●宮原知子(JP) ショートPG 3Lz<+3T< 回転不足判定の件

【岡崎真 分岐点】宮原の冒頭ジャンプ 私は「行けた」と思った

テレビの映像では本当にボーダーラインぎりぎりに見える。ただ、ジャッジ用の公式カメラはテレビとは別で、アングルも違う。テレビでは宮原が背中を向けて滑ってくるように映ったが、ジャッジ席からは逆に正面を向いて遠ざかっていくように見える。恐らくその角度からだと回転不足に見えたのだろう。

さっとんのこのジャンプ、今までも回転不足に泣いてきた。

テレビ中継で見る限り、セカンドの3Tは「やばいな。。」と思ったけど、ファーストジャンプの3Lzは私も「行けた!」と思った。テレビ中継はさっとんの右後方から映した映像。

 

 

でも判定は両ジャンプとも回転不足。

確かに「?」。。。という気分になった。

 

ところが、その日の夜のニュース(たぶんNHK)で、1回だけさっとんの正面からのアングルで撮った映像が流れた。

その映像では残念ながら回転不足気味に見えてしまっていた。。。

「gorin.jp」にもまた別の動画があった!

↑ファーストジャンプ3Lzの着氷。

うーーーん。。。3/4回転は越えてるのか越えなかったのか。。。

 

↑着氷後、確かに少し氷上でブレードが回っている。

クリーンな着氷、、、とは言えないの。。。か。。。な。。。

こういったさっとんのクセについて、

…つまり、トゥで着氷してしまうクセ…

トゥ着氷は回転不足をとられやすいことを「チームさっとん」は、よーーく承知していて、ブレードの中ほどで着氷するように修正を頑張っている

 

マイナスのジャッジは、つまり、「ここがあなたのの伸びしろですよ」と教えてくれるものでもある。

 

でも、確実に言えることは、さっとんのこの演技はほんとうに素晴らしかったということ。

観る人を感動させられる演技だっていうこと。

 

実はまおまおのソチフリーも回転不足ありまくりーー(汗)だったけど、あんなに世界中を感動させた。

あんな心震わす演技、あれを超える演技を私は未だ知らない。

 

だから、さっとんにも、細かいこと、あんまり気にせずに自分の演技を信じて個人戦に臨んでほしいな。。。


今のままで行け!って、昨日のテレ東でまっちー(町田樹)先生も言ってたぞ!

 

●ケイトリン・オズモンド(CAN) ショートPG 3F+3T(かろうじて?)認定の件

冒頭の連続ジャンプで、3F着氷後、セカンドジャンプの3Tを飛ぼうとして左足トゥをついたが飛び上がれず、そのままオーバーターンになってしまったけいとりん。

 

…が、オーバーターン後に何とか3Tを跳ぶことに成功。

 

この、意図せず間に挟まってしまった1回転がセカンドジャンプを「試みた」と認定するのかしないのか。。。巷で少し議論になっていた。

 

オーバーターンがセカンドジャンプの1回転だと認定されれば、この連続ジャンプのスコアは3Fのみとなり、大幅減点。

 

さっとんが3位になったかも。。。という妄想もわいてくる。

 

 

…が、その後に付けた3Tがセカンドジャンプと認定された。

 

ルールブックには、ジャンプの試みについいて、あくまでブレードが離氷してるかしてないか、がキーになるとのこと。

けいとりんはオーバーターン時に左足トゥはついているものの、右足は氷上に在り離氷はしていない。

 

オリンピックは、普段は細かい判定まで言及しないワイドショーまでも、いろいろと発言する。

皆でルールを勉強するよい機会だなーーーとも思う。

私もすーーごく勉強になってます。

 

たぶん視聴者の知識が増えるほどに、解説者もより技術的に分かりやすく、詳しく、が望まれるようになってくるだろう。

織田君の解説、そして最近技術解説も増えてきたしーちゃん、そしてまっちー(町田樹)先生!の需要も増えてくるぞーーー ←良い兆しです!

 

●エテリ組のプログラム構成について

Wikipedia

エテリ組とは、ロシアのエテリ・トゥトベリーゼさんがコーチをしている、メドベージェワやザギトワ、ツルスカヤ等々の世界トップ選手たちのことである。

彼女たちが滑るプログラムが、後半にジャンプを集中させることや、タノジャンプを多用することから、批判されることも。逆に、ルール内でやっていることだし、後半に全てのジャンプを跳ぶのは鬼のようにスタミナがいるのだし、ミスせずにクリーンに跳ぶ技術はたいしたもんだ!という意見もある。

 

私個人としては、ルール上引っかからいのだったら何やってもいいでしょ、と思う。

彼女らのプログラムは前半のエレメンツのつなぎも気を抜いてない。いろんなステップやらMIF満載で、ほんっとに、このプログラム作った人、鬼だな、っていうくらいすごい。

 

ただ、タノジャンプは。。。

まるで、

 

顔面チョーーーップ!

 

してるみたいな美しくないのは。。。

いただけないな。。。

と思う。

 

そういうのは、まあ、GOEが伸びないんでしょうけどね。

 

私の心にある最高に美しいタノ。

それは、まおまお。

 

例えば。。。

蝶々夫人の三連続ジャンプの最後の2Loはタノジャンプ。

 

 

(2016年 世界選手権 wice2021さんより)

 

スピードが緩んで跳ぶラストの2Loに、ふわっと右腕を上げて。

嗚呼、まるで妖精が舞い降りたいみたい。。。うっとり。。。

 

というわけで、さいごにまおまおで締められて

し。あ。わ。せ。。