憧れのかさぶた
小さいとき、よく膝に傷をつくって、かさぶただらけだった事を思い出した。
今はもう、大きなかさぶたが出来ることなんてない。
治りかけの傷が気になって、かさぶたを剥がしたい気持ちでいっぱいだったあの頃。
もう、ここに剥がしたいかさぶたはないんだな。。。
思春期といえば、心がかさぶただらけだった。
感傷に浸って、遠い目をしていた。そういう美学の頃。
かさぶたを無理に剥がして、わざと傷の治りを遅らせた事が多々あった。
傷だらけの私に浸っていたのだろう。
いま、つんとした痛みを思い出しても、浸ることができず、どこか冷めた目で見てしまう。
時間の経過を感じる。