでいいと思っているから、結局、
ぜ~んぶあなたが背負い込むことに。
彼、そうは見えないけど、すごく口悪いでしょ。
そういう点が、なかなか周りの人に
わかってもらえないってことない?」
その通りでした。
「おたくのご主人、おとなしそうな人で」と
よく言われました。
ま、結局、相性うんぬんより、
自分がどんなアクションを起こしたいのか、
起こすのか? が大事。
私は、元ハズや義理のお母さんに、
これ以上振り回されるのは、ホント勘弁だった。
K子、本気で彼と一緒になりたいのか、
まずはそこだね。
気学を使って、離婚は計画的に
離婚するかどうか、決めるのは当の本人。
ただし、ギャラリーを
説得しなければならないこともある。
私は、その説得材料に占いを利用した。
今回は、人生の先輩からのアドバイスもあり、
さる占い師を紹介してもらった。
「その方はね、結婚も縁だからって、
めったに離婚を勧めない方なのよ」と
事前に言われていたけれど、
結果は「早いほどいい」だった。
夫婦の相性は悪くないけれど、
連帯保証人の件が絡むのなら
「早いほどいい」と。
その占い師の持っている知識を総動員し、
あらゆる角度から検証してもらった結果だったので、
親すら説得できた。
(占った結果をさらに占うということまでしたとか。)
その後、石にかじりつく思いで学校に通い、卒業。
そして、占い師へ連絡。
「離婚をすすめる旨を夫に伝える日、
そして引越しの日を教えてください」と。
今回の占いは、気学のみ。
これは、ものすご~く簡単に説明してしまうと、
後天運をカバーしようという考え方。
離婚後は、仕事運をUPさせたいという
切実な願いがあったので、必死だった。
「離婚の具体的な話をする日は、○月○日。
話をした後は、だらだら一緒に居てもしょうが
ないから、約2週間後のこの日に引越しね」
あっさり決まった。
それから1ヶ月。
はい、ホントに円満離婚でした。
離婚そのものより、
役所関係の手続きの方がよっぽど手間取った。
仕事運は、これからが本腰!
人生リセットできるかも。
今日、家を出た。
来週の月曜日、離婚届を提出しに行く。
どんな気分と問われたら、
「肩の荷が下りましたぁ」と迷わず答えられる。
もう、急性心筋梗塞で倒れた
夫の体のことを心配することも、
夫がこれから抱えるかもしれない借金の心配も、
お墓を立てなければならないといった心配も
『しなくていいんだぁ』としみじみ思った。
家をいつ出るか?
いつ引越しするか?
引越し先はどこにするか?
そういったことは占いで決めた。
仕事運、UPさせたいんだもん。
1つだけ確かなことは、ほんと円満離婚でした。
引越しするのは私だけだったので、体は疲れたけど。
この春、夜間で通った学校も卒業したけど、
○○家の嫁とか、妻といった立場からも卒業だぁ。
人は数字に置き換えられていく
26日の火曜日に離婚話を具体的にすすめようと、
夫に「5月7日に引越します」と切り出した。
それからは、引越の手配、荷物の整理と忙しい。
「キッチンは私にイニシアティブを取らせて」と
新婚当初に宣言したので、
今、食料品の入った棚を整理していた。
賞味期限切れのビン詰めなどゴロゴロ出てくる。
その中身を捨て、
資源ゴミに出すために流しで洗っていたら、
涙がこぼれた。
夫と別れるのが嫌なのではない。
むしろサバサバして、ちょっぴり嬉しい。
なぜかと言えば、
もう夫が病院に運ばれることがあっても、
悲しい思いをするのは私じゃないからだ。
「でも・・・」と思う。
人気(ひとけ)のない暗い廊下の硬い木のベンチで
急性心筋梗塞で倒れた夫がこれからどうなるのか、
手術が終わるのを不安な気持ちをかかえながら、
ただ待つことしかできなかったあの時、
「夫が死ななくて良かった」と今でも思う。
結局、別れることになってしまっても、
生きていてくれて本当に本当に良かった。
そんなことを思い出してしまい、
資源ゴミに出すためのビンを洗いながら、
不覚にもボロボロと涙がこぼれた。
私が調理師免許を取るために学校へ通っていたとき、
何が辛いって、人間が数字で表されてしまうことだ。
日本人の死亡原因のTOP3「がん」「心疾患」「脳疾患」。
平成14年度の統計に
「夫も私も含まれていたかもしれないんだ」と思うと
気分が悪くなった。
講義を受けているとき、
隣りの机に座る同級生が寝ていたり、
講義を完全に無視しているのを見たら辛かった。
この数字の数だけ、
人の悲しみや苦しみがあることがわからないのか!
その孤独に私は傷つき、
やがて講義が受けられなくなった。
人が亡くなる事故があるたびに
「死者の数は、○○人です」と、ニュースでは報じられる。
ニュースがホヤホヤの時は、
亡くなった方がどんな風に人生を歩んできたか語られる。
けれど時間の経過とともに、
亡くなった方はまた数字に置き換えられていく。
「それは悪い」とか、「それでいいんだ」ということが
言いたい訳ではない。
残された人々が
この事実を数字にできるまでに
どれだけの時間がかかるのか・・・。
私もいずれ、数字になる。
でも、その数字の数だけ、さまざまなドラマがあることを
生きている人は無視してはいけない。
自己中な血
寝る前に服用していた抗うつ剤「トレドミン25mg」1錠を
学校卒業と同時に無事に卒業した。
けれど、睡眠導入剤「ユーロジン2mg」と「ラボナ」を
寝る前に1錠づつ服用する日々は続いている。
「夜になると眠くなる」という生活リズムが
できつつあったので、
睡眠導入剤も減らしたいと思っていた。
(メンタルクリニックの担当医も大賛成!)
But、やはり夫の邪魔が入ったのだ。
近頃の夫はイビキだけでなく、寝言もウルサイ。
それが、笑える内容だったり、
まったくの意味不明のだったら、
いくら愛が無くてもアハハですませられる。
でも違うんだなぁ。
寝言でも罵詈雑言(ばりぞうごん)。
しかも「Fuck! ナントカカントカ・・・!」と
英語まじりで吠えている。
無意識だとわかっていても、
聞かされる方はタマラナイ。
で結局、睡眠導入剤を飲む日々が続く。
先日、前回のブログで意志表明をした通り、
献血ルームへ行った。
念のため、服用している薬の説明書も持って。
その日は、O型とAB型が「ピンチ!」と書かれていてた。
ルームの入り口には
「献血にご協力をお願いします!」と叫ぶお兄さん。
私は、ヤル気満々で歩み寄りましたとも!
お兄さんも私に気がついて、「ぜひ!」と声をかけてくる。
うなずく私。
「ありがとうございます!」と微笑むお兄さんは、
「献血カードはお持ちですか?」と聞いてきた。
「ずいぶん昔に献血したきりです」と私が答えると、
お兄さんは記入用紙を用意し始めた。
「あ、すみません。
献血するために来たんですけど、
私、今薬を飲んでるんです」
「花粉症の薬ですか?」
「いいえ」と答えて、私は薬の説明書を取り出した。
説明書にさっと目を通し
「あ、抗うつ剤に、眠剤ですね」とお兄さん。
「抗うつ剤は、1ヶ月前から服用していません」と私。
「眠剤は?」
「昨夜は飲みましたけど、毎日は飲んでいません」
「すみません。医師から処方された眠剤は、
72時間以上、つまり3日間飲んでいなければ、
献血していただけるんですけど・・・」と
申し訳なさそうに断わられた。
が~ん。やはり・・・。_| ̄|○
薬に頼らなくても眠れる日もあった矢先の出来事だけに、
献血できない自分がすごく自己中心的に思えた。
離婚したら、今度こそ献血しに行きます。
その日まで待っていてください。
お兄さん!
