こんにちは。きてぃです。

あの東日本大震災から今日で7年がたちましたね。
7年・・・
短いような、長いような・・・
今現在、普通に過ごせていますが、それは当たり前のことではないんですよね決して・・・
当時私が勤めていた老人ホームに、福島県から避難してきた高齢者がいました。
震災による原発事故で、避難指示が出た、とある地域からです。
その方は地震による激しい揺れ、その後の避難生活も体験していたのですが、
『なぜ、自分はここにいるのか
』
ということの理解が困難な認知症の方です。
それでも、故郷である福島のことは決して忘れることはなく、ことあるごとに福島弁で、
『○○(←住んでいた地名)に帰りたい。福島はいいとこだよ~』
と、何度も満面の笑みで言っていました。
それを聞くと、いつも心が切なくなってしまいました。
今、その地域は、避難指示解除になったのですが、
『故郷に帰りたい』
というその方の希望は叶ったのでしょうか・・・
前にもこのエピソードは書いたと思うのですが、
毎年この日が来る度に思い出します。
今現在も避難生活を強いられてる方が大勢います。
また、故郷に帰りたくても、帰れない方がたくさん・・・
そんな被災された方の手助けが少しでもできればと思っています。

『どんな小さなことでも、それがたくさん集まれば大きな力になる』
そう信じています。
あの日、犠牲になられた多くの方のご冥福をお祈りすると共に、
今なお行方不明の方が、1日も早くご家族の元へ帰れること、
そして、被害に遭われた地域の復興を願っています。

