昔ばなし 1 | とらきち の ねこさん日記

とらきち の ねこさん日記

猫さん達の記録&...

テトとの出会いは 朝の通勤電車だった。

駅で 電車待ちの列に並んでいたら、私の後ろに私立の中学生の女の子 2人が並んだ。そしてその手に小さな仔猫を持っていた。

あんまり可愛いから思わず ジーっと見ていたら、「飼います?」って聞かれた。

それで、私は「どうしたの?」って聞いたら 学校で保護した仔猫だと説明してくれた。

家で飼うつもりで連れて帰ったけど、メスはダメだと親に言われて(オスだと思って連れて帰ったらしい) 学校に また連れて行くところだと。

私は「どうしても飼ってくれる人がいないなら連れて来て良いよ」と言って、住所を書いて渡した。

中学生だし、どうかなって思ってたら 次の日(休みだった)家に届けに来た。解りにくかったみたいで探したらしい。家を見つけてもチャイムを鳴らすかどうか迷ったと言っていた。向こうもからかわれたかもって思ってたみたい。そのままポストに入れようかとも思ったらしい(^_^;)

 

母が生前 なぜか2戸一の家を買っていて その家に引っ越したばかりだったので 猫を飼うのには支障は無かった。ただ父が亡くなって2週間ぐらいしか経ってなかったから 白木の祭壇が まだあって、引越しの荷物もまだ全部片付いてない状態だったから 中学生の女の子たちはきっとビックリしたと思う。

                 

それから 慌てて 猫の餌を買いに行った。その頃は子猫用とか 知らなくて 多分普通の餌を買ったように思う。トイレは とりあえず 父が病院で使っていた洗面器を使った。それでも大きいぐらいだった。本当に両手に乗るぐらいの大きさだった。でも一人前にカリカリの餌をちゃんと食べた。



名前は 色々迷ったけど 私が「風の谷のナウシカ」が好きだったから それに出てくる キツネリスという動物にチョット似てるかなって言うことで テトに決まった。



その後、中学生とは通勤電車で一緒にしゃべるようになった。車両と車両の間で座って 3人でしゃべるようになった。29歳のおばさんと中学生の組み合わせはなんか異様かなと チョット恥ずかしかった。

                


注:写真の 日付 ’97 は ’95 の間違い。カメラの誤設定(;^_^A