1992年に開催されたバルセロナ五輪の前は
五輪の翌年と、五輪の前の年にワールドカップが開催されていました。
その間の年に世界選手権があったのですよね。
なので
五輪の年→
五輪の翌年にワールドカップ→
五輪の2年後に世界選手権→
五輪の3年後にワールドカップ→
五輪の年
というような流れだったのですね。
それが、1993年から、各大陸の選手権優勝国を迎えての
ワールドグランドチャンピオンズカップが開催されるようになりました。
ちなみに1993年の第1回大会は・・・
女子は
セッター=中西(ユニチカ)、永富(日立)
ライト=大林、村田(共に日立)
ミドル=吉原(日立)、多治見(日立)、江藤(日立)
レフト=山内(ダイエー)、福田(日立)、苗村(ヨーカドー)、中村(ユニチカ)、佐伯(ユニチカ)
というメンバーだったような気がします。
出場国は、北中米代表がキューバ、南米代表がペルー、ヨーロッパ代表がロシア、
アジア代表が中国、開催国が日本、更にワイルドカードとしてアメリカ。
南米代表はペルーなんですね。
その前なんかも、ぺルーにはペレスというセンターエースが代表にいて強かったのですね。
そして、キューバはセッターがスタメンに2人対角にいて、前衛のセッターがセッターやって
前衛のセッターはアタッカーを担うということで、常に前衛に攻撃が3人いる攻撃的布陣。
高さも最高到達でいうと、320センチから、ミドルのトレス選手は345センチなど日本の男子並みで。
この頃のキューバは強いんですよね~。日本のミドルが通用しない感じでした。
アメリカはエースのケムナー(男子みたいな顔してたな・・・)とか、ミドルではワイショフとか
いたけど、日本は多治見を中心にアメリカにはブロックが通用していたのですよね、この頃は。
中国はエースの孫月とかいたけど、なんといってもミドルの頼亜文が、
ま~、コーチで中国のベンチに入っていましたが、凄かったですね。
あとは、ロシアは、両レフトにトスが集まるのですが、
スミルノーワだったかな・・・結構、速いトスをレフトから打っていたのですよね。
それに対して、初めて見たのがアルタモノワ。
とにかく高いトスを叩き付けるというか、でもフェイントもするし、凄いの出てきたな~という感じ。
あ、前置きが長くなりましたが・・・2017年大会の全日本ベンチ登録14名が発表されました。
セッターは・・・冨永(上尾、176センチ)、佐藤美弥(日立、175センチ)
ミドルが、荒木(トヨタ車体、186センチ)、キャプテンの岩坂(久光、187センチ)、奥村(JT、177センチ)、島村(NEC、183センチ)
レセプション免除のサイドが堀川(東レ、183センチ)、野本(久光、181センチ)
レセプションするサイドが新鍋(久光、173センチ)、石井優希(久光、180センチ)、内瀬戸(日立、171センチ)、鍋谷(デンソー、177センチ)
リベロは反応が早い井上(JT、162センチ)、チームを鼓舞する小畠(JT、164センチ)
ということで、注目されたいたセッター宮下、サイドの古賀は外れましたね。
古賀は右膝の腱に痛みを抱えているとの情報があります。心配ですね。
スタメンについては・・・どうですかね。
レセプション免除のサイドによって・・・わかないけど
例えば・・・セッター冨永、ライトに堀川、ミドルに荒木と岩坂、レフトに鍋谷と石井にリベロ井上とか
セッターに佐藤、ライトに新鍋、ミドルに岩坂と島村、レフトに野本と石井にリベロ小畑とか
何パターンかを考えられますね。どうなるのか分かりませんが。
ちなみに、出場国ですが・・・
アジア代表=中国
ヨーロッパ代表=ロシア
南米代表=ブラジル
北中米代表=アメリカ
ワイルドカード=韓国
ということで、全敗する可能性もありますし、メダル獲得の可能性もあります。
中国について、先月のアジア選手権で対戦した時は日本は勝ちましたが、
中国は他のカテゴリーの大会に選手を派遣していた関係もあり、選手が揃っていませんでした。
なので、今大会は厳しい戦いを強いられそうです。
ロシアはワールドグランプリで日本はフルセットの末に勝利したものの、
ロシアは2枚看板エースのコシェレワとゴンチャロワが居ませんでした。
グラチャンでは、たぶん出場するかと。
などなど、日本にとって、厳しい大会になりそうだな~という感じがします。