呉服屋さんでの楽しい?会話
こんにちは。
埼玉・武蔵嵐山の着付け教室、テーブル茶道教室の山口文江です。
今日は数年前の話で恐縮ですが、とある呉服屋さんでのお話です。
ある夏の日、どなたでもご存知と思う某有名な避暑地に出かけました。
「へー、そこに呉服屋さんがあるの」と思う場所ですが、あるんです。
さすがにその○○銀座に呉服屋さんは一軒だけなので目立っていて、何十年もその地へ通っている私は、ずっとその呉服屋さんが気にはなっていたんですが、今までお店に入るまでの気持ちにはならなかったんですね。
そのお店は、外に着物や帯が飾られたショーウインドーがあって、その日もとっても素敵な着物と帯が中から「おいで~、寄って行きなさ~い」と手招きしていたので(笑)、レンタルの自転車を降りて、呉服屋さんへ入りました。
さすが、有名避暑地のお金持ちの方御用達の呉服屋さんで、素晴らしい着物が所狭しと飾られていて、それも思ったほど(思ったほどですよ、あくまでも!)すんごいお値段でもなく(だからといっておいそれと買えるかと言えばイエ全然)小紋なども豊富で、とても見易いお店でした。
私と連れが入って行くと、「こんにちは」、と声を掛けてくれる店員さん。
呉服屋さんあるあるの「さあ、販売のお時間です~」的な雰囲気は全くなくて、(ま、この人は買わない・・と判断されたのでしょう、さすがです)ゆっくりと見せていただいたんです。
店員さんのお話もさすがで、衣桁(いこう、えこうとも読みます。着物の袖を通して着物を開いた状態でかけておく物)にかかっている着物を丁寧に説明してくれたり、着物の柄の話も楽しかったです。
画像はお借りしました
そして本当にお値段が良心的なんです。
危うく袋帯を買いそうになったほどでした。
アブナイアブナイ💦
ただ、ただ、とても気になったことがありました。
それは、楽しく着物のお話をしてくれている店員さんが、誰一人として着物を着ていらっしゃらないんです。
見事に全員、お洋服。不思議・・・。
そして私にかけられた質問が・・・。
店員さん 「着物は着るんですか?」
私 「そうですね。よく着ています」(今ほどではありませんでしたが)
店員さん 「へー、よく着ているんですか。着物を?」
私 (着物を?って・・・)「ハイ、普段も着てますね」
店員さん 「普段って、どこに着て行くんです?」
私(どこにって・・・)「友達とランチしたり、映画を観に行ったり、何でもない時の方が多いかな」
店員さん 「何でもない時に着物着るんですか、凄いですね」
私 (すごいって・・・)「フォーマルなんて、なかなかないですから」
と言ってから、私気付きました。![]()
そうか!ここは某有名な避暑地だった!皆さまパーティーやらなんやらで、フォーマルなお席ばかりなのかもしれない!と。
こんな平行線な感じの会話が結構続いて、私と店員さんの話が交わることは最後までありませんでした。
でもね、お店には素敵な小紋も沢山有ったんですよ。小紋って街着の代表ですよ。
それこそ「何でもない時」に着る着物の代表でしょ。
それをもっともっと普及させて欲しいな、とスゴーク思いました。
と、庶民代表の私はちょっと納得できない所も多々ありの、でも楽しい呉服屋さん見学でした。
あなたは普段着物をご自分で着て、お友達と美味しいランチや女子会を楽しんで下さいね!応援します!!
街着、バンザイ!!
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