極論すると、読書感想文なんてものは、適当なページを開いて読めばできちゃうものです。

そりゃ全部を読み込めば、深い考察などもできるでしょう。

 

しかし、考えても見てください。これから来るのは冬休み(タイミング的には他の休暇かもしれませんが)。正味2週間。

年末年始のイベントを考えると1週間ってとこでしょうか?

私も冬期講習や教室の大掃除、非常勤講師という名のアルバイト学生の方々の対応に追われて、まさに『師走』という言葉が身にしみています。

話はそれましたが、1週間という時間の中で一つの作品を読み上げることはなかなかに困難な話ではないでしょうか?

そこでおススメしたいのが「一点集中突破」。物語のキーとなるシチュエーションについて語るのです。

 

例を挙げるとすれば誰もが知っている「浦島太郎」という童話。

カメを助けた主人公が竜宮城に行って、楽しんで、帰りたくなって、お土産もらって、「約束破って」玉手箱をあけておじいさんになる話。

 

キーワードとして「約束を破る」が挙げられます。

ここから「約束」とはどういうものか?守ることでのメリット、破ることでのデメリットを語れます。

 

他にもキーワードはありますね。「いじめよくない」「恩返し」。「儚い一瞬」もいいでしょう。

自分の体験をもとに考察し、どのような未来を描くか、教訓を得たかを語ればいいのです。

 

物語を最初から最後まで読む。それはそれで楽しいですし意義もあります。

でも、自分の得意分野での一点集中突破ができるなら、それはそれで深い話ができるのではないでしょうか?

心の琴線に触れる一瞬、大事にしたいですね。