TNRについて思うこと(補足) | とらきち の ねこさん日記

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猫さん達の記録&...

後編の記事に行く前に ちょっと書いておこうかなと思うことが

ありまして、良かったら読んでください。

 

先日、お外の猫さんの相談で とても人に慣れた猫さんが捨てられてて

お腹が大きくてとのお電話がありました。

 

こちらでは、保護出来ないことと、中絶をした方が良いですよとお話を

しましたら とても驚かれました。

 

愛護ボランティアなのに中絶させることに驚かれたようです。

 

なので、そのことについて 今の私の思いを書いておこうかなと思いました。

 

ニュースでもやっていたのですが、長崎県は全国で一番人口の流出が多い県です。

 

それに伴って急速に高齢化が進と思われます。

 

それを考えたときに、この先 猫さんを最後までキチンと飼って下さる人口が

減る一方だと言うことが解ります。

 

そして、ボランティアさんの現状も同様です。

 

今、猫さんが増えるのを本気で抑制していかないと、猫さん達の未来は

とても暗いものになります。

 

すでに、餌やりさんの高齢化と飼い主さんの高齢化に伴う様々な相談が来ます。

 

マイナスな事ばかり言わずに ボランティアさんや最後まで飼って下さる飼い主さんを

増やす努力をすれば良いと言われるかもしれませんが、楽観視出来ない以上

それに対する対応をしていかなくてはいけないと思っています。

 

なので、どんなに臨月であっても 私たちに助成の依頼があったときは

中絶していますし、妊娠猫さんを保護された方からの相談でも 中絶を勧めます。

 

ちなみに、先日手術したこの子にも、お腹に居ました。

 

いつか、お外の猫さんの数が減ってきて、臨月の猫さんが居たら

産ませてあげられるようになるかもしれませんが、

今はまだそれが出来ないのが現状です。

 

センターに持ち込まれた猫さんを全部保護出来ないことと同じで、

まだまだ命を選別していかなければなりません。

 

私が元気なうちに、選別しなくても良い世の中になって欲しいと

思って頑張っております。

 

どうか、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたしますm(__)m

 

長崎猫の会/とらきち

 

ここから ちょっと補足です(^^;)

コメントにあったのですが 何が正解とかって言うのは無いと

思っています。

TNRをする 地域の現状の違いや、ボランティアさんや個人の方の

事情もそれぞれ違います。

 

長崎市や当会の事情で言えば、殺処分数がまだやっと千頭を

切ったところで活動をしています。

なので、臨月の猫さんがいて 産ませるとしても保護すること

は出来ないのが現状です。

 

お外にいる状態で産ませれば、増えたら困ると思う地域の人が

子猫たちを もしくは親子猫ごと 保健所に連れて行かれたりします。

実際 ここ数年 親子で保健所に持ち込まれるケースが増えています。

 

なので、産ませても その猫さんにとっては 不幸な結果になる

ことが多いのが 今の長崎の現状です。

 

当会では保護できませんが(保健所に持ち込まれた猫さんで

すら見捨てざるをえないので 基本的には外の猫さんは保護

出来ないんです)、個人のボランティアさんや 一般の方が

保護して産ませて里親様を探される場合は 大変だと思い

ますが 覚悟をされたら頑張って欲しいと思います。

(こちらとしては 増やしたくないと思ってますので

 やめたほうが良いとは言います)

 

ただ、長崎ねこの会では やはり保護出来ませんので 親子ごと

持ち込まれる悲劇を避ける意味も込めて 避妊&中絶という

選択をいたします。

 

なぜ、愛護ボランティアなのに?と言う 疑問がある方が

おられると言うことに 改めて気づかされたので この記事を

書きました。

 

長々と読んでいただきまして 本当にありがとうございます。

 

 

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