ル・コルビジェ「休暇小屋」
南仏カップマルタン
その小屋は、世界を股にかけ様々なスタイルとアイデアを盛り込んだ「家」から、用途といわず、機能といわず、構造といわず、設備といわず、何から何まで切り捨てられるだけ切り捨て、切りつめられるだけ切りつめた結果残ったル・コルビジェの強烈な体臭が染みついた《営巣本能》の形だったのです。そして、逆にそこから「小屋」が「家」に孵化する直前のうごめきのようなものも、私はひしひしと感じずにはいられません。幾たびに金縛りにでもあったように立ち去りがたく、長い時間その室内にたたずんでしまうのは、その誕生のドラマが小さな室内一杯に充満しているからに違いありません。
普段着の住宅術 中村好文 王国社 より
南仏カップマルタン
その小屋は、世界を股にかけ様々なスタイルとアイデアを盛り込んだ「家」から、用途といわず、機能といわず、構造といわず、設備といわず、何から何まで切り捨てられるだけ切り捨て、切りつめられるだけ切りつめた結果残ったル・コルビジェの強烈な体臭が染みついた《営巣本能》の形だったのです。そして、逆にそこから「小屋」が「家」に孵化する直前のうごめきのようなものも、私はひしひしと感じずにはいられません。幾たびに金縛りにでもあったように立ち去りがたく、長い時間その室内にたたずんでしまうのは、その誕生のドラマが小さな室内一杯に充満しているからに違いありません。
普段着の住宅術 中村好文 王国社 より

