キトラ文庫のブログ -2ページ目

古本屋ひまそがし日記

 18(木) 梅ちらほら。

  

  京都での即売会(5月連休、勧業館)用の

  目録原稿に追われる。3月早々の締切である。

  毎年この時期にはいつも。

  相変わらず……と思う。

  でもこの作業が元気の元になっているのでは、

  と、思い直す。

古本屋ひまそがし日記

 14日(日)

  12・13日の二日間、店をカミさんにまかせ、

  完全に寝て過ごした。


  体中の痛みで一晩中眠れなかった。

  朝、熱を計ると39度5分。風邪だと思う。

  病院へ行く。インフルエンザの検査を受ける。

  新型、A、Bいずれも陰性反応。ひとまずは安心。

  普通の風邪の薬を処方してもらう。

  2・3日、家で安静、咳や下痢の症状が出た

  場合には、すぐに電話をするように申し付かる。

  鼻水も咳も喉の痛みもない風邪があるのか。

  薬で熱は、半日もしないうちに退いた。

  体の痛みは続いているが…。

  そんなわけでずっと寝ていた。

  部屋中に積み上げた本の山が崩れ、

  液状になり、枕元まで迫ってくる。

  そんな幻影に脅かされ、うなされて

  何度か目が醒めた。

  積み上げた本の大半が売れない本であるからだろう。

  売れる本であるならば、きっと黄金色に輝く

  夢を見ていたかもしれない。



  店に出勤して、送られてきた5箱分の整理。

  買受価格の計算をする。

  

  

古本屋ひまそがし日記

 4日(木) 底冷えの日。

  吹田にて阪急東書房(林市郎)さんのお通夜。

  共に大阪の二つの会に属しており、

  同世代ということもあって、親しくしていた。

  私と違って、彼は古書一筋、業界歴40年以上の

  ベテランである。

  しかし店売り不振と病気という二つの波が

  同時に林さんを襲ったのだった。

  その波は林さんの智恵と体力よりも大きいものだった。

(昨年の12月までは、大阪の古書会館に、いつもと

  変わらない姿をみせていたのに……。)

  温泉に行ってのんびりしようという約束は

  果せないままだ。

  特に今日のように寒い日には、

  君の手足を温っためるには、

  温泉が一番なんや。

             合掌