いつも行くショッピングセンターの一角にある、農家のおばちゃんたちの直売所。
(いや、私もまごうことなく「おばちゃん」なんですけど)
おにぎりとか山菜の天ぷらとかきな粉餅とか、
そのショッピングセンターに行く度に、何かしら買っていました。
安くて絶妙に美味しかったのです。
花束も野の花みたいに素朴だけど、たくさん花が入っていて格安。
直売所をのぞくのが日々のささやかな楽しみでした。
1月半ばから雪が降ったので、買い物は近くのスーパーで済ませて、
最近行ってなかったのですが、その直売所、1月末でなくなったそうです。
採算は取れていたそうですが、(確かにいつも混んでいた)
作る人たちの高齢化や亡くなったりで、続けられなくなったそうです。
私、そこの年に数回だけ販売する「きびだんご」が大好きでした。
販売予告が店に掲げられると、その日は朝一番にショッピングセンターに行きました。
昼前には売り切れてしまうから。
朝一番に行くと、きびだんごはまだほの温かく、それが本当に美味だったのです。
猿と犬と雉の気持ちがわかるくらい(桃太郎か)。
大げさかもしれませんが、あれはもう二度と、つまり永遠に
食べることは出来ないんですねぇ。
この年になると、そんな小さな喪失が、意外と地味に堪えるのです。