斉藤恵です。
今日は昨日の話の続きを書きます。
私が辞める前まで勤めていた
放射線科・内視鏡外来は
夜勤はなく
拘束番という形で
拘束の日は、
夜中でも朝方でも
呼び出しがあれば出て行きます。
夜中の呼び出しで多いのは
吐血して
胃カメラで止血
とか
心筋梗塞で
心臓カテーテル治療
とか
交通事故で
内臓破裂になり
出血部位を血管造影で探し
出血部位を止血する
とか
極めて緊急性が高いので
それはそれで
緊張やストレスはありました。
でも
とりあえずは
朝起きて夜寝る、という
人間らしい生活をしていました。
私の夜勤がなくなり
一番喜んでいたのは
旦那みたいでしたが(笑)
仕事の忙しさはどこも一緒だったけれど、
仕事は大変だけど、楽しかった。
仲間も良かったし、
先生とも仲良かった。
ここでの問題は、
ギックリ腰だった。
出産後、腰が悪くなり
ギックリ腰になったのですが
数日間安静にして
治ってしまえば
何ともなくなるんです。
ただ、一旦ギックリ腰になると、
もう歩くことさえ つらくて
腰を曲げて
ゆっくりゆっくり
一歩一歩
お婆さんのように歩かないと
痛いのです💦
周りの仲間は助けてくれました。
とても嬉しかった♡
でも、放射線科は、
その名の通り
放射線を浴びる事が多く、
特に
患者さんのそばに常にいる看護師は
浴びてしまうのです。
例えば
心臓カテーテル治療は、
患者さんの心臓を
写さなければならないので
心臓の近くに機械があります。
患者さんは
耳が遠い方もいますし、
心筋梗塞のため吐き気が出て
嘔吐する方もいらっしゃいます
だから、
患者さんの不安を和らげるためにも
看護師が顔のそばにいます。
でもそこは、
放射線が出る機械のすぐそばです。
一番被曝します。
だから、プロテクターという
鉛のガウンを着て仕事をします。
昔は3キロくらいの物を着ていましたが
今はだいぶ軽いのも出てきました。
でも、プロテクターを着て
走り回るのは
かなり腰に負担がかかり、
放射線科に行ってから
ギックリ腰になる回数が増えました。
もう痛すぎて
涙を流しながら
病院の廊下を歩いたこともあります。
このあたりが、
もう本当に
限界かも。
そう思うようになりました。
…この先、どうしよう。
医師会に行こうか
開業医に行こうか
施設に行こうか……
でも
自分は何がやりたいんだろう
そう考えるようになりました。
この続きはまた明日
書きますね。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました☺️