私はSNS、特にInstagramがずっと苦手でした。

Instagramは良いところだけ、Twitterは不快に思う発言も多々あり、距離を置いていました。


今はクッキングパパきっちーとしてインスタグラマー気取り←のことをしているのですが、始めたきっかけについて、少し長いのですが私のなんとなくの人物像と取り巻く環境を共有しながらお伝えしたいと思います。


苦手だった頃の自分…それはとある企業で研究職として働いていて、いつも何かに追われ、いや、自分で追い続けて、常に時間との勝負のような人でした。

研究者って自由じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、企業の研究はそうでもないんです。中間管理職でした(今も役職上は)ので、会議の資料作成、会議、会議、実験のまとめ、会議…そんな日々です。当時働き方改革が流行り出した頃、色々な(無駄な)業務を削減して本来やるべき研究の時間を確保しよう、そして空いた時間に勉強(論文など)できるようにしようと部下や上司に働きかけてました。


要するに、

絵に描いたような仕事人間

でした。

なので、SNSに興味を持たず、暇さえあれば論文か読書か仕事か…ホントそんな人でした。


子供が産まれてからは少しずつ子供にも意識が向き、早く帰るものの、空いた時間は相変わらず仕事でした(普通に徹夜で資料作りとかよくしてました)。


そんな私に転機が訪れます。

詳しくは妻のブログを読んでいただければ。

妻が産後うつになり、さらに発達障害(ADHD、自閉症スペクトラム)の診断を受け、詳細はリンクを読んでいただくとして、ODにより意識不明の重体になり、2日間意識が戻らないこともありました。


何度かあったのですが、さすがにそこまで命を絶ちたいという気持ちが強いのに、精神科病棟に入院したくはないと本人が...(妻も暇で筋トレしてたぐらいだそうで🤣)


当時愛媛にいたのですが、身寄りが全くいなかったため、子育てや妻のサポートが得られず、私は仕事を辞める覚悟で上司に相談しました。

私の実家、妻の姉がいる仙台か、妻の実家の函館で仕事を探すか…その時、たまたま国のプロジェクトが始まるタイミングで幸いなことに仙台の大学と共同研究していた縁で、駐在員として赴任することができました。

今思っても本当に会社には感謝しても感謝しきれません。


こうして、私も5年ぶりぐらいの地元仙台生活が…妻との闘病生活として始まることとなったのです。


さて、Instagramを始めた理由です(ここまで長くてすみません🙇)。

仕事人間だった私、自分にも人にも厳しく、研究者・技術者の悪い癖でクリティカルシンキング(批判的思考)をベースに、他者を認めるというよりは会議でもイエスやいいねということはなく、基本は"批判"でした。

妻との闘病で、なぜか?や解決策を導こうと会話する自分がいて…これではダメだと思ったのです。

相手の気持ちに寄り添って話を聞いて、いいねと認める

私が最も苦手としてきたことでした。

これって、Instagramじゃないか?ってふと思ったんです。

ここだけの話、そこまで良いなと思わなくても見たよという意味も含めて"いいね"ってすると思うんです。その相手を否定せずにいいねと言うInstagramこそ、私に必要なものなのではないかと!


詳しくの経歴などはまた追々紹介しますが、料理好きなこと、仙台に帰ってきて改めて日本酒を飲もうと思ったことでその2つをベースにInstagramを始めてみることにしました。


Instagramの話などはまた追々紹介しますが、初めて1年経ち、妻やほかの人への接し方は少しずつ変わってきたのではないかと思い、やってよかったなと改めて思っています。


そんなInstagramを始めた理由でしたが、このブログを始めようとしたきっかけが妻のリンクのブログでした。闘病2年が経ち、妻が少しずつ自分のことを話したりブログに書くようになり、回復の傾向が見えてきたのかなと。


Instagramってやはり良いところしか基本見せませんので、私も同じで、自分で言うのもなんですが、変態な研究者が良い生活してんなーってぐらいにしか思われてないのかなと←

でも実際は苦しんでて、それでもなんとか楽しもうとしてて…要するに私という人も知ってほしいなと思い始めました。


なので、このブログでは、これまでの自分を振り返りながら、妻との闘病を踏まえ変わった自分、そしてその後何がしたいんだろうと思うきっかけを作りたく、少しまとめてみたいと思います。


研究者の悪い癖でつい文章長くなりがちなのですがそこは読み飛ばしながらお付き合いいただければ嬉しいです😊