帯枕のいろいろ、どんな帯枕を選んだらいいの？
お立ちよりありがとうございます。
東京目黒区・自由が丘都立大学・着付け教室、関口加容子でございます。
着物を着るときの帯枕は、大きさや形、高さや素材、いろいろなものがあります。
一体どんなものを選んだらいいの？
悩むところです。
というよりは、何を選んでよいか分からないから、お店にあるものの中でお勧めのものという方が多いのではないでしょうか。
または、ネットで選ぶ方も多いですよね。
そこで今回は、どんな種類のものがあるのか、どんな装いの時にどの帯枕を選んだらよいか、ということをお伝えいたします。
我が家にも帯枕はこの通り、いろいろなものがあります。
他にも、もう少しあるかな。
角張ったものから丸みのあるもの、長いもの短めのもの、厚みのあるもの薄いもの、背中に当たるところが硬いもの柔らかいもの、へちまでできているもの、中身が硬いもの柔らかいもの。
覆われているものがナイロンのような化学繊維のもの、ガーゼ素材のもの、覆われていないもの、紐が縫い付けてあるもの。
こんな風にいろいろ工夫をされています。
長さは長いもので３０センチくらい、短いもので２３センチくらい。
厚みにも違いがあります。
礼装や準礼装には、長くて高さがある帯枕の方が、お太鼓がきっちり形が整います。
紬や小紋に名古屋帯のカジュアルな装いには、短くて丸みがある帯枕を使いますと、とかわいらしくて若々しさが出ますね。
歳を重ねてあまりかわいらしくなくていい方は、高さがない帯枕は、ゆったりした装いになります。
ちなみに私は、短くて丸みがある帯枕は使っていません。（笑）
へちま素材は、風通しが良いということで夏になるとお店に並びます。
手作りをされる方もいらっしゃいますね。
また、帯枕を覆う素材は、ナイロンのような化学繊維は薄いのでかさ張らずに帯に仕舞いやすくなります。
ガーゼ素材は、なんといっても安定感があります。
紐は縫い付けてあるものがありますが、細いので結び目が小さくなる半面、少し安定感にかけるところがあります。
振袖用には、長いと飾り結びをしたときに、はみ出さないような丸みのある枕があります。
小物は、たくさんの種類が出回っていますので、選ぶのも楽しいですよ♪
装いのお好みとこだわりに応じて、お気に入りのものを見つけてくださいね。
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