・着物を着る際の小物、伊達締めの幅の違いで着方にもひと工夫。
お立ち寄りありがとうございます。
東京目黒区・自由が丘都立大学、着付け教室、関口加容子でございます。
今日は伊達締めのお話です。
伊達締めって、そもそもなあに？
伊達締めは、長襦袢を着た際に一本、着物を着た際に一本、使用します。
素材も何種類かありますが、こちらは正絹（しょうけん）の博多織りのものです。
何のために伊達締めをするのかといいますと、長襦袢を着た際に衿の着崩れをしないようにするために。
着物の上から締める伊達締めは、着物の衿を整える意味もありますが、おはしょりをきちんと整えるために使用します。
重ねると分かりやすいですね。
幅に違いがあります。
通常は、白い方のものが一般的です。
細いものが10.5センチ、太いものが13.4センチ、数ミリの違いは物にもよります。
その差は、約3センチです。
太い方の伊達締めは、あまり一般的ではありませんが、着物のおはしょりがたっぷり出るように仕立てられたものは、おはしょりを整える際に始末が楽になり美しくなります。
また、しっかり目に着物を着たいという感覚の方には、着心地が合うかもしれませんね。
夏の暑い時期、できるだけ簡単に着たい方には、太い方は向かないと思います。
小物ひとつにしても色々なものがありますので、使い勝手や目的を見極めることが大切になりますね。
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