■ 大会名 : 第1回FIVB世界U23女子バレーボール選手権大会2013
 
 
 
■ 会場 : メキシコ
 
 
 
■ 期間 : 2013年10月5日(土)~12日(土)
 
 
 
■ 出場資格 : 1991年1月1日以降に生まれた選手であること。
 
 
 
■ 日本代表メンバー
 
・セッター
田代 173センチ 東レ
藤田 166センチ トヨタ車体
 
・リベロ
鳥越 163センチ NEC
 
・ミドルブロッカー
島村 182センチ NEC
森谷 180センチ パイオニア
伊藤 178センチ 東レ
 
・ウィングスパイカー、オポジット
橋本 183センチ デンソー
鍋谷 177センチ デンソー
野村 180センチ 東レ
辺野喜 172センチ 下北沢成徳3年
高橋沙織 178センチ 日立
古賀 181センチ 熊本信愛女学院2年
 
 
 
■ 出場国
 
メキシコ、ドミニカ共和国、アメリカ、キューバ
日本、中国、
イタリア、トルコ、ドイツ
アルゼンチン、ブラジル
ケニア
 
 
 
■ 対戦形式
 
12チームが6チームずつ2組に別れ、それぞれ総当り1回戦を行う。
各組上位1・2位がセミファイナル1-4位に進出する。
各組上位3・4位がセミファイナル5-8位に進出する。
 
 
 
■ 予選A組の結果
 
・1日目
トルコ 3-2 イタリア
ドミニカ 3-0 アルゼンチン
日本 3(25-19、25-13、20-25、25-15)1 メキシコ
※日本のスタメン=S田代-WS高橋-MB伊藤-OP鍋谷-WS橋本-MB島村、L鳥越
※戦評
第1セット、地元・メキシコへの大歓声の中、高橋沙織のライト攻撃で先制した。
その後は一進一退の攻防となり、7-8でメキシコが1回目のテクニカルタイムアウトを取った。
その後も橋本涼加のレフト攻撃や鍋谷友理枝の巧みなコンビ攻撃で点数を重ねたが、
ミスもあり15-16で再度メキシコにテクニカルタイムアウトを取られてしまった。
その後、高橋の3連続ポイントで19-18と逆転した日本は、伊藤望のクイック攻撃、橋本のブロックや
フェイントでポイントを重ねた。最後は伊藤のブロックで6連続ポイントとし、25-19で第1セットを先取した。
 続く第2セット、序盤は互いにポイントを重ねる展開となったが、鍋谷のライト攻撃や島村春世の
クイック攻撃で勢いに乗ると、8-6で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。
その後も高橋のサイド攻撃や伊藤の連続サービスエースで16-9とリードを広げて後半へ。
勢いに乗った日本はその後も鍋谷と橋本のサイド攻撃で点数を重ねると、
途中出場した17歳の古賀がポイントを決めた。最後は古賀のレフトアタックが決まり25-13で2セット連取。
第3セット、このまま勢いに乗りたい日本であったが、序盤は日本のスパイクミスやメキシコの
オポジットの強打が決まり、4-8とメキシコに1回目のテクニカルアウトを取られてしまった。
その後、島村のブロード攻撃やクイック攻撃で12-13まで追い上げるも、流れに乗れない日本は
14-16で2回目のテクニカルアウトもメキシコに奪われてしまった。一旦メキシコに傾いた流れを
引き寄せたい日本だったが、その後も強打を抑えきれず、20-25でこのセットを落としてしまった。
 第4セット、なんとかこのセットを取りたい日本。序盤から橋本のサイド攻撃や鍋谷の連続コンビ攻撃、
さらに島村のブロード攻撃が効果的に決まり日本のリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
強打を島村、田代佳奈美らのブロックで抑え込み、16-9で終盤へ。勢いに乗った日本は高橋と鍋谷の
サイド攻撃でポイントを重ね、最後は古賀のライト攻撃が決まり、25-15で第4セットを奪取した。
この結果、セットカウント3-1で日本がメキシコを下し、
第1回世界U-23女子バレーボール選手権大会初戦を白星で飾った
 
・2日目の結果
ドミニカ 3-0 トルコ
アルゼンチン 3-0 メキシコ
日本 3(21-25、18-25、25-22、25-16、15-12)2 イタリア
※日本のスタメン=S藤田-WS高橋-MB島村-OP古賀-WS橋本-MB森谷、L鳥越
※戦評
第1セット、序盤は一進一退の攻防が続いたが、7-8と1回目のテクニカルタイムアウトを
イタリアのリードで迎えた。その後、9-9までは拮抗した試合展開となったが、イタリアの身長202cmの
オポジット・Diouf Valentinaに強烈なスパイクを決められ、12-15と徐々に引き離された。
流れを変えたい日本は藤田と古賀に代え、田代と鍋谷を2枚替えで投入しチャンスを伺ったが、
13-16と状況は変わらずイタリアリードのまま後半へ。その後も、森谷のクイック攻撃や
高橋のサイド攻撃で反撃を試みたが、1度もリードを奪うことなく第1セットを21-25で落とした。
第2セット、なんとか流れを引き込みたい日本は、立ち上がりより橋本に代えて野村を投入。
序盤は古賀のライト攻撃やブロック、森谷のブロード攻撃などで得点を重ねたが、
6-8とイタリアのリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後もDiouf Valentinaの
ライトからのスパイクや、高いブロックに攻撃を阻まれ6連続得点を許した日本。
高橋のサイド攻撃による反撃もむなしく、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトも奪われてしまった。
その後も日本のミスが続き、田代と鍋谷の2枚替えも悪い流れを断ち切ることができず、
第2セットを18-25で落とした。第3セット、第2セットと同様に野村がオポジットに入った。
あとがない日本は高く強烈な攻撃に苦戦しながらも、高橋のブロックや古賀のサイド攻撃で
イタリアに応戦した。野村がサイドからの強いスパイクを決めて3連続ポイントを挙げたが、
1回目のテクニカルタイムアウトは7-8でイタリアに奪われてしまった。中盤日本は、
森谷のブロード攻撃やクイック攻撃、高橋のネット際のプレーや強打で加点。さらに古賀のサイド攻撃や
野村の強烈なスパイクが効果的に決まり、16-14とこの試合初めて日本がテクニカルタイムアウトを
取ることに成功した。勢いに乗った日本は2枚替えで入った鍋谷がサイド攻撃やサービスエースを決めると、
最後は古賀がレフト攻撃を決めて25-22とし、第3セットをもぎ取った。
第3セットで本来の調子を取り戻した日本は、第4セット、序盤からイタリアを引き離すことに成功。
さらにコースを狙ったサーブでイタリアのミスを誘うと、古賀のサイド攻撃や野村の強烈な
スパイクが決まった。さらに、この試合日本選手最多得点(21得点)の古賀のサービスエースで8-3とし、
中盤へ。良い流れのまま野村・高橋がサイド攻撃で加点、さらにこの試合好調の高橋がブロックを決めて、
16-10とリードを保ったまま終盤に突入。その後もイタリアの猛追を受けたが、古賀、野村、高橋の
多彩なサイド攻撃がイタリアのコートに突き刺さり、最後は島村春世がブロックを決めて、
第4セットを25-16で奪った。セットカウント2-2に持ち込んだ日本は、第5セットも序盤からイタリアのミスを
誘う効果的なサーブで得点を重ねた。古賀がライト攻撃を決めると、野村がブロック、森谷がクイック攻撃で
これに続き、徐々にイタリアを引き離した。さらに森谷のブロックと野村のスパイクで8-5とし、
日本のリードでコートチェンジ。ここから勢いに乗った野村が3連続ポイントを決め11-5と大きくイタリアを
引き離した。粘るイタリアに追い上げられ、12-9と3点差まで詰められたが、野村がコースを突く
ライト攻撃を決め得点を重ねると、最後は高橋がレフトから決め、15-12で第5セットを制した。
この結果、強豪イタリアをフルセットで下した日本は、予選リーグ戦を2連勝とした
 
・3日目の結果
トルコ 3-0 アルゼンチン
イタリア 3-0 メキシコ
日本 3(15-25、25-22、17-25、25-17、15-9)2 ドミニカ
※日本のスタメン=S田代-WS高橋-MB伊藤-OP鍋谷-WS野村-MB森谷、L鳥越
※戦評
第1セット、鍋谷のレフト攻撃で日本が先制。その後も鍋谷と野村のサイド攻撃、
森谷の効果的なフェイントで5-2とリードしたが、ドミニカ共和国の高さのあるスパイクに連続得点を許し、
5-8で1回目のTTOを取られてしまった。日本は野村と鍋谷のサイド攻撃や森谷のブロード攻撃で
9-11と追い上げた。しかし、跳躍力のある攻撃に苦戦し、9-16とドミニカ共和国のリードで後半へ突入。
流れを変えたい日本は、古賀と藤田を2枚替えで投入し、追い上げを図った。高橋のバックアタックや
サイド攻撃に加え、鍋谷と古賀も得点を重ねたが、高さのある強烈な攻撃に翻弄され、
第1セットを15-25でドミニカ共和国に奪われた。第2セット、なんとか流れを引き込みたい日本は、
3-3の場面から伊藤の連続サービスエース、さらに野村のサイド攻撃が決まり6-3とリードを広げた。
粘りを見せるドミニカ共和国に、高く鋭い攻撃で得点を奪われたが、1回目のテクニカルタイムアウトは
8-7で日本が奪取した。その後も一進一退の攻防が続いたが、再び伊藤がコースを突く
連続サービスエースを決めてドミニカ共和国を引き離し、16-15で2回目のテクニカルタイムアウトも
日本が奪った。粘るドミニカに対し、日本は鍋谷や途中出場の17歳・古賀のサイド攻撃で応戦。
再び伊藤がコースを突く巧みなサーブから相手のミスを誘い25-22とし、日本がこのセットを制した。
第3セット、日本は高橋のライト攻撃で先制し、勢いに乗りたいところであったが、ドミニカ共和国の高い
サイド攻撃に加え、速攻に失点を喫し、5-8リードを許し中盤へ。粘る日本は鍋谷と野村のサイド攻撃で
10-12と追い上げ、さらに高橋のバックアタックなどで得点を重ねたが、12-16と再びリードを
広げられてしまった。なんとか一矢報いたい日本は18歳の辺野を投入し反撃を試みたが、ドミニカ共和国の
強打と軟打を混ぜた巧みな攻撃や高いブロックに失点を重ね、17-25でこのセット落としてしまった。
後がない第4セット、島村と第3セットで途中出場した辺野喜を立ち上がりより投入。序盤は鍋谷の
ライト攻撃やサービスエースに加え、高橋と辺野喜のサイド攻撃で得点を重ねた。攻撃などで
ドミニカ共和国に追い上げられたが、8-7とリードを保ったまま中盤に突入。日本は田代の巧みなトス回しに
高橋と鍋谷が応え、さらに伊藤の本日5点目となるサービスエースで得点を重ねると、16-11とリードを
広げて終盤へ。2枚替えで投入した藤田の好判断に、島村が強烈なAクイック攻撃を決め、ドミニカ共和国の
ブロックを翻弄。さらに古賀のサイド攻撃で得点を重ねた。最後は伊藤のサーブでドミニカの守備を揺さぶり、
25-17で第4セットを奪い、勝負を振り出しに戻した。第5セット、日本は第4セットと同じメンバーで臨んだ。
長いラリーの後、高橋の強烈なダイレクトアタックがドミニカ共和国のコートに突き刺さり、日本が先制した。
その後、鍋谷のライト攻撃や辺野喜のブロックとフェイントで得点を重ねた日本。2枚替えで投入された藤田の
巧みなトスに再び島村がAクイックを2本決めて加点した。対するドミニカ共和国も鋭いスパイクや高い
ブロックで7-6と追い上げを見せたが、古賀のライト攻撃で8-6とし、日本のリードでコートチェンジを迎えた。
その後もリベロ・鳥越未玖の好レシーブに鍋谷のレフト攻撃などで日本が追加点を奪った。さらに鍋谷の
ブロックで13-9とリードした日本は、辺野喜と島村のブロックで15-9で第5セットを奪取した。
 
・4日目の結果
ドミニカ 3-1 イタリア
トルコ 3-1 メキシコ
日本 3(25-19、25-16、25-19)0 アルゼンチン
※日本のスタメン=S藤田-WS高橋-MB伊藤-OP古賀-WS辺野喜-MB島村、L鳥越
※戦評
第1セット、古賀のレフト攻撃で1点目を奪った日本。その後も古賀がレフトから得点を重ねた。さらに
伊藤のクイック攻撃で4-2とリードした。その後、ミスからアルゼンチンに逆転を許したが、島村の速い
ブロード攻撃で再びリードを奪い、8-6で中盤へ。藤田の巧みなトス回しに島村と伊藤のミドル陣が応え、
得点を積み重ねた。さらに17歳・古賀と18歳・辺野喜のサイド攻撃が決まり、16-11で終盤に突入。
昨日のドミニカ共和国戦、巧いサーブで大活躍を収めた伊藤がこの試合再び躍動、アルゼンチンの
ディフェンスを翻弄した。さらに辺野喜のフェイントやブロック、島村のクイック攻撃などで連続得点。
伊藤のサービスエースも飛び出し、一挙に6連続ポイントを奪った日本、22-11とアルゼンチンを
大きく引き離した。日本はこの後、アルゼンチンの高さのある強烈なスパイクで反撃を受けたが、
最後は伊藤のダイレクトアタックがアルゼンチンコートに突き刺さり、25-19で第1セットを奪取した。
第2セット、伊藤のクイックから得点した日本。辺野喜のこの試合3本目のブロックも決まり好スタートを
切った。さらに古賀と辺野喜がサイド攻撃で得点を重ねると、伊藤のクイックやサービスエースも飛び出し、
8-4で1回目のテクニカルタイムアウトを先取した。中盤、アルゼンチンのパワーのあるサイド攻撃を受け、
11-9と2点差まで詰め寄られた。しかし日本は高橋と古賀のサイド攻撃で着実に得点を重ね、
16-10と日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。後半、2枚替えで投入した
鍋谷と田代のコンビ攻撃が冴え、勢いに乗った日本。さらに辺野喜がサービスエースを決めて
アルゼンチンを引き離した。最後は高橋のサイド攻撃で25-16とし、2セット連取に成功した。
第3セット、日本は古賀のサイド攻撃で先制したが、ミスを犯して5-8とこの試合初めてアルゼンチンに
テクニカルタイムアウトを奪われた。島村のブロード攻撃や古賀のサイド攻撃で反撃するも、
高さのある攻撃に苦戦、ミスを繰り返してしまった。しかし、高橋のライト攻撃で12-15とすると、
ここからアルゼンチンを猛追。辺野喜のサーブでディフェンスをかく乱すると、それに高橋と鍋谷が応え
サイドから得点を重ねた。日本が16-15と逆転し迎えた後半、辺野喜のサーブで守備が乱れた
アルゼンチンに対し、高橋がサイド攻撃やブロック、ダイレクトアタックで加点し、
22-15と大きくリードを広げた。アルゼンチンのウィングスパイカーのバックアタックなどで反撃を受けたが、
日本が25-19で第3セットを制した。この結果、アルゼンチンをストレートで下した日本は予選リーグ戦を
4連勝とした。この試合、高橋が12得点、古賀が11得点と活躍。伊藤もサービスエースで2得点を挙げた
 
・5日目の結果
イタリア 3-0 アルゼンチン
ドミニカ 3-0 メキシコ
日本 3(23-25、25-22、26-24、16-25、15-13)2 トルコ
※日本のスタメン=S田代-WS高橋-MB島村-OP鍋谷-WS辺野喜-MB森谷、L鳥越
※戦評
第1セット、開始早々トルコのサーブに守備を乱され、0-4と失点を喫した。鍋谷のサイド攻撃、
島村のダイレクトアタックで得点を重ねたが、4-8で1回目のテクニカルタイムアウトをトルコに
奪われてしまった。日本は森谷のブロード攻撃でサイドアウトを取ると、先発出場の辺野がロングサーブで
相手ディフェンスをかく乱し、7-8と1点差まで追い上げた。その後は一進一退の展開が続いたが、
トルコの高さのあるブロックに阻まれ、思うように得点を挙げることができない。迎えた後半、
何とか追い付きたい日本は古賀と藤田を2枚替えで投入。この起用に応えた古賀がサイド攻撃や
ブロックで得点を重ねた。さらに高橋がネット際のボールを押し込み21-21と同点に持ち込んだが、
トルコのキャプテンギョズデの高い攻撃に失点を喫し、21-23と再び引き離されてしまった。
日本は島村がクイック攻撃で反撃するも及ばず、23-25でこのセットを落とした。
第2セット、悪い流れを断ち切りたい日本は高橋のフェイントで先制すると、高橋のサイド攻撃、
島村のクイックやブロード攻撃で得点を奪い、5-3とリードした。さらに森谷のサービスエースも決まり、
8-6で中盤へ。しかし、ここからトルコのオポジット・Kestirengöz Cerenのバックアタックなどで
トルコに得点を奪われ、8-9と逆転を許した。さらにミドルブロッカーのブロード攻撃で失点を喫した
日本だったが、高橋の好サーブに辺野喜と島村らが応え得点を重ねると、16-12と4点のリードを
広げて後半へ。トルコを一気に引き離したい日本は再び古賀と藤田を2枚替えで投入。
すると、古賀のレフトからの強烈なスパイクがトルコ陣営に突き刺さった。さらに辺野喜が
サービスエースを決めてトルコの守備を翻弄し、古賀のライト攻撃や森谷のクイック攻撃で
22-14とリードを広げた。終盤、高いスパイクやブロックで22-18と追い上られたが、最後は
島村がブロード攻撃を決めて、25-22で日本がこのセットを制した。第3セット、第2セットの勢いのまま
試合を進めたい日本であったが、またしてもサーブに翻弄され0-3とリードを許した。ここから鍋谷の
巧みなコンビ攻撃で反撃したが、失点し、4-8とトルコのリードで中盤に突入した。
日本は鍋谷と辺野喜がサイド攻撃で得点、さらに田代佳奈美の2連続サービスエースが決まり、
10-10と同点に追い付いた。しかし、トルコの高さのあるアタックを止めることができず、
ミスも重なり12-16で後半を迎えた。日本は途中出場の古賀のサイド攻撃や森谷の効果的な
ブロックで16-18と追い上げを見せたが、連続失点を喫し16-22と一気に引き離されてしまった。
なんとか追い付きたい日本は、古賀のライト攻撃や田代のこのセット3本目となるサービスエースで
反撃したが、長いラリーの後にトルコにフェイントを決められ、22-24でセットポイントを取られてしまった。
しかし、ここから意地を見せた日本、23-24と1点差に詰め寄ると、島村のサービスエースで
24-24と同点とした。粘り強い守備からトルコのミスを誘い、最後は島村のこの試合2本目となる
サービスエースで26-24とし、このセットを逆転勝ちでもぎ取った。第4セット、第3セットで途中出場した
野村を立ち上がりより起用。ここで勝負を決めたい日本であったが、サーブに翻弄され、
2-9と大きくリードを許した。古賀や野村のライト攻撃で得点した日本だったが、9-16とトルコの
リードのまま後半へ。トルコの高く強烈な攻撃に守備が乱れた日本は、島村のブロード攻撃や
途中出場の橋本のサイド攻撃などで反撃したものの、トルコを攻めきることができず
16-25でこのセットを奪われ、勝負の結末は第5セットへと持ち越された。なんとしても勝ちたい日本は
橋本、野村、伊藤望、島村、古賀、藤田の6名で第5セットに臨んだ。野村のサイド攻撃で先制したが、
トルコもサイド攻撃で反撃し、一進一退の攻防となった。互いに得点を重ねた両チームであったが、
島村がブロックを決めて13-12とリードを奪うと、さらに島村のブロード攻撃で14-13と
マッチポイントに到達した。最後まで粘り強い守備を見せた日本、15-13でこのセットを奪った。
フルセットの末にトルコに勝利した日本は、予選リーグ戦を5戦全勝で終えた。この試合は鍋谷が17得点、
古賀が14得点、高橋と島村が12得点を挙げる活躍を見せた。
 
・予選A組の順位
1位 勝ち点13 4勝1敗 ドミニカ
2位 勝ち点12 5勝0敗 日本
3位 勝ち点9 3勝2敗 トルコ
4位 勝ち点8 3勝2敗 イタリア
5位 勝ち点3 1勝4敗 アルゼンチン
6位 勝ち点0 0勝5敗 メキシコ
 
 
 
■ 予選B組の結果
 
・1日目の結果
アメリカ 3-0 ケニア
中国 3-1 ドイツ
ブラジル 3-1 キューバ
 
・2日目の結果
ドイツ 3-0 ケニア
アメリカ 3-0 キューバ
中国 3-1 ブラジル
 
・3日目の結果
ブラジル 3-0 ケニア
アメリカ 3-2 ドイツ
中国 3-0 キューバ
 
・4日目の結果
キューバ 3-0 ケニア
中国 3-2 アメリカ
ブラジル 3-0 ドイツ
 
・5日目の結果
中国 3-0 ケニア
ドイツ 3-0 キューバ
アメリカ 3-2 ブラジル
 
・予選B組の順位
1位 勝ち点14 5勝0敗 中国
2位 勝ち点11 4勝1敗 アメリカ
3位 勝ち点10 3勝2敗 ブラジル
4位 勝ち点7 2勝3敗 ドイツ
5位 勝ち点3 1勝4敗 キューバ
6位 勝ち点0 0勝5敗 ケニア
 
 
 
■ セミファイナル・ファイナル
 
・準決勝(5-8位)
トルコ 3-0 ドイツ
イタリア 3-0 ブラジル
 
・準決勝(1-4位)
ドミニカ 3-0 アメリカ
中国 3(27-25、26-24、25-13)0 日本
※日本のスタメン=S藤田-WS高橋-MB伊藤-OP古賀-WS野村-MB島村、L鳥越
※戦評
第1セット、中国の高いレフト攻撃に連続失点を喫するも、古賀・野村のサイド攻撃で反撃し、一進一退の
攻防が続く。古賀のライト攻撃でリズムに乗った日本は、島村のブロックで相手のクイック攻撃を封じ、
更に野村のレフト攻撃で1回目のテクニカルタイムアウトを先制した。更に弾みをつけたい日本であったが、
力強い攻撃やミドルブロッカーのサービスエースに加えミスも重なり、11-12と逆転を許してしまう。
セカンドテクニカルタイムアウトを15-16で後半戦へと突入すると、日本は古賀のライト攻撃に加え、
島村のクイック攻撃、また途中出場の田代佳奈美のコースを突くサービスエースも飛び出し、
19-17と再逆転に成功し、このまま逃げ切りたい日本であったが、中国の手堅い守備に加え、
中国の強烈な攻撃も決まり、20-20と再度同点に持ち込まれた。デュースにもつれ込むと、
最後は中国の高いブロックに捕まり、25-27で落とした。第2セット、またしても序盤は1点を争う攻防が続く。
7-8で1回目のテクニカルタイムアウトを制した中国は、高いブロックと堅い守備でこちらのスパイクミスを
誘い7-9とリードを広げるが、古賀のサイド攻撃に髙橋のサービスエースも飛び出しすぐに9-9と追いつく。
日本の堅い守りに中国もミスを重ね、髙橋のレフト攻撃も決まり18-16とすると、中国はミドルブロッカーの
クイック攻撃などですぐに追いつく。日本は伊藤望のクイック攻撃が決まり、更には髙橋のサーブで
相手守備を乱し、21-16とリードを広げる。粘る中国は高く強烈なスパイクで反撃し、日本のミスも重なり
24-24と再び同点に追い付かれてしまう。ここから逆転を許した日本に対し、中国はの強いスパイクで
得点を加え、第2セットを26-24で逆転負けを許した。第3セット、ここから粘りを見せたい日本は、
藤田のサービスエースから1-0と先制する。お互い得点を重ねるが、焦る日本は中国の正確なレシーブと
トスにサイド攻撃で得点し、6-12と6連続失点を奪われてしまう。日本は田代・鍋谷友理枝を投入し、
鍋谷がこれに応えてライト攻撃で加点するも、11-16でセカンドテクニカルタイムアウトを折り返す。
反撃に出たい日本だが、このセット先発出場のミドルブロッカーのクイック攻撃や強烈なサイド攻撃に
またしても連続失点をしてしまい、11-22とリードを広げられてしまった。途中出場の森谷のブロード攻撃で
反撃するも、終始粘り強い守備と強い攻撃の中国を打ち破ることができず13-25で第3セットも落とした。
結果、セットカウント0-3敗戦を喫した
 
・7-8位決定戦
ブラジル 3-1 ドイツ
 
・5-6位決定戦
トルコ 3-0 イタリア
 
・3-4位決定戦
日本 3(25-16、20-25、25-11、25-19)1 アメリカ
※日本のスタメン=S田代-WS高橋-MB森谷-OP鍋谷-WS橋本-MB伊藤、L鳥越
※戦評
第1 セット、序盤、鍋谷・橋本のサイド攻撃、伊藤のクイック攻撃で5-2 とリードを広げる。
高さに勝るアメリカはレフト攻撃で5-5 とすぐに追い上げる。日本は鍋谷のコースを突いたサーブで
相手のミスを誘い、8-6 とした。一気に引き離したい日本は、髙橋のブロックや鍋谷のサイド攻撃に
伊藤のサービスエースも飛び出し、16-10 でセカンドテクニカルタイムアウトも奪取。
アメリカも高い攻撃で得点を重ねるも、日本は橋本のサイド攻撃や伊藤のクイック攻撃で反撃。
22-13 とリードを広げた日本は、途中出場した古賀紗理那のライト攻撃で第1 セットを25-16 で先取した。
第2 セット、このまま勢いに乗りたい日本は、鍋谷・橋本・髙橋のサイド攻撃で得点を加えるも、
高い攻撃やのクイック攻撃で反撃される。7-7 と一進一退攻防となるが、のライト攻撃で
1 回目のテクニカルタイムアウトを先制。日本も鍋谷のサイド攻撃や森谷のサービスエースで応戦するも、
アメリカの高い攻撃に翻弄され徐々にリードを許す。流れを変えるべく藤田・古賀を2 枚替えで投入するも、
逆に連続サービスエースに失点を重ね、11-16 と劣勢となる。更に14-22と失点を喫した日本は
髙橋・鍋谷・橋本のサイド攻撃や田代のサービスエースで応戦するも、第2 セットを20-25 で落とした。
第3 セット、流れを変えたい日本はスタートから古賀を起用。田代のコースを突いたサーブで
アメリカの守備を揺さぶると鍋谷・髙橋・古賀のサイド攻撃で得点を重ね、8-2 で中盤戦へと突入した。
アメリカも再び高い攻撃で反撃に出るも古賀・髙橋のジャンプ力を生かした高い攻撃に加え
古賀のバックアタックも飛び出し、16-7 で後半へ。一気に波に乗りたい日本は森谷のクイック攻撃や
鍋谷のコンビ攻撃で21-11 と得点を重ね、更に途中交代した野村のブロックで弾みをつける。
更に鳥越や髙橋の好レシーブに野村が連続得点を重ね、第3 セットを25-11 で奪った。
第4 セット、好調を維持する日本は、鍋谷・古賀がレフトから得点を重ね、8-4 と1 回目のTTOを奪取。
更にここから田代のブロック、古賀のサービスエースなどで6 連続得点し14-4 と一気にリードを広げる。
粘るアメリカは連続ブロード攻撃で反撃するが、途中出場の島村のブロックで2 回目のTTOも奪い取る。
高いスパイクやブロックで抵抗するも、日本も島村の2 本目となるブロックや鍋谷・古賀・髙橋の
サイド攻撃で得点を重ね、最後は髙橋のレフトからの高い攻撃がアメリカコートに突き刺さり、
第4 セットを25-19 で奪った。結果、セットカウント3-1 で勝利した
 
・1-2位決定戦
中国 3-0 ドミニカ
 
 
 
■ 最終順位
 
1位  中国
2位  ドミニカ共和国
3位  日本
4位  アメリカ
5位  トルコ
6位  イタリア
7位  ブラジル
8位  ドイツ
9位  キューバ
10位  アルゼンチン
11位  メキシコ
12位  ケニア
 
 
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