アプサンス ~ある不在~
観てきました。吉行さんのラストステージということで初演を観ていなかった私はもうこの舞台は観れないものと思っていました。再演があるということで「ラッキー」と喜んだものの子どもの受験の時期と重なってしまいました。万が一チケットが無駄になっても、と決死の思いで(オーバーな・・・)申し込んだ今日の舞台。まだ本命の県立高校の入試は残っていますが、私立のキープも出来たので安心して出かけました!!紀伊国屋ホールは初めての劇場です。新宿自体、いつ行ったか覚えていないくらい久しぶりの街です。「ここが紀伊国屋書店ねぇ~」とおのぼりさん状態で見上げていました。古い劇場でしたが、両壁に張り付いているオブジェが印象的でした。ジェルメーヌは2年前に亡くなった私の母に見えました。車椅子に乗り、食べたくないと駄々をこね、おしっこと訴える姿。認知症と診断されたわけではなかったのですが、病気の辛さから感情的・攻撃的になり、子どもに戻っていく母。眠りたくないと言う母に「はい、お薬」と睡眠導入剤を渡していた私。舞台を観ていたら介護をしていた頃のことを思い出してつらくなってしまいました。でもね、看護人の浩暉さんが素敵でした~。何度も時間を聞くジェルメーヌに何度でも答える看護人。身内だと「さっき答えたでしょ。」って言っちゃうんですよね。そしてお姫様抱っこ。私、あんなにきれいなお姫様抱っこを初めて見ました。高さといい、抱っこの仕方といい、雰囲気といい最高です。もう一度見たいなあ、お姫様抱っこ。そして最後に配置転換のため挨拶に来たスーツ姿。うーん、やっぱり浩暉さんのスーツ姿は最高!私ね、スーツが似合う人に弱いんです。ちょっぴりBBのエディを思い出しちゃったりして!!素敵な浩暉さんを観れてるんるん気分と、母の最期の姿を思い出し、辛い気持ちで複雑な気分です。そのうち来る老いる時。生きているってそれだけですごいことなんですよね。台詞は忘れたけれど、浩暉さんの台詞にもありましたね。私はどんなおばあちゃんになるのかな…。